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N480GTX Lightning

遅ればせながら夏仕様

実はもう先月に変更していた事なんですが…。

連日の猛暑により、予想通りi7-950が耐えきれずにエラーでゲーム落ちの現象が出ました。
エアコンはあるのですが、安物エアコンですし節電の風潮で室温は27~29度です(マシンの周りはもっと高い可能性あり)。
試しにOCCT LINPACKをしてみるとやはりエラーがでてしまいました。
そこで以前調整した設定「i7-950@4.2GHz HT OFF」に変更しOCCT LINPACKでテストしてみました。
この設定だとOKだったので、涼しくなるまではこの状態で使用する予定です。

さてi7-950はこれでいいのですが、480Lightningの方も気になります。
PSO2が出るまでの繋ぎのつもりでFNOというMMOクリゲーをやっているんですが、このゲーム放置狩りが可能なので480LightningのP0ステータス使用時間がかなり長かったりします。
コア810MHzはOCCT GPUテストも通過しているので基本的には大丈夫だと思うんですが、最悪でもKeplerが出るまでは保って貰わないとGPU難民になってしまいそうです。

そこで480LightningのBIOSをまたまた弄ってみました。

まずはクロックを決めます。
標準の750MHzより落とすのはなんか負けたみたいでつまらない、810MHzは耐久度的に心配です。
そこで思いついたのがGTX580のリファレンスクロックです。
コア772MHz・メモリ2004MHz(のDDR)で、メモリクロックも数MHzしか変わらないので問題は出ないと判断し全て同じクロックにしてみました。

クロックを下げたので電圧も下げれるだけ下げてみました。
最初は1.0255Vで通らないか試してみましたが、残念ながらOCCT GPUテストでエラーが出ました。
1段階上げた1.038Vではエラー無しで1時間完走出来たのでこれに決定です。

結果出来上がったBIOSはこのようになりました。
NiBiTor_13.jpg
例によって赤枠の部分が標準状態からの変更箇所です。

Fermi Clocks
P7(ビデオアクセラレーション時)のクロックはコア・メモリ共に最初に弄った時の数値に下げました。
このクロックでも地デジ鑑賞も問題ない負荷率で、加えてこのクロックだとP3と同じ最低電圧で稼働可能というのが決め手です。
P12はどうやら低負荷時の3Dモード用設定らしいので、無理に下げずメモリだけP15に合わせておきました。

Fermi Voltage
今回はP15用の電圧も下げたいので、実質2ヵ所しか使用出来ません。
Setting 2の電圧も弄れそうに見えますが、私の実験ではここを弄ってBIOSをカードに書き込んでベリファイするとエラーになります。
逆に言うとSetting 2の電圧値を弄らなければ割り当てる事は可能です(私の480Lightningでは1.07Vが掛かります)。

という訳でP3とP7用に弄ったSetting 0、P12とP15用に弄ったSetting 3を割り当てます。


こうして弄った後FNOで温度とかを見てみましたが、ぶっちゃけ1度位しか下がりませんでした(GPU負荷率50%前後時)。
ただ、最大負荷がかかるOCCT GPUテスト時に結構大きな違いが出ました。

コア810MHz・1.07V
 最高温度88度、550W

コア772MHz・1.03V
 最高温度82度、515W

とりあえず温度も消費電力も減ったので480Lightningには優しい設定になったと思います。

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N480GTX Lightning

N480GTX Lightning BIOS改造 その2

記事にはしていませんでしたが、480Lightningの設定はちょこちょこ弄っています。

ふと思い立ちGPU-Zでコアクロックを見てみると、800MHz設定だと797MHzと表示されます。
そういえば9600GT以外のNVIDIA GPUは変な区切りで周波数が上がっていくことを思い出し、797MHzの次を探ってみると810MHzになりました。
試しにOCCT GPUテストをしてみると…無事1時間通りました。
そこでAfterburnerで810MHzに起動時設定してみました。

ところが起動時に810MHz設定にすると、起動処理中にnvlddmkm.sysのエラーでBSoDが出るようになってしまいました。
最初はLightning Tweakerのせいかと思いましたが、どうも違うようです。
Afterburnerで800MHz指定だと全く問題無いのに810MHzだとBSoDです。
OCCT GPUテスト1時間OKですし、起動処理完了後手動で810MHzにすると全く問題無いので、Afterburnerの起動時OC処理もしくは弄ったBIOSに問題があると考えてBIOSの見直し+BIOSレベルでのOC設定をすることにしました。

さて世の中にはFermi BIOS EditorというNiBiTorとは違うBIOSエディターが存在するようです。
本来非公開物らしいのですが、まぁ探せば出てくるもので2つのバージョンを見つけることが出来ました。
バージョン1.5.5.1はググると(多分)2番目に出てくる日本人の方のページから落とすことが出来ます。
バージョン1.5.5.2はhttp://www.forum-3dcenter.org/vbulletin/showthread.php?t=498417の1番目の書き込みの最後の部分にリンクがあります。

上記Fermi BIOS Editorを探している途中、すばらしい解説ページを見つけました。
英語なのが大問題ですが、大量のSSを使って解説しているので私のように英語が苦手な人でも頑張ればなんとかなるかもしれません。
Fermi bios editor guide - Guru3D.com Forums
読めば分かりますが、この記事はNiBiTorとFermi BIOS Editorの両方を解説しています。

結論から先に言うと、私の環境ではFermi BIOS Editorでは上手くいきませんでした。
弄ったBIOSをNVFLASHで書き込んだ後、「-k」スイッチでベリファイするとオフセットエラーになってしまいます。
そのため今回もNiBiTorで弄りました。

NiBiTor_10.jpg
無改造状態のBIOSです。

NiBiTor_12.jpg
今回弄った箇所です。

Fermi Clocks
上記Guru3Dの記事を読むと、英語が分からない私でも朧気ながら分かることがあります。
それは「Bumped shader」の存在です。
Google翻訳でもカタカナ読みするだけで意味がよく分からない項目ですが、前回のように3の項目だけ弄ればいいという訳ではない事は分かります。

Bumped shaderの数値は3のシェーダークロックに対して比率で上下させるようです。
例えば私の480LightningのP15では、標準だと3が1500・4が1575なので1:1.05になります。
なので3を1620にすると1620*1.05=1701、4は1701にするということです。

他の弄ったP-Stateは3と4が同じなので、全て半分の405にしてみました。

後11は3と同じ数値にする、となっています(GTX480の場合)。
が、2D用のP3だけは初めから違う数値になっているのです。
そもそもGuru3Dの解説はあくまでOC目的の改造用なので、2D用P-State部分の解説は無いようです。
まぁどのみちコアクロック51MHzを更に下げる気もないので、弄らなければいいだけですが。

後メモリクロック用の5ですが、前回はP12のメモリを1000にしていました。
しかしGuru3Dの記事ではわざわざ「Warning for GTX 460 , 465 , 470 , 480!!!!」としてP12とP15のメモリクロックを同じにしろとあるので、今回は弄らず2000のままにしておきました。

Fermi Voltage
Setting 0は前回と同じく0.8255v、P3用です。
尚、記事には「Note: the minimum you can go with FERMI is 0.825V , NiBiToR lets you go lower but it will not work !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」とあるので、前回私が検証したとおり実質の最低電圧は0.8255vという事であっていると思われます。

P15も前回と同じく弄っていないSetting 2を割り当てます。
1.07vが掛かります。

P7とP12用のSetting 3ですが、今回は前回よりクロックを上げているため0.963vにしています。
P12のメモリクロックを下げられない理由は上記Fermi Clocksの項目で書いたとおりです。
そしてどこかでFermiの電圧設定はメモリ駆動にも影響するとか見た事があるので、多少のマージンを考えてこの電圧にしました。
P7の電圧はP3とセットにするかP12とセットにするか悩みましたが、ビデオアクセラレーション使用時のP-Stateなので余裕を見てP12とセットにする事にしました。

Maximum Limitを1.1755vにしたのは完全に気まぐれです。


この状態で480Lightningに書き込み、ベリファイOKなので再起動してWindowsを起動させました。
当初の予定通り、コア810MHz・シェーダー1620MHz・メモリ2000MHzでBSoDを起こさず起動する事が出来ました。
Bumped shader部分の変更がどう効いているのかはまだ分かっていませんが、とりあえずこれで様子見しようかと思います。

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N480GTX Lightning

N480GTX Lightning その4

N480GTX LightningはデュアルBIOSですが、折角なので使わないLN2用BIOSを潰して改造BIOSを入れてみました。

今回のBIOS改造において下記のページを参照しました。
紆余曲折: GTX 470/480 の低電圧/クロック化、ファンコントロールについて(BIOS書き換え)
紆余曲折: GTX 480 の電圧/クロック/ファンコントロールについて(低電圧駆動・BIOS書き換え)
管理者のらべ氏が非常に丁寧な解説をされています。
NiBiTorでのFermi Clocks・Voltageを弄る際の参考になりました。

NiBiTorは6.02、NVFlashは5.100.0.1を使用しています。

まずはBIOS抜き出しですが、N480GTX LightningのBIOSはGPU-Zでは正常に抜き出せません。
最新版0.5.3で抜き出したBIOSをNiBiTorで見ると赤ランプ警告が出ます。
NiBiTor_05.jpg
USBメモリからDOS起動し、NVFlashで抜き出すと緑ランプの正常BIOSが抜き出せます。
ちなみにこの2つはサイズも違うので、面倒ですがNVFlashでの抜き出しが必須です。

ノーマルBIOS・LN2用BIOS両方を抜き出した後、ノーマルBIOSをベースに改造します。
ノーマルBIOSの数値はこのようになっています。
NiBiTor_10.jpg

私のコンセプトとしては「3D時は消費電力は気にせず全力・2D時は出来るだけ省電力仕様が望ましい」なので、上記らべ氏の記事も参考にして以下のようにしてみました。
NiBiTor_11.jpg
赤枠で囲んだ所が今回変更した部分です。

Fermi Clocks部
ここはぱっと見非常に分かりにくいのですが、らべ氏の解析のおかげで変更すべき箇所が分かりました。

x軸の3がシェーダークロック、5がメモリクロック、コアクロックは常に3で指定したシェーダークロックの半分になります。
GT200までのようにコアクロックとシェーダークロックを非同期設定には出来ないようです。

y軸はP-Stateになります。
NiBiTorでいうP3は2D時の最低負荷時、P7はビデオアクセラレーション時、P12は不明、P15は3D時の高負荷時に使われます。
今まで使っていてP12で固定されることがないので不明としていますが、例えばGPU-Zを立ち上げると最初にP15状態になり、その後ダウンクロックで切り替わる過程では使用されています。
後2D時はP3固定というわけではなく、ネット閲覧時でも負荷がきついと自動的に一旦P15まで上がってしまうような処理になっています。

まずP3ですが、クロックは特に変えませんでした。
らべ氏はここもメモリクロックを落としていますが、あまり低速にすると上記に書いたように頻繁にP15まで上がってしまいそうなので標準値のままです。

P7はらべ氏と同じ数値です。
TV視聴で試してみましたが、特にこのクロックでコマ落ちはないようなのでOKとしています。

P12はP7と同じにしても良かったのですが、まだ何に使われるか分かっていないP-Stateなのでメモリクロックだけ落としておきました。

P15は弄っていません。常用値のコア800MHzにしても良かったのですが、このP-StateだけはAfterburnerからいつでも弄れるので標準クロックのままにしておきました。

Fermi Voltage部
この電圧制御部分ですが、実験過程においてらべ氏の結果と異なる事があったので書いておきます。

まずP3とP7の電圧です。
らべ氏は0.6V指定で成功した模様ですが、私のLightningだと0.6Vだとおかしな現象になります。
GPU-ZのVDDCでは0.6Vと出ますが、NVIDIA Inspectorでは0.825V表示です。
そしてAfterburnerのモニタリングでは0.818Vです。
NVIDIA InspectorとAfterburnerの誤差(Afterburnerの方が若干低く出る)はいつもの事なんですが、この2つとGPU-ZのVDDCは明らかに違っています。
MSIでの売り文句の一つにAfterburnerでの電圧表示も書いてあるので、この3つのうち一番使用出来るのはAfterburnerのモニタリング表示でしょう。

つまりGPU-ZのVDDC値のモニタリングは、あくまでBIOS側の要求値を拾ってきているだけで実際にその電圧になっているわけでは無い、と考えられます。
GeForceのBIOS改造において電圧を変更した時、GPU-Zの値はあまり参考にならないと思われます。

0.6VはLightningが受け付けてくれないようなので、試しに0.75V指定もやってみました。
しかし0.75V指定でも0.6V指定時と同じ状況だったので、Lightningの実質最低値は0.8255Vだと思われます。

このような違いが出るのは、それぞれのカードで使用されているvoltage regulatorが違うからでは無いかと思われます。
らべ氏のGTX480はリファレンスカードなのでCHL8266、私のN480GTX LightningはuP6225です。

P12は最初0.9V指定にしていました。
Afterburnerのモニタリングでも正常に値がセットされていましたが、TV視聴時最初P15になりその後P12に落ちた時ドライバ停止が来たので電圧不足が分かりました。
現在値の0.938V指定では今の所全く問題ありません。

P15はコアのOCをする関係上から弄っていません。
数値上は幅があるように見えますが、実際には1.07V固定になります。

Maximumの項目は変更しても良かったんですが、OC実験過程において1.15V以上の電圧はLightningのTwin Frozr IIIと言えどもかなり厳しく、これ以上掛ける事もなさそうなので弄りませんでした。

P-State毎のVoltageテーブルの割り当てが0・0・3・2と変則的なのには訳があります。
Setting2の値は設定通りに動かないとらべ氏の記事にあったからです、
P3・P7・P12は電圧を弄りたかった為Setting0と3を、変更の必要の無いP15にSetting2を割り当てました。
計算通り、弄っていないSetting2はP15に1.07Vを指定してくれました。

改造BIOSの結果
以上の結果出来上がった私のLightning用改造BIOSは以下のようになります。
尚、NiBiTorとNVIDIA InspectorでP-Stateの呼び名が変わるのはややこしいですが、BIOS改造出来る人なら脳内変換出来るでしょう。

P12(主に2D時用)
NVIDIA Inspector01

P8(主にビデオアクセラレーション時)
NVIDIA Inspector02

P3
NVIDIA Inspector03

P0(主に3D時)
NVIDIA Inspector04
このP0だけ補足しておくと、BIOS設定値はSS左下のDefault Clockです。
Afterburnerで起動時にコア800MHzにセットしているため、このようなSSになるという事です。

相変わらずワットチェッカーは持ってないのでどのくらい消費電力が減ったかは分かりませんが、とりあえずコンセプト通りの物は出来たと思います。

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N480GTX Lightning

N480GTX Lightning その3

N480GTX Lightningの特徴の1つでもあるAPS(アクティブフェーズスイッチング)機能を弄ってみました。

APSとは、多フェーズ電源を用いて負荷に応じて動的にフェーズ数を変えることで消費電力や発熱を抑えるMSI独自の機能のようです。
ただこの機能、標準状態では動いていません。
専用ソフトから手動で機能をオンにしてやる必要があります。

N480GTX Lightningの場合は下記のページからLightning Tweakerを落として使用することで制御出来るようになります。
http://www.msi.com/product/vga/N480GTX-Lightning.html#/?div=Utility

Lightning Tweaker01
起動させた状態です。
ここで「On」ボタンを押すと以下のようになり、APSが機能し始めます。
Lightning Tweaker02

最も負荷の軽い状態です。
N480GTXL13.jpg

動画再生時の負荷だとこんな感じです。
N480GTXL14.jpg

軽い3Dソフト(この撮影で使用したのはrthdribl1.2)の動作中はこうなります。
N480GTXL15.jpg

FF14ベンチ動作中だと全開になります。
N480GTXL16.jpg

実際に見ていると激しく切り替わっている時もあり、無意味に格好いいです。
R5870 LightningではAPSをオンにするとガクガクするという情報を見たことがありますが、N480GTX Lightningだとオンオフで特にフレームレートの変化は感じられませんでした。

ハード的にはAPSは中々面白い機能で、パワーが必要無い低負荷時の消費電力を少しでも減らしてくれる良い機能だと思います。
ただ上記の設定ソフト、Lightning Tweakerにちょっと問題があります。

・「Start TWEAKER when windows start」をYesにすると起動時に自動起動してくれますが(レジストリ登録での起動)、常に上記のようなウィンドウ表示状態で起動します。
ショートカットを作り、その中で「実行時の大きさ」を最小化にしても無視してウィンドウ表示で起動されます。
1回設定したらずっとカードがその設定を記憶してくれるならこれでも問題無いのですが、電源が切れるたびにAPS設定はオフにされる為、電源投入時(スリープ復帰も含む)は必ずこのソフトを起動しないとAPSは働きません。

・ぱっと見どこかの設定を弄ってから「Apply」ボタンを押す事により設定変更されるように感じますが、APS設定とスタートアップ設定にはApplyボタンは関係ありません。
実際に使ってみれば分かりますが、APS設定はOn・Offボタンを押した瞬間設定されます(カードのLEDで確認出来ます)。
ApplyボタンはPWM Clock設定のみで使われるようで、不用意に押すと
Lightning Tweaker03
このダイアログで脅されます。

APSは機能としてはいいものですが、スリープを含む一般使用で常用しようとすると現状結構面倒です。
APSのオンオフをカード側で記憶してくれるのが一番ですが、それが出来ないならせめてAPSをオンにした後自動的に終了もしくはタスクトレイに最小化してくれるソフトが欲しい所です。

※4/10追記
スリープ復帰時手動で毎回Lightning Tweakerを起動するのは面倒ですし、忘れることもあるのでなんとかならないかなと探してみた所良いツールがありました。
SuspendWatcher
元々はGavotte Ramdiskをスリープ・休止状態で使うための補助ツールなんですが、固定機能ではなく指定したexeやbatファイルを起動出来るという汎用性を持っています。
試してみた所問題無くスリープからの復帰時にLightning Tweakerを自動起動させることが出来ました。
これで通常の電源オンでもスリープからの復帰でも、ウィンドウモードで表示されてしまっているLightning TweakerのCloseボタンを1クリックする事でAPSオンの常用が出来るようにはなりました。

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N480GTX Lightning

N480GTX Lightning その2

N480GTX Lightningを多少弄ってみました。

まず常用クロックを決めるために、OCCTでチェックしました。
結果、私の個体はコア800MHz(+α)程度の模様です。
N580GTX Lightningの定格クロック832MHzだとエラーが出ました。

コア800MHzだとOCCT GPUテスト1時間をエラー0で通りました。
OCCT中は自動的にファン100%まで行き、室温25度でGPU温度は最高84度でした。
さすがTwin Frozr IIIでGTX480にしては低い方だとは思うんですが、正直あの轟音を1時間聞いてるともうOCCTをやる気が失せます。

ネットで同じN480GTX Lightningを購入した方達の報告を見ていると(ぶっかけ組は除きます)コア850MHz位が多いようなので、私のは少々外れ個体のようです。
電圧をもうちょっと上げれば850MHz常用はいけるかもしれませんが、私の750W電源だと逝きかねないのでとりあえずは800MHzで様子を見ようと思います。
尚メモリクロックは皆さん上がりにくいようですし、無理するとVRAMは壊れやすいので私も弄らないでおこうと思います。
元々Lightning自体がGTX480の定格メモリクロック3696MHzから4000MHzに上げてあるため、そうそう困ることも無いでしょう。

さて常用クロックが決まったので、定格クロックの750MHzと常用OC用のクロックの800MHzで軽くベンチを回してみました。
以下全てCPUはi7-950@4.2GHzのHT-ONでの結果です。

・FF14ベンチ
まずは苦手とされるFF14ベンチです。
Lowは時間の無駄なのでHighのみです。
N480GTX Lightningの定格クロック、コア750MHz・メモリ4000MHzの結果です。
FF14Bench i7 950 4.2GHz GTX480 C750

ちなみにHD5870 PCS+のコア925MHz・メモリ1250MHzの常用OC状態でこれでした。
FF14Bench i7 950 4.2GHz HD5870 C925 M1250
Lightningの定格クロックでHD5870のOC状態とほぼ同じ状態です。

Lightningを常用OCのコア800MHzにするとこうです。
FF14Bench i7 950 4.2GHz GTX480 C800
GeForceは苦手だったはずのFF14ベンチですが、いつの間にか順当な結果が出るようになっています。

・3DMark06
Lightningの定格コア750MHzの結果です。
3DMark06 i7 950 4.2GHz GTX480 C750

HD5870 PCS+のコア925MHz・メモリ1250MHzの常用OC状態です。
3DMark06 i7 950 4.2GHz HD5870 C925 M1250

Lightningの常用OCコア800MHzの結果です。
3DMark06 i7 950 4.2GHz GTX480 C800
HD5870が最も得意とするDirectX 9ですが、普通にGTX480の方が速いです。

・3DMark11
HD5870 PCS+の常用OCコア925MHz・メモリ1250MHzでP4882
Lightningの定格コア750MHzはP5730
Lightningの常用OCコア800MHzでP5978
です。
さすがにFermiが得意なDirectX 11のベンチだけあって、常用OC状態同士で1000以上の差がついてます。


上記3つのベンチ結果だと、常用OC同士で比べると全てHD5870 PCS+よりLightningが上回りました。
体感出来るほどの速度差ではないと思いますが、HD5870で出るBF2の謎のカクつきやチラつきも出なくなったので満足です。

後、今回の記事の先頭でOCCT時のファンの轟音について書いていますが、今回のベンチや実際のゲーム中だと全く問題無い音量でした。
最高でもコア70度程度・ファン速度65%前後なので、確かに音はしますが9cmファンと言う事もあり耳障りな高音域はありません。
GTX480のOC状態としては驚異的な扱いやすさだと思います。

久しぶりにGeForceに戻ってきたわけですが、やっぱり個人的にはこっちの方が好きですね。
問題は消費電力ですが、アイドル時は大して変わらないのでフルロード時は「気にしないこと」で対処することにしますw。

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N480GTX Lightning

N480GTX Lightning

ついポチってしまいました。
全く反省はしていません。
N480GTXL01.jpg

10ヶ月PowerColor HD5870 PCS+を使ってきましたが、BF2でのカクつきや弄り甲斐の無さに嫌気がさして、もはやフルロード時の消費電力などどうでもよくなってしまいました。
GeForceならやっぱりGTX580が良いのは当然ですが、正直そこまでの予算はありません。
次点のGTX570は調べてみるとリファレンスカードだと結構発熱するみたいですし、オリジナルファンで弄れるカードとなるとMSIのN570GTX Twin Frozr II OCとASUSのENGTX570 DCII/2DIS/1280MD5の2択です。

ただこの2つのカードも、N570GTXの方は6ピン×2・ENGTX570の方はAfterburnerでどこまで弄れるかの不安があり、そこで思い出したのがN480GTX Lightningの処分品です。
上記2つのGTX570カードより値段も安く、凝った作りも気に入っていたのでこれをポチりました。

N480GTXL02.jpg
箱はかなりの大きさですが、案の定結構隙間が大きい状態です。


N480GTXL03.jpg
カード本体です。カバーの黒い部分はヘアラインのアルミ、赤い部分はプラです。


N480GTXL04.jpg
背面です。バックプレートを装備したビデオカードを購入したのは初めてです。


N480GTXL05.jpg
4つのプロードライザです。最近他の凝ったカードで使われているプロードライザはNEC/TOKIN製ばかりですが、これは調べてみた所日本ケミコン製のようです。


N480GTXL06.jpg
3ヶ所の電圧を直接弄れるディップスイッチです。私はAfterburnerから弄るので使うことはないでしょう。


N480GTXL07.jpg
カード全体では16Phaseですが、その中のGPU用12Phase PWMの動作状態を示すLEDです。標準状態だと常に全開です。


N480GTXL08.jpg
驚異の8ピン×2+6ピン×1の補助電源コネクタです。GTX590より巨大な電力を供給出来るので、マザーファッカーにはならないと思います。


N480GTXL09.jpg
BIOS切り替えスイッチです。もう片方のBIOSはブッカケ用で若干セッティングが違うBIOSらしいです。


N480GTXL10.jpg
HD5870 PCS+との大きさ比較です。


N480GTXL11.jpg
偶然にもRampage III Formulaと配色が同じ赤黒なのでいい感じになりました。


N480GTXL12.jpg
長さは30cmを超えていますが、私の化石ケースはE-ATX対応なのでなんの問題もありません。

これだけ凝った作りのビデオカードはそうは無いはずで、満足度は非常に高いです。
先日後続となるN580GTX Lightningが発表されましたが、約7万の予価なのでこのN480GTX Lightningは半額以下の値段です。
速度的にも標準のGTX480とGTX570はほぼ同じで、ビデオメモリバスと容量はGTX480の方が上なのでLightningなら互角以上に立ち回れるのではないかと期待しています。



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