その他PCハードウェア
TP-Link TL-SG108-M2で2.5GbE環境を構築
TL-SG108-M2 | 8ポート 2.5G デスクトップスイッチ | TP-Link 日本
TP-Linkから実売価格2万円切りの2.5GbE 8ポートHUBが発売されたので、2.5GbE (2.5G LAN) 環境に更新してみました。

TP-Linkから実売価格2万円切りの2.5GbE 8ポートHUBが発売されたので、2.5GbE (2.5G LAN) 環境に更新してみました。

その他PCハードウェア
SUPER FLOWER LEADEX Platinum SE 1000W
お値段安めの安定電源として評判のSUPER FLOWERのLEADEX Platinum SE 1000Wを購入してみました。
(代理店DIRACの紹介ページはこちら)
私にとっては初めてのPlatinum電源です。

(代理店DIRACの紹介ページはこちら)
私にとっては初めてのPlatinum電源です。

その他PCハードウェア
BUFFALO WSR-5400AX6
これまで使用していたWi-FiルーターのNEC WG1900HPが時々ハングアップするようになってしまったので、BUFFALOのWSR-5400AX6を購入してみました。
ここ数年はNECのルーターばかり使用していましたが、購入可能価格のWi-Fi6 ルーター WX3000HPの評判が妙に悪そうなので久しぶりにBUFFALOルーターを選択しました。
現在我が家には運用中のWi-Fi6機器はありませんが、来年辺りにはスマホを買い換える可能性も考慮してWi-Fi6ルーターにしておきました。
ちなみにWSR-5400AX6には無印・Dシリーズ・Nシリーズとあるようですが、DとNは特定販売店向けモデルというだけのようなので基本的に差異はないと思われます。

ここ数年はNECのルーターばかり使用していましたが、購入可能価格のWi-Fi6 ルーター WX3000HPの評判が妙に悪そうなので久しぶりにBUFFALOルーターを選択しました。
現在我が家には運用中のWi-Fi6機器はありませんが、来年辺りにはスマホを買い換える可能性も考慮してWi-Fi6ルーターにしておきました。
ちなみにWSR-5400AX6には無印・Dシリーズ・Nシリーズとあるようですが、DとNは特定販売店向けモデルというだけのようなので基本的に差異はないと思われます。

その他PCハードウェア
CENTURY 四代目冷やし系HDD検温番 USB3.0 購入
USB HDDケースとしてCENTURYの四代目冷やし系HDD検温番 USB3.0を購入してみました。
USB HDDケースは色々な製品がありますが、今回は主目的が嫁のTV接続・録画用なので長時間駆動を考慮してファン付きを選択しました。
まぁ録画用ならUSB3.0は必須ではありませんが、いつものように他にも転用可能なように汎用性重視で選んでいます。

USB HDDケースは色々な製品がありますが、今回は主目的が嫁のTV接続・録画用なので長時間駆動を考慮してファン付きを選択しました。
まぁ録画用ならUSB3.0は必須ではありませんが、いつものように他にも転用可能なように汎用性重視で選んでいます。

その他PCハードウェア
RADEON + GeForceの異種混合挿し解除
今年4月に始めたRADEON + GeForceの異種混合挿しですが、タイトル通り解除しました。
理由は単純で、TMPGEnc Video Mastering Works 5でCUDAによるフィルタリング処理が出来なくなったためです。
理由は単純で、TMPGEnc Video Mastering Works 5でCUDAによるフィルタリング処理が出来なくなったためです。
その他PCハードウェア
アースソフト PT3を確保
アースソフトの地デジチューナー「PT3」が生産終了に (取材中に見つけた○○なもの) - AKIBA PC Hotline!
アースソフト
環境構築が非常に面倒ですが使いこなすと最高なTVチューナーカードPT3が突然終了になるという事で、入手出来るうちに予備用として1枚購入しました。
22日に発表されたようですが、普段からチェックして訳ではなかったため私が知ったのは24日です。
通販系はほぼ全滅状態でしたが、地元のショップにはまだ残っていたため確保出来ました。
いつもは不便な田舎町ですが、こういう時は助かります。

3年半前に購入した1枚目と全く変わらないシンプルな茶箱です。

箱の中にはピンクのプチプチに包まれた本体カードとロープロファイル用のブラケットが入ってるだけで、説明書はおろか保証書すら入っていないという潔さです。

嫁用のサブマシンで運用中の1枚目 (左) と並べてみました。
同じ型番でも勝手に劣化部品に載せ替えたりすることが横行するPCパーツ業界ですが、3年以上経っても全く変わっていないのはさすがです。

念のためFPGA回路バージョンをチェックしてみましたが、ちゃんと0x04でした。
まぁ相当眠らされていた個体でもない限り旧バージョンという事はないと思いますが、一瞬で完了するチェックなので購入時には最初に行った方がいいでしょう。
1枚目のPT3と交換して嫁サブマシンで軽くチェックしてみましたが、今のところ問題無いようです。
現在このマシンはバックアップ録画機としても使用しているので、数日自動録画して問題が出ないかをチェックする予定です。
アースソフト
環境構築が非常に面倒ですが使いこなすと最高なTVチューナーカードPT3が突然終了になるという事で、入手出来るうちに予備用として1枚購入しました。
22日に発表されたようですが、普段からチェックして訳ではなかったため私が知ったのは24日です。
通販系はほぼ全滅状態でしたが、地元のショップにはまだ残っていたため確保出来ました。
いつもは不便な田舎町ですが、こういう時は助かります。

3年半前に購入した1枚目と全く変わらないシンプルな茶箱です。

箱の中にはピンクのプチプチに包まれた本体カードとロープロファイル用のブラケットが入ってるだけで、説明書はおろか保証書すら入っていないという潔さです。

嫁用のサブマシンで運用中の1枚目 (左) と並べてみました。
同じ型番でも勝手に劣化部品に載せ替えたりすることが横行するPCパーツ業界ですが、3年以上経っても全く変わっていないのはさすがです。

念のためFPGA回路バージョンをチェックしてみましたが、ちゃんと0x04でした。
まぁ相当眠らされていた個体でもない限り旧バージョンという事はないと思いますが、一瞬で完了するチェックなので購入時には最初に行った方がいいでしょう。
1枚目のPT3と交換して嫁サブマシンで軽くチェックしてみましたが、今のところ問題無いようです。
現在このマシンはバックアップ録画機としても使用しているので、数日自動録画して問題が出ないかをチェックする予定です。
その他PCハードウェア
Seasonic SS-1050XM2
メインマシン→サブマシンと使い回していたCorsairの電源CMPSU-850AXJPの調子が悪くなりました。
数時間使用後一端電源を切ると、電源ONに出来なくなります。
その状態のまま数時間放置するとなんとか電源が入ります。
LINKSに問い合わせてみるとやはり交換品は評判の悪いRMにされるようなので、とりあえず交換は保留にして1台追加する事にしました。
Seasonic 80PLUS GOLD電源 XM2シリーズ・ゴールドモデル ATX12V・EPS12V SS-1050XM2 SS-1250XM2 - 株式会社オウルテック
実はメインマシンが、今年3月にCPUをi7-3930Kに換えたことにより850Wでは足りないと思われる状況でした。
更に型番変更を言い訳にした値上げにより、850KM3Sも860XP2Sもとんでもない高価格になっています。
値段もほとんど変わらない位だったので、思い切って初の1000Wクラス電源SS-1050XM2を購入してみました。
なお80PLUS PLATINUMのSS-1050XP3もありますが、例によって5,000円以上高いのでGOLDのSS-1050XM2を選択しました。
資金的に余裕のある人は精神的充足感のためにXP3シリーズを選ぶというのもありでしょう。
ちなみに1000Wクラスの電源を考えると、Seasonic OEMでありながら比較的廉価なCoolerMasterのV1000とV1200が最有力候補に挙がる事も多いと思います。
私も考えはしました…が、事の起こりは記事の先頭に書いてあるようにCorsairの詐欺商法が原因でもあるので、いつ生産を打ち切られ保証交換品が劣化品にされるかも分からないOEM系はパスしました。
常識で言えば生産打ち切り前に十分な数の交換用在庫をすべきだと思いますが、そもそも自社開発も出来ないベンダーが長期保証とか無理があっただけの話かもしれません。

外箱です。
ヒステリシスゾーン機能付きのハイブリッド・サイレントファンコントロール機能を大々的に謳っていますが、個人的にはそんな事より5年間 (Seasonic製電源を) 新品交換保証という部分が最重要です。

オウルテックの製品紹介ページの表部分でPCIe 6+2P:6と誤植してあるせいか、ほとんどの通販ページでコネクタが6個になっていますが正確には8個です。
もちろん箱表記だけでなく実際も8個あります。

全内容物です。
SS-850KM3と違い、大容量ビデオカード使用時のご注意のちらしが入っていません。
左上の説明書で小さく見えると思いますが、PCI-E 8ピンコネクタケーブルは1コネクタのケーブルが4本・2コネクタのケーブルが2本で合計8コネクタです。

本体は奥行き19cmのためそこそこ大きい感じです。
SANYOファンが付いてる部分が金色なのは80PLUS GOLDの製品だからでしょうか。
ちょっと見にくくなってしまいましたが、左側(排気部)の主電源スイッチはかなり大きめです。

モジュラーコネクタ部です。
ハイブリッド・サイレントファンコントロールの切り替えスイッチもこの面に付いています。

モジュラーケーブルの袋です。
SS-850KM3と同じように真ん中にACケーブルが挟んであり、両脇のマジックテープ蓋を開けるとモジュラーケーブルが入っています。

全モジュラーケーブルです。


組み込むとこんな感じです。
上がSS-850KM3 (16cm) 、下が今回のSS-1050XM2 (19cm) です。
奥行き19cmの電源なので、ケース下にファンを設置している方は注意が必要です。
メインマシンのケースVengeance C70はミドルタワーなので、ケーブルの長さは十分に足りています。
電源のON・OFF時の音ですが、SS-850KM3やCMPSU-850AXJPより大きくなっています。
ただ音質が850W物はカチンという感じに対し、コチンという感じに若干低音よりになっている感じです。
ワットモニターTAP-TST8で簡単に計測した結果はこんな感じです。
・アイドル時
SS-850KM3 135W
SS-1050XM2 138W
・ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク
SS-850KM3 669W
SS-1050XM2 658W
・OCCT AVX LINPACK
SS-850KM3 466W
SS-1050XM2 463W
最大出力が大きいためアイドル時だと効率が悪く3W負けていますが、FF14ベンチやOCCT中は同じ80PLUS GOLD規格であるにも関わらず若干効率が上のようです。
まぁでもこの程度の差だと個体差程度の差かもしれません。
少なくとも、高出力電源に換えたからと言ってあからさまに消費電力が上がったとかという馬鹿げた事実はありません。
大は小を兼ねると言っていい状態で、効率を気にしすぎてあえて低出力の電源を選ぶような汎用性のない選択は必要無いでしょう。
数時間使用後一端電源を切ると、電源ONに出来なくなります。
その状態のまま数時間放置するとなんとか電源が入ります。
LINKSに問い合わせてみるとやはり交換品は評判の悪いRMにされるようなので、とりあえず交換は保留にして1台追加する事にしました。
Seasonic 80PLUS GOLD電源 XM2シリーズ・ゴールドモデル ATX12V・EPS12V SS-1050XM2 SS-1250XM2 - 株式会社オウルテック
実はメインマシンが、今年3月にCPUをi7-3930Kに換えたことにより850Wでは足りないと思われる状況でした。
更に型番変更を言い訳にした値上げにより、850KM3Sも860XP2Sもとんでもない高価格になっています。
値段もほとんど変わらない位だったので、思い切って初の1000Wクラス電源SS-1050XM2を購入してみました。
なお80PLUS PLATINUMのSS-1050XP3もありますが、例によって5,000円以上高いのでGOLDのSS-1050XM2を選択しました。
資金的に余裕のある人は精神的充足感のためにXP3シリーズを選ぶというのもありでしょう。
ちなみに1000Wクラスの電源を考えると、Seasonic OEMでありながら比較的廉価なCoolerMasterのV1000とV1200が最有力候補に挙がる事も多いと思います。
私も考えはしました…が、事の起こりは記事の先頭に書いてあるようにCorsairの詐欺商法が原因でもあるので、いつ生産を打ち切られ保証交換品が劣化品にされるかも分からないOEM系はパスしました。
常識で言えば生産打ち切り前に十分な数の交換用在庫をすべきだと思いますが、そもそも自社開発も出来ないベンダーが長期保証とか無理があっただけの話かもしれません。

外箱です。
ヒステリシスゾーン機能付きのハイブリッド・サイレントファンコントロール機能を大々的に謳っていますが、個人的にはそんな事より5年間 (Seasonic製電源を) 新品交換保証という部分が最重要です。

オウルテックの製品紹介ページの表部分でPCIe 6+2P:6と誤植してあるせいか、ほとんどの通販ページでコネクタが6個になっていますが正確には8個です。
もちろん箱表記だけでなく実際も8個あります。

全内容物です。
SS-850KM3と違い、大容量ビデオカード使用時のご注意のちらしが入っていません。
左上の説明書で小さく見えると思いますが、PCI-E 8ピンコネクタケーブルは1コネクタのケーブルが4本・2コネクタのケーブルが2本で合計8コネクタです。

本体は奥行き19cmのためそこそこ大きい感じです。
SANYOファンが付いてる部分が金色なのは80PLUS GOLDの製品だからでしょうか。
ちょっと見にくくなってしまいましたが、左側(排気部)の主電源スイッチはかなり大きめです。

モジュラーコネクタ部です。
ハイブリッド・サイレントファンコントロールの切り替えスイッチもこの面に付いています。

モジュラーケーブルの袋です。
SS-850KM3と同じように真ん中にACケーブルが挟んであり、両脇のマジックテープ蓋を開けるとモジュラーケーブルが入っています。

全モジュラーケーブルです。


組み込むとこんな感じです。
上がSS-850KM3 (16cm) 、下が今回のSS-1050XM2 (19cm) です。
奥行き19cmの電源なので、ケース下にファンを設置している方は注意が必要です。
メインマシンのケースVengeance C70はミドルタワーなので、ケーブルの長さは十分に足りています。
電源のON・OFF時の音ですが、SS-850KM3やCMPSU-850AXJPより大きくなっています。
ただ音質が850W物はカチンという感じに対し、コチンという感じに若干低音よりになっている感じです。
ワットモニターTAP-TST8で簡単に計測した結果はこんな感じです。
・アイドル時
SS-850KM3 135W
SS-1050XM2 138W
・ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク
SS-850KM3 669W
SS-1050XM2 658W
・OCCT AVX LINPACK
SS-850KM3 466W
SS-1050XM2 463W
最大出力が大きいためアイドル時だと効率が悪く3W負けていますが、FF14ベンチやOCCT中は同じ80PLUS GOLD規格であるにも関わらず若干効率が上のようです。
まぁでもこの程度の差だと個体差程度の差かもしれません。
少なくとも、高出力電源に換えたからと言ってあからさまに消費電力が上がったとかという馬鹿げた事実はありません。
大は小を兼ねると言っていい状態で、効率を気にしすぎてあえて低出力の電源を選ぶような汎用性のない選択は必要無いでしょう。
その他PCハードウェア
高級産廃の危険な死に様
ここ最近実験機でWindows10のテストをしていましたが、ふとENERMAXの電源INFINITY 650W (EIN650AWT) の掃除をしてみたところ、これ以上使用するのは危険な状態を発見しました。

蓋を外した写真です。
保証が切れた後は時々蓋を開けてエアダスターで掃除していたので、ぱっと見はそれほど汚い状態ではないと思います。

この真ん中のコンデンサが若干膨らみかけているのが分かると思います。
安定さが欠け始める状態かと思いますが、まぁ動きとしてはまだ普通に動作していた感じです。
これを見つけた時は「今すぐ交換しなきゃって訳でも無さそうだけど、余ってる電源 (NRP-MC751) があるから交換しておくかな」という感じでしたが…。
角度を変えてこの束になってるコードの下を覗いてみたところ

…駄目じゃんこれ。
一番下の赤コードの被膜が焦げています。
火を噴く前に気付けて良かったです。
即廃棄品となりました。
このINFINITY 650Wは約8年前に購入し、1年半後全く電源が入らなくなる故障をしたので修理に出して返ってきたブツです。
嫁マシンでも3年以上使っていて、まぁ保証分の動作はしてくれたと思うので壊れた事自体は全く責める気はありません。
問題はこの発火しそうな状態になる設計でしょうね。
さすが某所で高級産廃と崇められるメーカーなだけはあります。
気になって今使っている電源SS-850KM3やCMPSU-850AXJPの内部写真を見てみましたが、Seasonicの電源はケーブルの束とコンデンサが密着しているような作りではないようです。
ただCWT製らしいNRP-MC751の内部写真ではやはり熱だまりになるケーブルの束があるので、安定動作していても時々掃除がてらチェックした方が良さそうです。

蓋を外した写真です。
保証が切れた後は時々蓋を開けてエアダスターで掃除していたので、ぱっと見はそれほど汚い状態ではないと思います。

この真ん中のコンデンサが若干膨らみかけているのが分かると思います。
安定さが欠け始める状態かと思いますが、まぁ動きとしてはまだ普通に動作していた感じです。
これを見つけた時は「今すぐ交換しなきゃって訳でも無さそうだけど、余ってる電源 (NRP-MC751) があるから交換しておくかな」という感じでしたが…。
角度を変えてこの束になってるコードの下を覗いてみたところ

…駄目じゃんこれ。
一番下の赤コードの被膜が焦げています。
火を噴く前に気付けて良かったです。
即廃棄品となりました。
このINFINITY 650Wは約8年前に購入し、1年半後全く電源が入らなくなる故障をしたので修理に出して返ってきたブツです。
嫁マシンでも3年以上使っていて、まぁ保証分の動作はしてくれたと思うので壊れた事自体は全く責める気はありません。
問題はこの発火しそうな状態になる設計でしょうね。
さすが某所で高級産廃と崇められるメーカーなだけはあります。
気になって今使っている電源SS-850KM3やCMPSU-850AXJPの内部写真を見てみましたが、Seasonicの電源はケーブルの束とコンデンサが密着しているような作りではないようです。
ただCWT製らしいNRP-MC751の内部写真ではやはり熱だまりになるケーブルの束があるので、安定動作していても時々掃除がてらチェックした方が良さそうです。
その他PCハードウェア
Seasonic SS-850KM3
庶民いじめの円安・増税により、私のような貧乏自作erには厳しい情勢が続いています。
そんな中、安定良質電源として名高いSeasonicのX-SERIESも実質的に大幅値上げになるようなので、予備的な意味もあり値上げ前に購入してみました。
Seasonic - 電源 - 株式会社オウルテック
XP2SシリーズとKM3SシリーズはそれぞれのS無しの後継と書かれていますが、まず間違いなく中身は同じで単なる値上げです。
発売当初は少なくとも各モデル1万円前後の値上げというとんでもない状況になるようです。
通常のX-SERIESには80 Plus PlatinumのXP2シリーズと80 Plus GoldのKM3シリーズがあり、それぞれ650W・750W・850Wがラインアップされています(厳密にはXP2シリーズは12V系が1A高く表記上10Wずつ高い型番) 。
うちで一番消費電力が高いのはi7-3820 OC+GTX670 SLIな私のメインマシンなので、それに合わせて850W物を選択しておけば大は小を兼ねるの理論で我が家の全マシンどれの電源が壊れても対応出来る事になります。
(1台1台最大消費電力を考えて容量を選べば消費電力的にほんの少し有利にはなりますが、汎用性を狭めるとパーツ変更時や故障時に色々制限されたりして結果高くつく事になりかねないので私は予算内での最大容量を選んでいます)
850WのXP2とKM3とでは5千円以上の実売価格差がありますが、私にはPlatinumとGoldの効率差に5千円以上の価値があるとはとても思えないのでGoldのSS-850KM3にしました。
ちなみに650WクラスだとXP2とKM3の差額は800円程度なので、これならばXP2を選んだ方がいいでしょうね。

箱表面です。

箱裏面です。

全内容物です。
電源本体はなかなか高級感のある袋に入っています。
ネジやタイラップと一緒に社名入りマジックテープのケーブルバンドも入っています。
左上の大容量ビデオカード使用時のご注意ちらしに関して罠があるのですが、後述します。

モジュラーケーブルケースはマジックテープを剥がすと間にACケーブルが挟まっています。

2つに分かれた袋両方にケーブルが詰まっています。

電源本体です。
フルモジュラー電源なのでケーブルは1本も生えていません。

ケーブルコネクタとハイブリッド・サイレントファンコントロール用スイッチです。
前型のKMとそのOEMであるCorsair AXシリーズと違い、低負荷でも常時ファンを回す事が可能なNormalモードに切り替える事が出来ます。

実はあまりの予定値上げ金額に驚き、2個購入していたりします。
まずは初期不良チェックとして実験機 (Core 2 Duo E8500@3.8GHz + GTX260)で動かしてみました。
2個とも問題無く起動し、X-SERIESでたまに話題になるコイル鳴きは全く感じられませんでした。
ただしハイブリッド・サイレントファンコントロールでモードスイッチをHybridにした時の挙動がちょっと疑問でした。
代理店オウルテックのKM3紹介ページでは25℃以下で負荷率20%(±5%)以下の時はファンが停止すると読み取れる図がありますが、ワットモニターTAP-TST8での実測340W(負荷率40%)を10分以上連続で掛けてもファンは停止したままでした。
筐体を触ってみるとホカホカしてたので25℃は超えているとは思うんですが…まぁ今は冬なので電源内のセンサー部は25℃を超えていなかっただけかもしれません。
ちなみに2個とも同じ挙動だったので個体差ではないと思われます。
スイッチをNormalにした時は電源ONで問題無くファンは回りました。
Hybridの設定でも500Wを超えるような負荷を掛けた時はちゃんと回り出したので、オウルテックの商品紹介ページでの説明が間違っているだけかもしれません。
予備機のつもりでしたが、つい誘惑に負けて私のメインマシンのAX850と交換してみました。
まぁ5年保証は購入日からなので折角なら使い倒してみようかと…。
ケースはCorsair C70ですが、ATX24ピンのメインケーブル以外は全てフラットケーブルのため今までのAX850より裏配線が楽になりました。
マザー用補助電源コネクタのEPS 12V 8ピンケーブルは延長無しで配線出来ました。
ワットモニターTAP-TST8でいくつか計測してみました。
・アイドル時
CMPSU-850AXJP 157W
SS-850KM3 155W
・ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編
CMPSU-850AXJP 615W
SS-850KM3 613W
・OCCT 4.4.1 POWER SUPPLY
CMPSU-850AXJP 714W
SS-850KM3 708W
アイドル時は最小値、FF14とOCCTは瞬間最大値です。
AX850はSeasonic OEMな事は有名ですが、中身は多分旧X-SERIESのSS-850KMかと思われます。
上記の通りで、同じ80PLUS GOLDモデルでもモデルチェンジで更に効率がよくなったようです。
上記写真の内容物一覧で分かりますが、添付品として注意書きが入っています。
ようは8+6ピンや8+8ピンの補助電源コネクタ付きの大電力を消費するビデオカードの場合、電源側のモジュラーは別々から接続するようにと書いてあるのです。
電源側のPCI-E 6+2ピン or CPU補助電源用モジュラーコネクタは6個あり、CPU補助電源ケーブルは2本付属しています(EPS 12V 8ピン、ATX 12V 4+4ピン)。
残り4つ分のコネクタがあるので、そこにPCI-Eモジュラーケーブルを4本繋げばいいのかと思いきや…なんと3本しか付属していません。
調べてみるとPCI-E 8+2ピンケーブルの仕様は
・オウルテック製品ページではコネクタ1基タイプが2本、コネクタ2基タイプが2本で、ケーブル数4本・コネクタ数6個になっている
・今回購入した製品はコネクタ2基タイプが3本で、ケーブル数3本のコネクタ6個になっている
確かにコネクタ数は同じ数ですが、ケーブル本数が少ないため2WAY SLIですら推奨接続方法が出来ません。
・SLIマーク付き
・定格850Wなので、8+6ピンのビデオカード(最大300W)×2搭載でも残り250Wの余裕があり、仕様範囲内のはず
から考えても、上記注意書きを考慮すると4本PCI-E補助電源ケーブルは同梱されているべきなので現在オウルテックに問い合わせています。
※追記
オウルテックサポートより返答があり、PCI-E補助電源ケーブルを追加で1本 (私は2個購入したので合計2本) 送ってくれるとの事です。
今回購入したSS-850KM3はGold電源としては非常に優秀であり、内部使用パーツ等から考えても安定性や耐久性なども期待出来る製品です。
Corsair・LINKSのAXシリーズの保証交換品が劣化品のRMにされてしまうという、あり得ない対応に嫌気がさしての本家Seasonicの選択ですが、代理店オウルテックの対応も納得出来る良いもので商品価格の高さもある意味しょうがないのかなという感じです。
購入を検討している人は値上がりモデルのみになってしまう前に決めた方がいいでしょう。
おまけ
約2年使用したAX850ですが、サブマシンに搭載前にエアダスターを吹こうと見てみると…。
ビックリするくらい内部に埃がありません。
もちろん実際にエアダスターを吹きかけてみると細かい埃は飛び散りましたが、今まで使ってきた他の電源に比べて驚異的に埃が少ないです。
低負荷時にファンが止まるハイブリッド・サイレントファンコントロールは伊達ではないようです。
最初850KM3をHybridかNormalかどちらのモードで使用するか決めかねていましたが、埃まみれになるのも発熱の要因であるのでHybridモードで使用する事にしました。
ちなみに我が家には現在SS-600HM・EG475P-VE・EIN650AWT・NRP-MC751×2の5年以上経った保証切れ電源が5個ありますが、保証切れの後は蓋を開けてエアダスターで奥の埃まで綺麗に除去している事で今でも全台安定稼働します。
電源の寿命には埃の量が密接に関係していると考えている私には、ハイブリッド・サイレントファンコントロールはうってつけの機能のようです。
※2015/10追記
確かに埃は少ないのですが、CMPSU-850AXJPが3年保たずに故障した事も考えるとやはり直接的な冷却の方が重要かもしれません。
結局現在はNormalモードで使用しています。
そんな中、安定良質電源として名高いSeasonicのX-SERIESも実質的に大幅値上げになるようなので、予備的な意味もあり値上げ前に購入してみました。
Seasonic - 電源 - 株式会社オウルテック
XP2SシリーズとKM3SシリーズはそれぞれのS無しの後継と書かれていますが、まず間違いなく中身は同じで単なる値上げです。
発売当初は少なくとも各モデル1万円前後の値上げというとんでもない状況になるようです。
通常のX-SERIESには80 Plus PlatinumのXP2シリーズと80 Plus GoldのKM3シリーズがあり、それぞれ650W・750W・850Wがラインアップされています(厳密にはXP2シリーズは12V系が1A高く表記上10Wずつ高い型番) 。
うちで一番消費電力が高いのはi7-3820 OC+GTX670 SLIな私のメインマシンなので、それに合わせて850W物を選択しておけば大は小を兼ねるの理論で我が家の全マシンどれの電源が壊れても対応出来る事になります。
(1台1台最大消費電力を考えて容量を選べば消費電力的にほんの少し有利にはなりますが、汎用性を狭めるとパーツ変更時や故障時に色々制限されたりして結果高くつく事になりかねないので私は予算内での最大容量を選んでいます)
850WのXP2とKM3とでは5千円以上の実売価格差がありますが、私にはPlatinumとGoldの効率差に5千円以上の価値があるとはとても思えないのでGoldのSS-850KM3にしました。
ちなみに650WクラスだとXP2とKM3の差額は800円程度なので、これならばXP2を選んだ方がいいでしょうね。

箱表面です。

箱裏面です。

全内容物です。
電源本体はなかなか高級感のある袋に入っています。
ネジやタイラップと一緒に社名入りマジックテープのケーブルバンドも入っています。
左上の大容量ビデオカード使用時のご注意ちらしに関して罠があるのですが、後述します。

モジュラーケーブルケースはマジックテープを剥がすと間にACケーブルが挟まっています。

2つに分かれた袋両方にケーブルが詰まっています。

電源本体です。
フルモジュラー電源なのでケーブルは1本も生えていません。

ケーブルコネクタとハイブリッド・サイレントファンコントロール用スイッチです。
前型のKMとそのOEMであるCorsair AXシリーズと違い、低負荷でも常時ファンを回す事が可能なNormalモードに切り替える事が出来ます。

実はあまりの予定値上げ金額に驚き、2個購入していたりします。
まずは初期不良チェックとして実験機 (Core 2 Duo E8500@3.8GHz + GTX260)で動かしてみました。
2個とも問題無く起動し、X-SERIESでたまに話題になるコイル鳴きは全く感じられませんでした。
ただしハイブリッド・サイレントファンコントロールでモードスイッチをHybridにした時の挙動がちょっと疑問でした。
代理店オウルテックのKM3紹介ページでは25℃以下で負荷率20%(±5%)以下の時はファンが停止すると読み取れる図がありますが、ワットモニターTAP-TST8での実測340W(負荷率40%)を10分以上連続で掛けてもファンは停止したままでした。
筐体を触ってみるとホカホカしてたので25℃は超えているとは思うんですが…まぁ今は冬なので電源内のセンサー部は25℃を超えていなかっただけかもしれません。
ちなみに2個とも同じ挙動だったので個体差ではないと思われます。
スイッチをNormalにした時は電源ONで問題無くファンは回りました。
Hybridの設定でも500Wを超えるような負荷を掛けた時はちゃんと回り出したので、オウルテックの商品紹介ページでの説明が間違っているだけかもしれません。
予備機のつもりでしたが、つい誘惑に負けて私のメインマシンのAX850と交換してみました。
まぁ5年保証は購入日からなので折角なら使い倒してみようかと…。
ケースはCorsair C70ですが、ATX24ピンのメインケーブル以外は全てフラットケーブルのため今までのAX850より裏配線が楽になりました。
マザー用補助電源コネクタのEPS 12V 8ピンケーブルは延長無しで配線出来ました。
ワットモニターTAP-TST8でいくつか計測してみました。
・アイドル時
CMPSU-850AXJP 157W
SS-850KM3 155W
・ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編
CMPSU-850AXJP 615W
SS-850KM3 613W
・OCCT 4.4.1 POWER SUPPLY
CMPSU-850AXJP 714W
SS-850KM3 708W
アイドル時は最小値、FF14とOCCTは瞬間最大値です。
AX850はSeasonic OEMな事は有名ですが、中身は多分旧X-SERIESのSS-850KMかと思われます。
上記の通りで、同じ80PLUS GOLDモデルでもモデルチェンジで更に効率がよくなったようです。
上記写真の内容物一覧で分かりますが、添付品として注意書きが入っています。
ようは8+6ピンや8+8ピンの補助電源コネクタ付きの大電力を消費するビデオカードの場合、電源側のモジュラーは別々から接続するようにと書いてあるのです。
電源側のPCI-E 6+2ピン or CPU補助電源用モジュラーコネクタは6個あり、CPU補助電源ケーブルは2本付属しています(EPS 12V 8ピン、ATX 12V 4+4ピン)。
残り4つ分のコネクタがあるので、そこにPCI-Eモジュラーケーブルを4本繋げばいいのかと思いきや…なんと3本しか付属していません。
調べてみるとPCI-E 8+2ピンケーブルの仕様は
・オウルテック製品ページではコネクタ1基タイプが2本、コネクタ2基タイプが2本で、ケーブル数4本・コネクタ数6個になっている
・今回購入した製品はコネクタ2基タイプが3本で、ケーブル数3本のコネクタ6個になっている
確かにコネクタ数は同じ数ですが、ケーブル本数が少ないため2WAY SLIですら推奨接続方法が出来ません。
・SLIマーク付き
・定格850Wなので、8+6ピンのビデオカード(最大300W)×2搭載でも残り250Wの余裕があり、仕様範囲内のはず
から考えても、上記注意書きを考慮すると4本PCI-E補助電源ケーブルは同梱されているべきなので現在オウルテックに問い合わせています。
※追記
オウルテックサポートより返答があり、PCI-E補助電源ケーブルを追加で1本 (私は2個購入したので合計2本) 送ってくれるとの事です。
今回購入したSS-850KM3はGold電源としては非常に優秀であり、内部使用パーツ等から考えても安定性や耐久性なども期待出来る製品です。
Corsair・LINKSのAXシリーズの保証交換品が劣化品のRMにされてしまうという、あり得ない対応に嫌気がさしての本家Seasonicの選択ですが、代理店オウルテックの対応も納得出来る良いもので商品価格の高さもある意味しょうがないのかなという感じです。
購入を検討している人は値上がりモデルのみになってしまう前に決めた方がいいでしょう。
おまけ
約2年使用したAX850ですが、サブマシンに搭載前にエアダスターを吹こうと見てみると…。
ビックリするくらい内部に埃がありません。
もちろん実際にエアダスターを吹きかけてみると細かい埃は飛び散りましたが、今まで使ってきた他の電源に比べて驚異的に埃が少ないです。
低負荷時にファンが止まるハイブリッド・サイレントファンコントロールは伊達ではないようです。
ちなみに我が家には現在SS-600HM・EG475P-VE・EIN650AWT・NRP-MC751×2の5年以上経った保証切れ電源が5個ありますが、保証切れの後は蓋を開けてエアダスターで奥の埃まで綺麗に除去している事で今でも全台安定稼働します。
電源の寿命には埃の量が密接に関係していると考えている私には、ハイブリッド・サイレントファンコントロールはうってつけの機能のようです。
※2015/10追記
確かに埃は少ないのですが、CMPSU-850AXJPが3年保たずに故障した事も考えるとやはり直接的な冷却の方が重要かもしれません。
結局現在はNormalモードで使用しています。
その他PCハードウェア
Vengeance Series C70 その2
前回からちょっと時間を空けてしまいましたが、今回は実際組んでみた感じを書いてみます。
なおこのC70はミニタリー風なためか外人には人気があるようで、画像でググると本格水冷やら本体へのペイントやらアクリル窓を密閉式にしたものやら凝った改造マシンが色々引っかかりますが、私は資金も無く面倒くさがりでもあるので超チープな工作で仕上げています。

ほぼ組み上がった状態です。
CoolerMasterの4-in-3 Device Moduleは3つ目のフロントファンを付けるためだけの目的で取り付けています。
折角なのでフロントくらいはLEDファンにしようと思ったのですが、一度に3個も購入しなければならなかったため格安のサイズ AKA-KAZEにしてみました。
そこはかとなくチープ感漂うファンですが、同時に3個使用していてもAmazonで約1名に酷評されているような不良は2週間程使った現在もありません。
普通の1,200rpm LEDファンです。
軸音は耳を近づけると微かに聞こえる個体がありましたが、実際に運用してみると特に気にはならないレベルです。

組み込んだ中身です。
5インチベイの4-in-3 Device Moduleですが、実は2段目と3段目がフロント側の支えにつっかえて入りきらなかったため支えをペンチで強引に開いて入れています。
長さ275mmのGV-N670OC-2GDも余裕で収まっています。
Corsair本家のC70ページによると最大ビデオカード長は公称320mmです。
電源AX850の4+4ピン12V電源モジュラーケーブルは仕様表によると約60cmのようですが、延長ケーブル無しで裏配線可能でした。

トップ部のラジエター用の通気口は私の場合空冷のため使いません。
550Dのように蓋もなければダストフィルターさえも付いていないので、ほっとくとここから埃が大量に侵入しそうです。
排気ファンを付けるという手もありますが、基本的に正圧ケースに仕上げたかったので排気ファンを無闇に増やしたくもありません。
そこでSilverStoneの磁石付きダストフィルター FF142を購入してみました。
サイズを測ると分かるのですが、まるで専用パーツのようにトップ通気口とサイズが近いです。
そのためケース外側ではなく磁石付きを生かして内側に付ける事も可能です。
これでトップ通気口の全ての穴をカバーしてくれるので、上から内部に入る埃を大幅に抑えてくれそうです。

例によってCorsairケースなのでスピーカーが付いていません。
私の場合は国民機起動音発生装置 PiPoを鳴らすためにもスピーカーは必須なので、廃棄候補のケースから引っぺがして設置しています。

気休めかもしれませんが、I/O部のヘッドホンケーブルにフェライトコアを付けました。
ATH-CKS90には抵抗ケーブルをかませて感度を下げている事もあり、とりあえずは全くノイズは聞こえない状態です。
ただし私の個体ではヘッドホンジャックがキツく、挿す時ケース毎揺れるくらい挿しにくい状態です。

C70のファン取り付け穴は殆ど防振用のゴムが付いていますが、このフロント部分には付いていないため100均で購入したスポンジシートを小さく切って貼ってみました。
見た目はかなりチープですが、まぁ普段隠れる部分なので機能を果たせばよしとします。

今回の一番チープな工作がこのHDDアクセスランプの赤化です。
550Dでは外側ランプ窓とLEDの間に赤セロファンを挟む事で赤化出来ましたが、このC70ではフロントパネルにランプ窓は付いてなく、穴が空いてるだけで直接I/O部のHDDランプが見える状態です。
I/O部の写真に映っているHDDランプを見ると白い半透明のカバーが被さっているように見えますが、I/O部をばらしてみるとこのHDDランプは一体型形成されていて間にセロファンを挟むなど無理です。
仕方が無いので赤セロファンを穴に貼る事で赤化しました。
外から直接セロファンが見えるため、緩いとシワが見えてよりチープになるのでピンと張った状態になるようにしています。

左サイドパネルはこんな感じです。
下穴はビデオカード廃熱用に排気方向でファンを付け、上穴はほっておくと無駄な埃の侵入口になりかねないのでSilverStoneのダストフィルター FF143Bを取り付けています。
なおこのFF143Bは磁石付きですが、当然アクリル窓には付かないので両面テープで貼り付けています。
サイドパネルファンは14cmファンも装着可能ですが、大型の空冷CPUクーラーだと干渉するとの情報を見た事があるので12cmファンにしておきました。
一応補足説明しておくと、このようなサイドパネルのファンはメーカー標準だと全て吸気方向で取り付けられています。
ビデオカードが外排気のタイプ・一般的にはリファレンス系ですが、このタイプだと吸気で正解で私の過去の実験でも約4℃下がっていました(Leadtek GTX260で計測)。
逆にビデオカードが内排気タイプのオリジナルファン系の場合確かに吸気で温度は下がるのですが、ビデオカードが排気した熱がケースの排気ファン(リアかトップ)方向に押しやられるだけなので、CPUの温度が上がります。
前のビデオカード N480GTX Lightningの時はCPU温度が4℃以上上がりました。
そこで排気方向に設置してみたところ、ビデオカードの温度は吸気方向設置より1℃上がってしまいましたが (当然ファンを付けないよりは下がっています) CPUの温度は全く上がらなくなったので、私の中では内排気系ビデオカードではサイドファンは排気方向と決まっています。
まぁ素人考えでも、発生した熱は最短距離でケース内から排除するのは理にかなってると思います。

このC70のサイドパネルロックは実際触ってみると分かりますが、かなりキツイ感じでパチン!と閉まります。
そのため何も気にせず開け閉めしているとサイドパネルの塗装が剥げてしまうようです。
というか私の個体は始めから既に1ヵ所剥げかかっている場所がありました。
そこでゴムシートを貼って保護してみました。
ちなみに最初は上記フロントファン部に貼った100均のスポンジシートを貼ってみたんですが、一撃でペッタンコになるほどの衝撃だったので役に立たなさそうでした。

サイドパネルのアクリル窓を留めるネジ穴ですが、1ヵ所を5mmほど鉄ヤスリで削りました。
何故こんなことをしたのかというと、CPUクーラーのR1 ULTIMATEと干渉したためです。
Corsair公式ではCPUクーラー高は最大170mmまでOKになっており、R1 ULTIMATEは168.3mmなので範囲内のはずですが、CorsairのCPUクーラー想定面積はそれほど大きくないようです。
そのためフロント側からリア側までもかなりの大きさを誇るR1 ULTIMATEでは干渉問題が出てしまいました。
幸いにも左サイドパネルにはアクリル窓があるため干渉部分を特定出来、このネジ止め部分と判明したため高さを削る事で対処しました。
数字上では範囲内なのに実際には干渉してしまうのは残念な限りですが、そもそもCorsair自体は簡易水冷クーラーしか発売していないため、大型空冷クーラーの大きさ自体を舐めてる…というか真面目に想定していないのでしょう。
ふと気になってサブマシンの550Dのサイドパネルも見てみましたが、サイドパネルに付いているファン穴を塞ぐ蓋をロックする機構が内側に16mm程飛び出ています。
このため公称180mmまでのCPUクーラーがOKの550Dも、実際には結構制約があると思われます。
サブマシンで使用しているTRUE Black 120は高さが160.5mmなので問題はありませんでしたが、R1 ULTIMATEは干渉しそうな感じです。
ざっと見た感じ対処方法は、550Dのサイドパネルのファン穴蓋は外しっぱなしにし、ロック機構はネジ止めのようなのでこれを外す事により回避出来そうでした。

サイドパネルのファンはこのようにマザーボードに付けた延長ケーブルに繋げるようにしています。
長さ的な問題ではなく、メンテナンス性改善のためです。
一度でもサイドパネルファンを使用した方には分かってもらえると思います。

完成した状態です。
フロントファンのLEDはご覧の通り結構地味目なので若干部屋を暗くして撮っています。
メインスイッチの光り方は独特で、まぶしすぎるような事もなく気に入りました。
4-in-3 Device Moduleのせいで、まるでCoolerMasterのケースのように見えてしまうのがちょっと困りものですが…。

左サイドパネルや内部にはLEDファンを使っていないので、かなり地味というか寂しい感じです。
普段使う時の場所に置くとこの左側は見えなくなるでどうでもいいと思っていましたが、いざこうやって見ると多少は光らせた方が良かったかなと思ったり思わなかったりなので、そのうちLEDファンにすることがあるかもしれません…。
このC70のいまいちな点は上記の対策写真説明で殆ど書いてしまいました。
逆に気に入った点は
・キャリングハンドルが最高
このケースを購入して良かったと思う半分はこのキャリングハンドルです。
そもそもPCケースはその重量や大きさの割に、移動のための持ちやすさという物が殆ど考えられていません。
床置きマシンの場合はこのキャリングハンドルが絶大な効果を発揮します。
上方の棚置きマシンだとあまり意味がないですけどね。
・左右ともワンタッチロックのサイドパネル
正確にはロックが2つずつなのでツータッチになるんでしょうか?。
とにかく横スライド式やいちいち背部でネジを締めないと駄目なパネルは要りません。
ちなみにうちでの廃棄候補筆頭にTQ-2000という10年以上前の大型ケースがありますが、横スライド式のこのケースでは、右サイドパネルを開けるのに足でケースのリア部を押さえ両手でサイドパネルを思いっきり引っ張る作業が必要になっています。
こんなメンテナンス性最悪な横スライド式ケースには二度と関わりたくありません。
個人的な想像ですが、多分現時点で最高のサイドパネル構造は同じCorsairの760T・730Tのスイングアウト機構だと思っています。
・予想より剛性感のある作り
最初に箱から取り出した時「軽!」っとなったので(キャリングハンドルのせいで持ちやすかったのもありますが)、正直剛性感には不安もありましたが、実際組んでみると全く問題ありませんでした。
全パーツを組み込んだ後横倒しの状態で移動させたり起こしたりする時に、どこを掴んでも不安なたわみが出る事はありません。
数値で計れはしませんが、個人的には550Dより剛性感は高いと感じました。
穴だらけのケースの割に立派だと思います。
まぁ550Dも蓋がしてあるだけで実は結構穴だらけですが。
なお当然ながら前のケースBX-03B-B-B/WOPSよりは剛性自体はは落ちていると思われます。
重さも相当違うのでしょうがない事ですが、必要十分な剛性があるなら少しでも軽い方がいいのでC70の方が使い勝手は上です。
・色々余裕のある大きさ
代理店LinksのC70紹介ページではATXまでとなっていますが、Corsair公式のC70ページではE-ATXとなっており、ATXを超える大きさのマザー(ASUS R.O.G.のExtremeシリーズなど)を搭載可能です。
最大ビデオカード長は320mmになっていますが、HDDケージに装着されているファンを外すともっと余裕が出来ます。
今のところ私は使いませんが、トップ部に同社のH110も搭載可能な大型通風口が設置されています。
少々残念だったのは上記写真項目で書いた通り、CPUクーラーが170mmまでとなっているのに168.3mmのR1 ULTIMATEで干渉問題が出た事ですね。
まぁ前のケースBX-03B-B-B/WOPSがE-ATX対応の大型ケースだった事もありC70の大きさに感動という訳ではありませんが、似たような大きさで裏配線や下電源といった今時のケースになった事が重要です。
細かい不満点はありますが、殆どは対策を施せたのでC70の総合満足度は高いです。
BX-03B-B-B/WOPSに比べて全体重量が減り、キャリングハンドルが付いてる事もあり非常にメンテナンス性が上がりました。
5インチベイに多少強引に内蔵したCoolerMasterの4-in-3 Device Moduleによりフロント吸気ファン3つ状態にしていますが、当初の目的正圧ケースは成功しているようです。
10日ほど稼働後ファンフィルターを見てみるとフロント側だけうっすらと埃が付いていましたが、トップやサイドのフィルターには殆ど埃は付いていませんでした。
12cmファンは合計7個も設置していますが、適度な速度に調整する事でBX-03B-B-B/WOPS時代の12cm×2・9cm×4よりかなり静かになりました。
R1 ULTIMATEとの干渉は残念でしたが、Corsairが簡易水冷クーラーしか出していないので考慮しきれないんでしょう。
この問題はケースとクーラーのメーカーが違うとどうしても起きてしまう問題かもしれません。
総合的には優秀なこのVengeance C70ですが、見た目だけ重視のアクリル密閉式サイドパネルではないためか日本では終息間近な雰囲気が感じられます。
興味がある方は早めに決断した方がいいかもしれません。
なおこのC70はミニタリー風なためか外人には人気があるようで、画像でググると本格水冷やら本体へのペイントやらアクリル窓を密閉式にしたものやら凝った改造マシンが色々引っかかりますが、私は資金も無く面倒くさがりでもあるので超チープな工作で仕上げています。

ほぼ組み上がった状態です。
CoolerMasterの4-in-3 Device Moduleは3つ目のフロントファンを付けるためだけの目的で取り付けています。
折角なのでフロントくらいはLEDファンにしようと思ったのですが、一度に3個も購入しなければならなかったため格安のサイズ AKA-KAZEにしてみました。
そこはかとなくチープ感漂うファンですが、同時に3個使用していてもAmazonで約1名に酷評されているような不良は2週間程使った現在もありません。
普通の1,200rpm LEDファンです。
軸音は耳を近づけると微かに聞こえる個体がありましたが、実際に運用してみると特に気にはならないレベルです。

組み込んだ中身です。
5インチベイの4-in-3 Device Moduleですが、実は2段目と3段目がフロント側の支えにつっかえて入りきらなかったため支えをペンチで強引に開いて入れています。
長さ275mmのGV-N670OC-2GDも余裕で収まっています。
Corsair本家のC70ページによると最大ビデオカード長は公称320mmです。
電源AX850の4+4ピン12V電源モジュラーケーブルは仕様表によると約60cmのようですが、延長ケーブル無しで裏配線可能でした。

トップ部のラジエター用の通気口は私の場合空冷のため使いません。
550Dのように蓋もなければダストフィルターさえも付いていないので、ほっとくとここから埃が大量に侵入しそうです。
排気ファンを付けるという手もありますが、基本的に正圧ケースに仕上げたかったので排気ファンを無闇に増やしたくもありません。
そこでSilverStoneの磁石付きダストフィルター FF142を購入してみました。
サイズを測ると分かるのですが、まるで専用パーツのようにトップ通気口とサイズが近いです。
そのためケース外側ではなく磁石付きを生かして内側に付ける事も可能です。
これでトップ通気口の全ての穴をカバーしてくれるので、上から内部に入る埃を大幅に抑えてくれそうです。

例によってCorsairケースなのでスピーカーが付いていません。
私の場合は国民機起動音発生装置 PiPoを鳴らすためにもスピーカーは必須なので、廃棄候補のケースから引っぺがして設置しています。

気休めかもしれませんが、I/O部のヘッドホンケーブルにフェライトコアを付けました。
ATH-CKS90には抵抗ケーブルをかませて感度を下げている事もあり、とりあえずは全くノイズは聞こえない状態です。
ただし私の個体ではヘッドホンジャックがキツく、挿す時ケース毎揺れるくらい挿しにくい状態です。

C70のファン取り付け穴は殆ど防振用のゴムが付いていますが、このフロント部分には付いていないため100均で購入したスポンジシートを小さく切って貼ってみました。
見た目はかなりチープですが、まぁ普段隠れる部分なので機能を果たせばよしとします。

今回の一番チープな工作がこのHDDアクセスランプの赤化です。
550Dでは外側ランプ窓とLEDの間に赤セロファンを挟む事で赤化出来ましたが、このC70ではフロントパネルにランプ窓は付いてなく、穴が空いてるだけで直接I/O部のHDDランプが見える状態です。
I/O部の写真に映っているHDDランプを見ると白い半透明のカバーが被さっているように見えますが、I/O部をばらしてみるとこのHDDランプは一体型形成されていて間にセロファンを挟むなど無理です。
仕方が無いので赤セロファンを穴に貼る事で赤化しました。
外から直接セロファンが見えるため、緩いとシワが見えてよりチープになるのでピンと張った状態になるようにしています。

左サイドパネルはこんな感じです。
下穴はビデオカード廃熱用に排気方向でファンを付け、上穴はほっておくと無駄な埃の侵入口になりかねないのでSilverStoneのダストフィルター FF143Bを取り付けています。
なおこのFF143Bは磁石付きですが、当然アクリル窓には付かないので両面テープで貼り付けています。
サイドパネルファンは14cmファンも装着可能ですが、大型の空冷CPUクーラーだと干渉するとの情報を見た事があるので12cmファンにしておきました。
一応補足説明しておくと、このようなサイドパネルのファンはメーカー標準だと全て吸気方向で取り付けられています。
ビデオカードが外排気のタイプ・一般的にはリファレンス系ですが、このタイプだと吸気で正解で私の過去の実験でも約4℃下がっていました(Leadtek GTX260で計測)。
逆にビデオカードが内排気タイプのオリジナルファン系の場合確かに吸気で温度は下がるのですが、ビデオカードが排気した熱がケースの排気ファン(リアかトップ)方向に押しやられるだけなので、CPUの温度が上がります。
前のビデオカード N480GTX Lightningの時はCPU温度が4℃以上上がりました。
そこで排気方向に設置してみたところ、ビデオカードの温度は吸気方向設置より1℃上がってしまいましたが (当然ファンを付けないよりは下がっています) CPUの温度は全く上がらなくなったので、私の中では内排気系ビデオカードではサイドファンは排気方向と決まっています。
まぁ素人考えでも、発生した熱は最短距離でケース内から排除するのは理にかなってると思います。

このC70のサイドパネルロックは実際触ってみると分かりますが、かなりキツイ感じでパチン!と閉まります。
そのため何も気にせず開け閉めしているとサイドパネルの塗装が剥げてしまうようです。
というか私の個体は始めから既に1ヵ所剥げかかっている場所がありました。
そこでゴムシートを貼って保護してみました。
ちなみに最初は上記フロントファン部に貼った100均のスポンジシートを貼ってみたんですが、一撃でペッタンコになるほどの衝撃だったので役に立たなさそうでした。

サイドパネルのアクリル窓を留めるネジ穴ですが、1ヵ所を5mmほど鉄ヤスリで削りました。
何故こんなことをしたのかというと、CPUクーラーのR1 ULTIMATEと干渉したためです。
Corsair公式ではCPUクーラー高は最大170mmまでOKになっており、R1 ULTIMATEは168.3mmなので範囲内のはずですが、CorsairのCPUクーラー想定面積はそれほど大きくないようです。
そのためフロント側からリア側までもかなりの大きさを誇るR1 ULTIMATEでは干渉問題が出てしまいました。
幸いにも左サイドパネルにはアクリル窓があるため干渉部分を特定出来、このネジ止め部分と判明したため高さを削る事で対処しました。
数字上では範囲内なのに実際には干渉してしまうのは残念な限りですが、そもそもCorsair自体は簡易水冷クーラーしか発売していないため、大型空冷クーラーの大きさ自体を舐めてる…というか真面目に想定していないのでしょう。
ふと気になってサブマシンの550Dのサイドパネルも見てみましたが、サイドパネルに付いているファン穴を塞ぐ蓋をロックする機構が内側に16mm程飛び出ています。
このため公称180mmまでのCPUクーラーがOKの550Dも、実際には結構制約があると思われます。
サブマシンで使用しているTRUE Black 120は高さが160.5mmなので問題はありませんでしたが、R1 ULTIMATEは干渉しそうな感じです。
ざっと見た感じ対処方法は、550Dのサイドパネルのファン穴蓋は外しっぱなしにし、ロック機構はネジ止めのようなのでこれを外す事により回避出来そうでした。

サイドパネルのファンはこのようにマザーボードに付けた延長ケーブルに繋げるようにしています。
長さ的な問題ではなく、メンテナンス性改善のためです。
一度でもサイドパネルファンを使用した方には分かってもらえると思います。

完成した状態です。
フロントファンのLEDはご覧の通り結構地味目なので若干部屋を暗くして撮っています。
メインスイッチの光り方は独特で、まぶしすぎるような事もなく気に入りました。
4-in-3 Device Moduleのせいで、まるでCoolerMasterのケースのように見えてしまうのがちょっと困りものですが…。

左サイドパネルや内部にはLEDファンを使っていないので、かなり地味というか寂しい感じです。
普段使う時の場所に置くとこの左側は見えなくなるでどうでもいいと思っていましたが、いざこうやって見ると多少は光らせた方が良かったかなと思ったり思わなかったりなので、そのうちLEDファンにすることがあるかもしれません…。
このC70のいまいちな点は上記の対策写真説明で殆ど書いてしまいました。
逆に気に入った点は
・キャリングハンドルが最高
このケースを購入して良かったと思う半分はこのキャリングハンドルです。
そもそもPCケースはその重量や大きさの割に、移動のための持ちやすさという物が殆ど考えられていません。
床置きマシンの場合はこのキャリングハンドルが絶大な効果を発揮します。
上方の棚置きマシンだとあまり意味がないですけどね。
・左右ともワンタッチロックのサイドパネル
正確にはロックが2つずつなのでツータッチになるんでしょうか?。
とにかく横スライド式やいちいち背部でネジを締めないと駄目なパネルは要りません。
ちなみにうちでの廃棄候補筆頭にTQ-2000という10年以上前の大型ケースがありますが、横スライド式のこのケースでは、右サイドパネルを開けるのに足でケースのリア部を押さえ両手でサイドパネルを思いっきり引っ張る作業が必要になっています。
こんなメンテナンス性最悪な横スライド式ケースには二度と関わりたくありません。
個人的な想像ですが、多分現時点で最高のサイドパネル構造は同じCorsairの760T・730Tのスイングアウト機構だと思っています。
・予想より剛性感のある作り
最初に箱から取り出した時「軽!」っとなったので(キャリングハンドルのせいで持ちやすかったのもありますが)、正直剛性感には不安もありましたが、実際組んでみると全く問題ありませんでした。
全パーツを組み込んだ後横倒しの状態で移動させたり起こしたりする時に、どこを掴んでも不安なたわみが出る事はありません。
数値で計れはしませんが、個人的には550Dより剛性感は高いと感じました。
穴だらけのケースの割に立派だと思います。
まぁ550Dも蓋がしてあるだけで実は結構穴だらけですが。
なお当然ながら前のケースBX-03B-B-B/WOPSよりは剛性自体はは落ちていると思われます。
重さも相当違うのでしょうがない事ですが、必要十分な剛性があるなら少しでも軽い方がいいのでC70の方が使い勝手は上です。
・色々余裕のある大きさ
代理店LinksのC70紹介ページではATXまでとなっていますが、Corsair公式のC70ページではE-ATXとなっており、ATXを超える大きさのマザー(ASUS R.O.G.のExtremeシリーズなど)を搭載可能です。
最大ビデオカード長は320mmになっていますが、HDDケージに装着されているファンを外すともっと余裕が出来ます。
今のところ私は使いませんが、トップ部に同社のH110も搭載可能な大型通風口が設置されています。
少々残念だったのは上記写真項目で書いた通り、CPUクーラーが170mmまでとなっているのに168.3mmのR1 ULTIMATEで干渉問題が出た事ですね。
まぁ前のケースBX-03B-B-B/WOPSがE-ATX対応の大型ケースだった事もありC70の大きさに感動という訳ではありませんが、似たような大きさで裏配線や下電源といった今時のケースになった事が重要です。
細かい不満点はありますが、殆どは対策を施せたのでC70の総合満足度は高いです。
BX-03B-B-B/WOPSに比べて全体重量が減り、キャリングハンドルが付いてる事もあり非常にメンテナンス性が上がりました。
5インチベイに多少強引に内蔵したCoolerMasterの4-in-3 Device Moduleによりフロント吸気ファン3つ状態にしていますが、当初の目的正圧ケースは成功しているようです。
10日ほど稼働後ファンフィルターを見てみるとフロント側だけうっすらと埃が付いていましたが、トップやサイドのフィルターには殆ど埃は付いていませんでした。
12cmファンは合計7個も設置していますが、適度な速度に調整する事でBX-03B-B-B/WOPS時代の12cm×2・9cm×4よりかなり静かになりました。
R1 ULTIMATEとの干渉は残念でしたが、Corsairが簡易水冷クーラーしか出していないので考慮しきれないんでしょう。
この問題はケースとクーラーのメーカーが違うとどうしても起きてしまう問題かもしれません。
総合的には優秀なこのVengeance C70ですが、見た目だけ重視のアクリル密閉式サイドパネルではないためか日本では終息間近な雰囲気が感じられます。
興味がある方は早めに決断した方がいいかもしれません。