i5-2500K・P8Z68-V PRO/GEN3
P8Z68-V PRO/GEN3のBIOS 3703と3802
マザーボード - P8Z68-V PRO/GEN3 - ASUS (ドライバー&ツール)
2012年6月に購入して以来サブマシン用として現在も使用していますが、昨年末突如約2年ぶりに新BIOS 3703が公開されました。
とりあえずはしばらく様子見という事で放置していましたが、差し替えや取り下げなども無さそうなので更新してみました。
現在のASUSマザーのBIOSは.cap形式ですが、P8Z68-V PRO/GEN3のBIOSは以前からの.rom形式です。
R4Fでは途中から.cap形式に替わり、確かその時からFast BootとSecureBootに対応した記憶があります。
.rom形式のままなP8Z68-V PRO/GEN3は最新BIOSでもどちらにも対応しません。
BIOSアップデート後ざっと全設定画面を見てみましたが、追加項目などは見当たりませんでした。
OC設定も3603時の設定のままで問題無さそうです。
ASUSダウンロードサイトでの説明文はいつもの通り「Improve system stability.」で詳細不明なので、一体なにを変更したのかなと思っていた次の日に問題点が発覚しました。
APM設定中のPower On RTCが効きません。
このマシンは録画機でもあるのでEPGデータ取得のため毎朝7時に自動起動設定しているのですが、起動しませんでした。
いくつかテストしてみたところ
・RTC Alarm Date (Days)を0 (毎日)に設定すると起動しない
・RTC Alarm Date (Days)を特定日に設定すると起動する
という状態です。
このままでは日々の使用に支障が出る状態ですが、幸いにして3603にダウンデート可能でした。
このP8Z68-V PRO/GEN3にはUSB BIOS Flashback機能が付いてないので、Z97-Aのようにダウンデート不可状態だと非常に困った事態になるところでした。
当たり前ですが3603に戻すとPower On RTCは問題無く動作しました。
3703でのPower On RTCバグは明らかですが、一方約2年ぶりに更新があったと言う事で新しいBIOSを使いたい・詳しい変更点はなんだろうということで、ASUSサポートに直接質問してみました。
以下、ASUSからの返答は要約したものです。
いちいちシリアルを入力しないとダメとか結構面倒でしたが、頑張って入力し質問したところ
>CMOSクリアしてみて下さい
と返答されました。
ちなみにASUSサポート担当者は名前から多分台湾人です。
うーん、BIOSアップ時に勝手に日付以外クリア状態なんですが…。
念のためまた3703にして、わざわざビデオカードも外してCMOSクリアしてみましたがもちろん結果は変わりません。
その旨の報告と3703の詳しい変更点を再度聞いてみました。
>お客様の問題のようなケースが初めてですので、BIOSのバッグとは思われません
>一応他システムの「ファストスタートアップ」機能を無効にしてお試し頂けませんか
若干日本語がおかしくなってきました。
しかも初めての報告なのでバグとは思われません、というのは意味が分かりません。
バグを初めて発見・報告した場合必ずこの状態になると思うんですが…。
さらに「ファストスタートアップ」ってWindows8以降の機能ですよね。
最初の環境入力の時にWindows7 x64と書いてあるのにもかかわらずこのような返答が来てしまいました。
この辺を指摘しもう一度送ってみたところ
>テクニカル部門にパスして検証作業を行う必要があり、時間がかかりますので暫くお待ちくださいませんか
>一般的には、「Improve system stability」というのはOSとの互換性を改善することを意味します。
>もし他の説明はない場合、大きな変動がないはずだと思われます。
ようやくテクニカル部門に問題が報告されたようです。
ただBIOS変更点の詳細は依然としてはぐらかされたままです。
その6日後に連絡が来ました。
>本件の問題について、テクニカル部門はお客様と同じ問題を複製できました。
>もし訳ございませんが、やはりBIOS 3703のバッグです。
>RTC問題を修正するbeta BIOSはただいま開発中です。
やはり3703のバグでした。
まぁ全く同じ環境でBIOSを入れ替えただけで現象が起こったり直ったりするので、100% BIOSのバグな事は分かりきっていましたが。
症状が分かりやすいからというのもあるんでしょうが、修正版を作ってくれるようです。
それから約12時間後のメールで修正版BIOS 3802が送られてきました。
ちょっと修正箇所の割にバージョンが上がりすぎの気もしますが…詳細は不明です。
BIOS 3802

2015/01/15日付の出来たてホヤホヤなBIOSです。
もちろんPower On RTCバグは修正されています。
1/21現在でもP8Z68-V PRO/GEN3のダウンロードページに現れないので、ASUSに連絡しないと入手出来ないかもしれません。
まぁBIOSアップデートをするような人で未だにP8Z68-V PRO/GEN3を現役運用している方はかなり少数派でしょうが…。

i5-2500K@4.5GHzでPrime95 28.5をカスタム設定で1時間回してみたところです。
購入時にはOCCT AVX LINPACKでチェックしていましたが、OCCTで6時間OKな設定でも極まれにBSoDすることがあったのでしばらく4.3GHzで使用していました。
Prime95 28.5のカスタム設定を使用したところ4.5GHzでOCCT 6時間OKな設定では10分程度でBSoDになったので、この機会に再度調整し直し4.5GHz常用設定を煮詰めてみました。
具体的には以前の設定のうち、
・CPU VoltageをOffset Mode -0.04から-0.02へ変更
・Additional Turbo Voltageを0.06に設定
に設定しました。
ちなみにAdditional Turbo Voltageは購入当時のBIOS 3402では存在しなかった項目で、3603から追加されていたようです。
今回再びBIOSを色々弄ってて気が付きました…。
ASUSサポートに連絡してなんとか修正版BIOSは入手する事が出来ましたが、結局「Improve system stability.」の詳細は分からずじまいでした。
修正版BIOSを貰った後、報告がてら3度目の質問をしましたが、
>一方、原則として、弊社にはお客様が常に最新的なBIOSを更新することを提案しておりません。
>マニュアルの中でも同じ内容を記載されています。
>「添付ファイル」の画像をご参考ください。
と日本語でOKレベルのとんちんかんな返答がきました。
変更内容を質問しているのに「無理に更新しなくても良いよ」と返答されても意味が分かりません。
これ分かっててわざとはぐらかしてるのかなぁと疑うレベルです。
私はもう疲れたのでフィードバック欄で「オペレーターに誤った回答をされた」を選択し、そっとメーラーを閉じました。
今回のASUSのサポートでは
・返答は48時間以内にすると明記されているが、休日を挟んだ時とテクニカル部門の返答待ちの時以外はちゃんと守られていた
・相手が日本人ではないためか、やはり日本語が通じない時が多い
・テクニカル部門はきちんと修正BIOSを作ってくれた
という対応でした。
この日本語が通じないというのは結構辛く、ぶっちゃけ短気な人ならキレるレベルなんじゃないかと思います。
さらに返答の端々にこちらが初心者であると決めつけているかのような物言いを強く感じました。
まぁ確かに質問時の入力欄にPC歴とか自作歴を書くような欄はありませんでしたが、もうちょっと書き込んである内容から相手のレベルを汲み取って欲しいところです。
個人的な感想では、テクニカル部門の技術力はちゃんとしていますが、サポート部門の担当者レベルは使いものにならない感じです。
今回は基本的に自己責任な部分が多いマザーボード関係なので諦めもつきますが、ノートPCや液晶・最近ではタブレットやスマートフォンも精力的に出しているASUSだけに日本向けサポートの質向上は必須かと思います。
登録されずに幻のBIOSになるかと危惧していましたが、忘れた頃に公式サポートページに登録されていたようです。
2015/04/07付として修正内容はこの記事に書いてある通り「Fix RTC function failed issue.」です。
2012年6月に購入して以来サブマシン用として現在も使用していますが、昨年末突如約2年ぶりに新BIOS 3703が公開されました。
とりあえずはしばらく様子見という事で放置していましたが、差し替えや取り下げなども無さそうなので更新してみました。
現在のASUSマザーのBIOSは.cap形式ですが、P8Z68-V PRO/GEN3のBIOSは以前からの.rom形式です。
R4Fでは途中から.cap形式に替わり、確かその時からFast BootとSecureBootに対応した記憶があります。
.rom形式のままなP8Z68-V PRO/GEN3は最新BIOSでもどちらにも対応しません。
BIOSアップデート後ざっと全設定画面を見てみましたが、追加項目などは見当たりませんでした。
OC設定も3603時の設定のままで問題無さそうです。
ASUSダウンロードサイトでの説明文はいつもの通り「Improve system stability.」で詳細不明なので、一体なにを変更したのかなと思っていた次の日に問題点が発覚しました。
APM設定中のPower On RTCが効きません。
このマシンは録画機でもあるのでEPGデータ取得のため毎朝7時に自動起動設定しているのですが、起動しませんでした。
いくつかテストしてみたところ
・RTC Alarm Date (Days)を0 (毎日)に設定すると起動しない
・RTC Alarm Date (Days)を特定日に設定すると起動する
という状態です。
このままでは日々の使用に支障が出る状態ですが、幸いにして3603にダウンデート可能でした。
このP8Z68-V PRO/GEN3にはUSB BIOS Flashback機能が付いてないので、Z97-Aのようにダウンデート不可状態だと非常に困った事態になるところでした。
当たり前ですが3603に戻すとPower On RTCは問題無く動作しました。
3703でのPower On RTCバグは明らかですが、一方約2年ぶりに更新があったと言う事で新しいBIOSを使いたい・詳しい変更点はなんだろうということで、ASUSサポートに直接質問してみました。
以下、ASUSからの返答は要約したものです。
いちいちシリアルを入力しないとダメとか結構面倒でしたが、頑張って入力し質問したところ
>CMOSクリアしてみて下さい
と返答されました。
ちなみにASUSサポート担当者は名前から多分台湾人です。
うーん、BIOSアップ時に勝手に日付以外クリア状態なんですが…。
念のためまた3703にして、わざわざビデオカードも外してCMOSクリアしてみましたがもちろん結果は変わりません。
その旨の報告と3703の詳しい変更点を再度聞いてみました。
>お客様の問題のようなケースが初めてですので、BIOSのバッグとは思われません
>一応他システムの「ファストスタートアップ」機能を無効にしてお試し頂けませんか
若干日本語がおかしくなってきました。
しかも初めての報告なのでバグとは思われません、というのは意味が分かりません。
バグを初めて発見・報告した場合必ずこの状態になると思うんですが…。
さらに「ファストスタートアップ」ってWindows8以降の機能ですよね。
最初の環境入力の時にWindows7 x64と書いてあるのにもかかわらずこのような返答が来てしまいました。
この辺を指摘しもう一度送ってみたところ
>テクニカル部門にパスして検証作業を行う必要があり、時間がかかりますので暫くお待ちくださいませんか
>一般的には、「Improve system stability」というのはOSとの互換性を改善することを意味します。
>もし他の説明はない場合、大きな変動がないはずだと思われます。
ようやくテクニカル部門に問題が報告されたようです。
ただBIOS変更点の詳細は依然としてはぐらかされたままです。
その6日後に連絡が来ました。
>本件の問題について、テクニカル部門はお客様と同じ問題を複製できました。
>もし訳ございませんが、やはりBIOS 3703のバッグです。
>RTC問題を修正するbeta BIOSはただいま開発中です。
やはり3703のバグでした。
まぁ全く同じ環境でBIOSを入れ替えただけで現象が起こったり直ったりするので、100% BIOSのバグな事は分かりきっていましたが。
症状が分かりやすいからというのもあるんでしょうが、修正版を作ってくれるようです。
それから約12時間後のメールで修正版BIOS 3802が送られてきました。
ちょっと修正箇所の割にバージョンが上がりすぎの気もしますが…詳細は不明です。
BIOS 3802

2015/01/15日付の出来たてホヤホヤなBIOSです。
もちろんPower On RTCバグは修正されています。
1/21現在でもP8Z68-V PRO/GEN3のダウンロードページに現れないので、ASUSに連絡しないと入手出来ないかもしれません。
まぁBIOSアップデートをするような人で未だにP8Z68-V PRO/GEN3を現役運用している方はかなり少数派でしょうが…。

i5-2500K@4.5GHzでPrime95 28.5をカスタム設定で1時間回してみたところです。
購入時にはOCCT AVX LINPACKでチェックしていましたが、OCCTで6時間OKな設定でも極まれにBSoDすることがあったのでしばらく4.3GHzで使用していました。
Prime95 28.5のカスタム設定を使用したところ4.5GHzでOCCT 6時間OKな設定では10分程度でBSoDになったので、この機会に再度調整し直し4.5GHz常用設定を煮詰めてみました。
具体的には以前の設定のうち、
・CPU VoltageをOffset Mode -0.04から-0.02へ変更
・Additional Turbo Voltageを0.06に設定
に設定しました。
ちなみにAdditional Turbo Voltageは購入当時のBIOS 3402では存在しなかった項目で、3603から追加されていたようです。
今回再びBIOSを色々弄ってて気が付きました…。
ASUSサポートに連絡してなんとか修正版BIOSは入手する事が出来ましたが、結局「Improve system stability.」の詳細は分からずじまいでした。
修正版BIOSを貰った後、報告がてら3度目の質問をしましたが、
>一方、原則として、弊社にはお客様が常に最新的なBIOSを更新することを提案しておりません。
>マニュアルの中でも同じ内容を記載されています。
>「添付ファイル」の画像をご参考ください。
と日本語でOKレベルのとんちんかんな返答がきました。
変更内容を質問しているのに「無理に更新しなくても良いよ」と返答されても意味が分かりません。
これ分かっててわざとはぐらかしてるのかなぁと疑うレベルです。
私はもう疲れたのでフィードバック欄で「オペレーターに誤った回答をされた」を選択し、そっとメーラーを閉じました。
今回のASUSのサポートでは
・返答は48時間以内にすると明記されているが、休日を挟んだ時とテクニカル部門の返答待ちの時以外はちゃんと守られていた
・相手が日本人ではないためか、やはり日本語が通じない時が多い
・テクニカル部門はきちんと修正BIOSを作ってくれた
という対応でした。
この日本語が通じないというのは結構辛く、ぶっちゃけ短気な人ならキレるレベルなんじゃないかと思います。
さらに返答の端々にこちらが初心者であると決めつけているかのような物言いを強く感じました。
まぁ確かに質問時の入力欄にPC歴とか自作歴を書くような欄はありませんでしたが、もうちょっと書き込んである内容から相手のレベルを汲み取って欲しいところです。
個人的な感想では、テクニカル部門の技術力はちゃんとしていますが、サポート部門の担当者レベルは使いものにならない感じです。
今回は基本的に自己責任な部分が多いマザーボード関係なので諦めもつきますが、ノートPCや液晶・最近ではタブレットやスマートフォンも精力的に出しているASUSだけに日本向けサポートの質向上は必須かと思います。
登録されずに幻のBIOSになるかと危惧していましたが、忘れた頃に公式サポートページに登録されていたようです。
2015/04/07付として修正内容はこの記事に書いてある通り「Fix RTC function failed issue.」です。
i5-2500K・P8Z68-V PRO/GEN3
i5-2500Kの常用OC
他の人からは1年遅れの話題ですが、サブマシンでもOCするのは私の性なのでやってみました。
ただし長時間稼働マシンなのと、ファイルサーバー兼録画マシンでもあるので安定性+そこそこ省電力を重視します。
最初に軽く弄ってみたところあまり耐性の良さそうな感じではなかったので、4.8GHzとか5GHzとか景気の良いクロックは目指しません。
最低目標の4.3GHzはすんなりOCCT AVX LINPACKを通す事が出来たので、購入前の目論見通り4.5GHzで設定しました。
OCCT完走後若干の調整をし1週間ほど使用してみましたが、エラーやBSODは出ずスリープも復帰も完全に動作しているのでとりあえずこんな感じかなと思います。
(購入記事をアップしたのは6/23ですが、実際に購入したのは6/17です)

OCCT AVX LINPACK 1時間の完走1秒前です。
完走させるのは結構簡単だったのですが、要求Vcoreは結構高めで、その為か温度もHT機能が付いていないCPUにしては79℃とかなり高めです。
コア0とコア2の温度差10℃も結構気にはなります。(というかコア0だけ突出して低い)
室温はいつものように26~27℃でした。
まぁそもそもCPUの斜め前にHDD4台を満載したCoolerMasterの4-in-3 Device Module(STB-3T4-E3-GP)が鎮座しているので、熱的に不利なのは当たり前だったりします。
ケースを換えれば数℃は下がると思います。
そういう意味では、ノーエラーで80℃切ってるだけマシなのかもしれません。
Windowsエクスペリエンスはこんな感じです。
E6750@3.4GHz+GTX260

2500K@4.5GHz+iGPU HD3000

当然のようにHD3000がボトルネックになっていますが、仮にGTX260を挿してもまだボトルネックがビデオカードになるという状態です。
まぁでも一番のパワーアップ部分はHDD→SSDなんですけどね…。
適当設定ですが、忘備録としてP8Z68-V PRO/GEN3のUEFIの設定を載せておきます。
BIOSバージョンは3402です。

メモリの細かい設定は面倒なのでX.M.P.設定です。
EPU関係はオンにして省電力を狙います。
Internal PLL Overvoltageは、更に上を目指す際にはEnabledにした方がクロックの伸びがいいようです。
が、これを有効にするとスリープ復帰が出来なくなるとの事で、このマシンの場合はDisabled一択です。
この情報は以前から知っていて、初めから4.8GHz以上を目指さなかった理由の一つでもあります。
まぁ当たりCPUを引けばDisabledでも4.8GHz回ったという話もあるようですが。
内蔵GPUはOCしても焼け石に水だと思っているのでAutoのままです。
どのみちゲームを動かすような事態になったら、ビデオカードを挿さないと話にならないでしょう。

Load-line Calibration(LLC)をHighにすると、フルロード時に0.03V程度盛られます。
iGPUのLLCは今思うとMedium以下でも問題無い気がします。
VcoreのOffset値は-0.04Vです。
-0.05VでもOCCTは完走可能でしたが、低負荷時に落ちるという現象が発生したので調整しました。
現在の設定だとアイドル時は0.96Vまで下がります。

DRAM VoltageはX.M.P.設定では1.35Vに設定されます。
OCCTでは全く問題ありませんでしたが、スリープしようとした所ハングした事があったのでちょっと盛ってみました。
調整後今のところスリープ時の問題は起きていません。

ここは全く弄っていません。
以前のBIOSバージョンだとLong Duration Power Limitを増やしておかないとOCテスト中とかにクロックダウンが起こったらしいのですが、いつの間にかAutoで問題無くなったようです。

ここもデフォルト値のままです。
EIST・C1Eなどの省電力機能も全部有効です。

ファンコン周りの設定です。
CPUファンはアイドル時は1,000rpm程、CPUが60℃を超えるようなフルロード時は全開の1,700rpm程になる設定です。
ファン騒音の許容度はそれこそ十人十色ですが、私にとって12cmファンの1,700rpmは耐えられるレベルです。
ただ常時だと辛いので、フルロード時だけという設定です。
ファンの音でCPUの全開具合が分かるので、ある意味便利かもしれません。

CaseファンはStandardにしてみた所、CPUファンと連動するような上がり方で丁度良い感じだったのでこの設定にしています。
P8Z68-V PRO/GEN3はR.O.G.シリーズに比べると大分設定項目は少なめですが、意味の分からない項目がずらずら並んでいても無駄なのでこれはこれでありだなと思います。
ぶっちゃけメインのi7-3820@4.75GHzはスリープ復帰時にCPU温度センサーがたまに全部100℃表示になってしまう問題が解決せず、未だに試行錯誤している状態です。
録画マシンでもあるので過度なOCはしなかった為か、安定させるのは結構楽でした。
参考までに、上記設定でアイドル時75~83W(倍率が16~20数倍でフラフラする為)、OCCT中209W程度です。
(常駐させているガジェットでDiskAccessLampがCPU負荷を食っているようです。バージョンを新しくしてみたところ、16~18倍程度に収まるようになりました。)
もっと省電力なマシンはいくらでもあるとは思いますが、フルロードで4.5GHz可能・SSD 1台+HDD 4台搭載マシンなのでこんなもんかなとも思います。
前のE6750@3.4GHzだとアイドル時で120W食ってたので、それから考えると十分省電力にはなりました。
ただし長時間稼働マシンなのと、ファイルサーバー兼録画マシンでもあるので安定性+そこそこ省電力を重視します。
最初に軽く弄ってみたところあまり耐性の良さそうな感じではなかったので、4.8GHzとか5GHzとか景気の良いクロックは目指しません。
最低目標の4.3GHzはすんなりOCCT AVX LINPACKを通す事が出来たので、購入前の目論見通り4.5GHzで設定しました。
OCCT完走後若干の調整をし1週間ほど使用してみましたが、エラーやBSODは出ずスリープも復帰も完全に動作しているのでとりあえずこんな感じかなと思います。
(購入記事をアップしたのは6/23ですが、実際に購入したのは6/17です)

OCCT AVX LINPACK 1時間の完走1秒前です。
完走させるのは結構簡単だったのですが、要求Vcoreは結構高めで、その為か温度もHT機能が付いていないCPUにしては79℃とかなり高めです。
コア0とコア2の温度差10℃も結構気にはなります。(というかコア0だけ突出して低い)
室温はいつものように26~27℃でした。
まぁそもそもCPUの斜め前にHDD4台を満載したCoolerMasterの4-in-3 Device Module(STB-3T4-E3-GP)が鎮座しているので、熱的に不利なのは当たり前だったりします。
ケースを換えれば数℃は下がると思います。
そういう意味では、ノーエラーで80℃切ってるだけマシなのかもしれません。
Windowsエクスペリエンスはこんな感じです。
E6750@3.4GHz+GTX260

2500K@4.5GHz+iGPU HD3000

当然のようにHD3000がボトルネックになっていますが、仮にGTX260を挿してもまだボトルネックがビデオカードになるという状態です。
まぁでも一番のパワーアップ部分はHDD→SSDなんですけどね…。
適当設定ですが、忘備録としてP8Z68-V PRO/GEN3のUEFIの設定を載せておきます。
BIOSバージョンは3402です。

メモリの細かい設定は面倒なのでX.M.P.設定です。
EPU関係はオンにして省電力を狙います。
Internal PLL Overvoltageは、更に上を目指す際にはEnabledにした方がクロックの伸びがいいようです。
が、これを有効にするとスリープ復帰が出来なくなるとの事で、このマシンの場合はDisabled一択です。
この情報は以前から知っていて、初めから4.8GHz以上を目指さなかった理由の一つでもあります。
まぁ当たりCPUを引けばDisabledでも4.8GHz回ったという話もあるようですが。
内蔵GPUはOCしても焼け石に水だと思っているのでAutoのままです。
どのみちゲームを動かすような事態になったら、ビデオカードを挿さないと話にならないでしょう。

Load-line Calibration(LLC)をHighにすると、フルロード時に0.03V程度盛られます。
iGPUのLLCは今思うとMedium以下でも問題無い気がします。
VcoreのOffset値は-0.04Vです。
-0.05VでもOCCTは完走可能でしたが、低負荷時に落ちるという現象が発生したので調整しました。
現在の設定だとアイドル時は0.96Vまで下がります。

DRAM VoltageはX.M.P.設定では1.35Vに設定されます。
OCCTでは全く問題ありませんでしたが、スリープしようとした所ハングした事があったのでちょっと盛ってみました。
調整後今のところスリープ時の問題は起きていません。

ここは全く弄っていません。
以前のBIOSバージョンだとLong Duration Power Limitを増やしておかないとOCテスト中とかにクロックダウンが起こったらしいのですが、いつの間にかAutoで問題無くなったようです。

ここもデフォルト値のままです。
EIST・C1Eなどの省電力機能も全部有効です。

ファンコン周りの設定です。
CPUファンはアイドル時は1,000rpm程、CPUが60℃を超えるようなフルロード時は全開の1,700rpm程になる設定です。
ファン騒音の許容度はそれこそ十人十色ですが、私にとって12cmファンの1,700rpmは耐えられるレベルです。
ただ常時だと辛いので、フルロード時だけという設定です。
ファンの音でCPUの全開具合が分かるので、ある意味便利かもしれません。

CaseファンはStandardにしてみた所、CPUファンと連動するような上がり方で丁度良い感じだったのでこの設定にしています。
P8Z68-V PRO/GEN3はR.O.G.シリーズに比べると大分設定項目は少なめですが、意味の分からない項目がずらずら並んでいても無駄なのでこれはこれでありだなと思います。
ぶっちゃけメインのi7-3820@4.75GHzはスリープ復帰時にCPU温度センサーがたまに全部100℃表示になってしまう問題が解決せず、未だに試行錯誤している状態です。
録画マシンでもあるので過度なOCはしなかった為か、安定させるのは結構楽でした。
参考までに、上記設定でアイドル時75~83W(倍率が16~20数倍でフラフラする為)、OCCT中209W程度です。
(常駐させているガジェットでDiskAccessLampがCPU負荷を食っているようです。バージョンを新しくしてみたところ、16~18倍程度に収まるようになりました。)
もっと省電力なマシンはいくらでもあるとは思いますが、フルロードで4.5GHz可能・SSD 1台+HDD 4台搭載マシンなのでこんなもんかなとも思います。
前のE6750@3.4GHzだとアイドル時で120W食ってたので、それから考えると十分省電力にはなりました。
i5-2500K・P8Z68-V PRO/GEN3
i5-2500K+P8Z68-V PRO/GEN3組み立て

P8Z68-V PRO/GEN3のLGA1155ソケットです。
実はLGA1155は初めてだったりしますが、扱い的にはLGA775やLGA1366と大きな違いはありません。

True Black 120用の土台、Venomous BTKを組みます。
P8Z68-V PRO/GEN3のヒートシンクがギリギリです。

True Black 120を載せたところです。
今回は細かいクリアランス写真は撮っていませんが
・PCI-E_x1_1は普通に使えます。
ここにバックプレート付きのカードを挿す事は無いと思われるので、ファンクリップも干渉しないでしょう。
・上記写真のようにファンが付いていない状態ではメモリの抜き差しは全く支障ありません。
4スロット全てOKです。
・True Black 120に普通の25mm厚12cmファンを装着すると、一番LGAソケットに近いメモリスロットに僅かに被さります。
大型ヒートシンク付きメモリや、メモリクーラーを装着すると軽く干渉するかもしれません。
・True Black 120の留め具がP8Z68-V PRO/GEN3の青ヒートシンク(背面側)と軽く干渉しました。
青ヒートシンクを若干傾けて留め具をソケット側に押し込めば普通にネジ止め可能です。
OSインストールですが、今回は面倒だったので再インストール無しで動くようにしました。
私は変更されるデバイス系のドライバをアンインストールしてから入れ替えましたが、最悪でも起動ドライブを繋いでいるSATAドライバさえ新マザーで動く物にしておけばWindowsは起動してくるのでどうにでもなります。
弄ってみてのP8Z68-V PRO/GEN3の雑感です。
・背面USBポートに実験機用のUSBキーボード(ELECOM TK-U12FYLBK)を繋いだところ、妙な動きをしました。(OSが関係しないUEFIで確認)
UEFIで設定を選択すると即閉じてしまいます。
Enterが勝手に入力されているような状態です。
このキーボードは他のマザーでは問題が無く、P8Z68-V PRO/GEN3も本命の5121W+RC-U2MKでは全く問題がないので若干の相性があるようです。
※追記
R4Fでも同じ相性が出ました。
ASUS UEFIマザーにおける相性かもしれません。
ASUSマザーでも非UEFIマザーのP5E・R3FではTK-U12FYLBKは普通に使えます。
・P8Z68系のUEFIは起動が遅いと聞いていましたが、R4Fに比べればかなり速いです。
・みんなに要らない子扱いを受けているBluetooth機能ですが、私は今までPC用Bluetoothアダプタ等は持っていなかったので意外に便利です。
ドライバを入れて実験してみたところ、相性問題が出やすいと聞いていた携帯電話のG'zOne TYPE-Xが普通に繋がってファイル転送が可能でした。
速度は結構遅いですが、今まではTYPE-Xの外部接続端子キャップを開けて有線接続が必要だった為無線でのファイルのやりとりが可能になったのは大きいです。

・Z68チップセット(PCH)がかなり発熱します。
ASUSの文字が入ったヒートシンクを触るとよく分かります。
今回低電圧メモリでメモリ自体の発熱は小さいので、スポットクーラーをメモリではなくPCH冷却に回しました。
※2012/10
N480GTX Lightningを挿したのでスポットクーラーは外さざるをえなくなりましたが、PCHのヒートシンクはぬるいままです。
どうも480Lightningの内排気ファンの緩い風量で冷えているようです。
無風では厳しい温度になりますが、僅かでも風があれば問題無さそうです。
・R4FではUSB DVDドライブを接続してリセットしてもUSB DVDドライブは起動順番がSSD/HDDの後になりますが、P8Z68-V PRO/GEN3はUSB DVDドライブが先に来ます。
その為R4FのようにF8連打する必要がありません。
まぁこれはR3FでもUSB DVDドライブが先に来ていたので、R4FのUEFIの不具合かもしれません。
参考までに両方とも現在の最新BIOS、R4Fは1404・P8Z68-V PRO/GEN3は3402での話です。
・UEFIでのファンコン機能は他のメーカーに比べると優秀だとは思いますが、やはりR.O.G.シリーズに比べると結構見劣りがします。
6個のファンコネクタのうち、4個2系統で制御出来ます。
2個のPOWERFAN端子は常に100%出力です。調整は出来ません。
CPU用のファン端子2個(どちらも4ピン端子)はPWMファンでないと速度制御出来ません。
CASE用のファン端子2個(4ピン×1、3ピン×1)の方は、4ピン端子に3ピンのファンを付けても制御可能です。
最初に起動した時PT2を認識せず焦りましたが、挿し直したら動きました。
Z68はネイティブでPCIバスを持っていないのでブリッジチップ経由ですが、問題無く使えています。
PT2は1枚しか持っていないので2枚挿しだとどうなるかは分かりません。
ある意味至って普通のマザーですが、低電圧メモリなKHX1600C9D3LK2/8GXも正常に動くのでそれなりに安定したいいマザーでしょう。
2500KはOC記事でもない限りあまり話題もありませんが、普通にパワーもあり快適なCPUです。
とりあえずはゲームをする予定のないマシンなので内蔵ビデオを使用していますが、昔のIntelチップセット内蔵ビデオに比べるとかなり普通に使えます。
インターネットや動画鑑賞などでは全く問題ありません。
試しに3DMark06を動かしてみたところあまりの遅さに笑いましたが。
ネットや2ch閲覧兼ファイルサーバー用途でのサブマシンとしては非常に快適になりました。
Sleipnirのタブを20個以上常駐させていても全く重くなりません。(E6750では時折かなりの重さになった)
ゲームやエンコをする時以外はこのマシンで済んでしまう為、家計にも優しいマシンになった…かもしれません。
i5-2500K・P8Z68-V PRO/GEN3
サブマシン入れ替え
サブマシンに使っているE6750は、もうすぐ発売後5年になるCPUです。
さすがにパワー不足を感じる日々だったのですが、友人のいとるた君(4畳半の布団MOD)があまり使っていない2500Kを譲ってくれる事になったので、マザーとメモリも調達してサブマシンをパワーアップしてみました。
先日メインマシンをSandy Bridge-E環境に入れ替えたので基本的に予算はありません。
中古CPUと特価品・お買い得品で済ませました。

いとるた君から購入した中古のi5-2500Kです。

発売後結構すぐのロットです。
彼が当時購入したマザーは何故かH67のMini-ITXでした。
チャットで「なんでH67なのに倍率フリーのKなんだよ」とつっこんだ事を思い出します。
ケースまで薄型のラックマウントタイプにしたおかげで、このCPUは冷やしきれなかったそうです。
結局彼はi3-2120Tに買い換えたので私の手元に来る事になりました。

内容物です。
全品揃っています。

純正クーラーです。
未使用でしたが、どのみちこのショボさで冷やせるとは到底思えません。
そこでこいつを投入します。

先日まで嫁マシンのE8500に使っていた「しげる」ことTrue Black 120初期型です。
防振ゴムが黄ばんじゃっていますが、エアダスターとウェットティッシュ+爪楊枝で写真を撮れる程度には汚れを落としました。

LGA1155には当然対応していないので、サイズ直販からリテンションキット(Venomous BTK)を購入しました。
送料と代引き手数料が結構掛かるので、勢いでLGA2011用ネジ(TR LGA2011 Adapter Kit)も一緒に注文してしまいました。
NH-D14 SE2011がかなり高性能なので出番が来るとは思えませんが…。

マザーはASUSのP8Z68-V PRO/GEN3にしました。
最大の理由は特売だったからです。
今回嫁の別件もあっていとるた君の住んでる町(というか大都市)まで赴き、CPUは手渡しで受け取りました。
私の住んでいる田舎と違ってその町にはまともなPCショップが数店あるので、手頃なマザーが無いか物色したところこのマザーを見つける事が出来ました。
ちなみに同じ店でR.O.G.のMaximus IV Extreme-Zが13,980円で山積みだったので思わず買ってしまいそうになりましたが、サブマシンの必須条件であるPT2用のPCIスロットが無いため涙をのんで断念しました。
尚、箱の上部ASUS文字の部分で破けがあるのはラストの1個だったからです。
通販よりかなり安く買えたので箱の傷み程度は問題ありません。

添付品です。
当たり前ですが、R.O.G.シリーズに比べると非常に質素な物になっています。

マザーの全景です。
値段によってはただの-Vでもいいかなと思っていたので、-V PROが買えたのはラッキーでした。

EPU・TPUスイッチです。
どこかでTPUスイッチがデフォルトでオンになっていたという書き込みを見た事がありますが、私の個体ではマニュアル通りオフになっていました。
私はEPUはUEFIでオンにしますが、さすがに自動オーバークロック機能とかは信用出来ないのでTPUスイッチはオフから動かす事はないでしょう。

IntelのGigabitLAN 82579Vです。
Z68にせよZ77にせよ、-V以上のマザーを候補にしていた理由の一つです。(LE以下はRealtek LAN)
これがオンボードの為、EXPI9301CTを挿さなくてもよくなります。

ソケットと電源周りです。
12+4フェーズですが、Sandy BridgeのOCはCPU自体の個体差の方が重要のようなのであまり意味が無いかもしれません。

初期BIOSは0402と結構古めの個体です。
ただ起動してみたところ3202になっていました。
3202からIvy Bridgeに対応しているので、余計なトラブルを避ける為でしょう。
USB BIOS Flashback機能が載っていたら要らない作業ですが、残念ながらこのクラスではZ77マザーからです。

バックパネルI/O周りです。
サブマシンに載せるに当たって、キーボード用PS/2ポートが無いという問題があります。
BTC 5121Wはもう10年以上前のキーボードなので新調すべきなのかもしれませんが、メンブレンでありながらカチャカチャした感触は結構気に入っているので変換器で続投させる事にします。

Amazonから購入したRC-U2MK
です。
安くて評判の良さそうな商品だったのでこれにしてみました。
別の話題として書くのも面倒なのでここでレビューしてしまいますが、私の5121Wと接続して使用した場合若干の電力的な相性が出ました。
× EP45-UD3RのバックパネルUSBポート直挿し
○ EP45-UD3RのバックパネルUSBポートに接続しているセルフパワーUSBハブ経由
○ P8Z68-V PRO/GEN3のバックパネルUSBポート直挿し
5121W+RC-U2MKの電力をEP45-UD3RのバックパネルUSBポートは供給出来ないようです。
目的のP8Z68-V PRO/GEN3では全く問題無く使用可能です。
保証は出来ませんが、今時のスマホ充電OKとか謳っているマザーなら問題無いでしょう。
この手の製品はディレイとか同時押し数とかの問題が付きものですが、ゲームをやらないサブマシンなので使用してみた所特に不都合は感じませんでした。

メモリはKingstonのHyperX Genesis LoVoのKHX1600C9D3LK2/8GXです。

背の低いメモリはCPUクーラーを選ばないので好んで選んでいます。
DDR3-1600の4GB×2は激戦区なのでもっと安い物もありますが、今だとそれほど大きな金額差もないので信頼出来るブランドを選んだ方がいいでしょう。
例によってG.SKILLのARESも気になりましたが、前回と同じく値段で止めました。
上記の理由もありますが、なんと言ってもDDR3-1600で定格1.35Vという長時間稼働マシンに向いていそうな仕様が気になってこのメモリを選択してみました。
密かに今回掛かった金額をメインマシンにつぎ込んだ場合、CPUをi7-3930Kに出来ましたが…。
私のメインマシン使用目的とサブマシン使用頻度を考えると、i7-3930K+E6750よりi7-3820+i5-2500Kの方が間違いなく快適です。
まぁ自分の使用目的にあったマシンを予算内で自由に作れるのが自作の醍醐味なので、これでよしとします。
おまけ

携帯写真なので荒いですが、いとるた君と合流時です。
左のインプSTIがいとるた君、右のエボ9が私です。
さすがにパワー不足を感じる日々だったのですが、友人のいとるた君(4畳半の布団MOD)があまり使っていない2500Kを譲ってくれる事になったので、マザーとメモリも調達してサブマシンをパワーアップしてみました。
先日メインマシンをSandy Bridge-E環境に入れ替えたので基本的に予算はありません。
中古CPUと特価品・お買い得品で済ませました。

いとるた君から購入した中古のi5-2500Kです。

発売後結構すぐのロットです。
彼が当時購入したマザーは何故かH67のMini-ITXでした。
チャットで「なんでH67なのに倍率フリーのKなんだよ」とつっこんだ事を思い出します。
ケースまで薄型のラックマウントタイプにしたおかげで、このCPUは冷やしきれなかったそうです。
結局彼はi3-2120Tに買い換えたので私の手元に来る事になりました。

内容物です。
全品揃っています。

純正クーラーです。
未使用でしたが、どのみちこのショボさで冷やせるとは到底思えません。
そこでこいつを投入します。

先日まで嫁マシンのE8500に使っていた「しげる」ことTrue Black 120初期型です。
防振ゴムが黄ばんじゃっていますが、エアダスターとウェットティッシュ+爪楊枝で写真を撮れる程度には汚れを落としました。

LGA1155には当然対応していないので、サイズ直販からリテンションキット(Venomous BTK)を購入しました。
送料と代引き手数料が結構掛かるので、勢いでLGA2011用ネジ(TR LGA2011 Adapter Kit)も一緒に注文してしまいました。
NH-D14 SE2011がかなり高性能なので出番が来るとは思えませんが…。

マザーはASUSのP8Z68-V PRO/GEN3にしました。
最大の理由は特売だったからです。
今回嫁の別件もあっていとるた君の住んでる町(というか大都市)まで赴き、CPUは手渡しで受け取りました。
私の住んでいる田舎と違ってその町にはまともなPCショップが数店あるので、手頃なマザーが無いか物色したところこのマザーを見つける事が出来ました。
ちなみに同じ店でR.O.G.のMaximus IV Extreme-Zが13,980円で山積みだったので思わず買ってしまいそうになりましたが、サブマシンの必須条件であるPT2用のPCIスロットが無いため涙をのんで断念しました。
尚、箱の上部ASUS文字の部分で破けがあるのはラストの1個だったからです。
通販よりかなり安く買えたので箱の傷み程度は問題ありません。

添付品です。
当たり前ですが、R.O.G.シリーズに比べると非常に質素な物になっています。

マザーの全景です。
値段によってはただの-Vでもいいかなと思っていたので、-V PROが買えたのはラッキーでした。

EPU・TPUスイッチです。
どこかでTPUスイッチがデフォルトでオンになっていたという書き込みを見た事がありますが、私の個体ではマニュアル通りオフになっていました。
私はEPUはUEFIでオンにしますが、さすがに自動オーバークロック機能とかは信用出来ないのでTPUスイッチはオフから動かす事はないでしょう。

IntelのGigabitLAN 82579Vです。
Z68にせよZ77にせよ、-V以上のマザーを候補にしていた理由の一つです。(LE以下はRealtek LAN)
これがオンボードの為、EXPI9301CTを挿さなくてもよくなります。

ソケットと電源周りです。
12+4フェーズですが、Sandy BridgeのOCはCPU自体の個体差の方が重要のようなのであまり意味が無いかもしれません。

初期BIOSは0402と結構古めの個体です。
ただ起動してみたところ3202になっていました。
3202からIvy Bridgeに対応しているので、余計なトラブルを避ける為でしょう。
USB BIOS Flashback機能が載っていたら要らない作業ですが、残念ながらこのクラスではZ77マザーからです。

バックパネルI/O周りです。
サブマシンに載せるに当たって、キーボード用PS/2ポートが無いという問題があります。
BTC 5121Wはもう10年以上前のキーボードなので新調すべきなのかもしれませんが、メンブレンでありながらカチャカチャした感触は結構気に入っているので変換器で続投させる事にします。

Amazonから購入したRC-U2MK
安くて評判の良さそうな商品だったのでこれにしてみました。
別の話題として書くのも面倒なのでここでレビューしてしまいますが、私の5121Wと接続して使用した場合若干の電力的な相性が出ました。
× EP45-UD3RのバックパネルUSBポート直挿し
○ EP45-UD3RのバックパネルUSBポートに接続しているセルフパワーUSBハブ経由
○ P8Z68-V PRO/GEN3のバックパネルUSBポート直挿し
5121W+RC-U2MKの電力をEP45-UD3RのバックパネルUSBポートは供給出来ないようです。
目的のP8Z68-V PRO/GEN3では全く問題無く使用可能です。
保証は出来ませんが、今時のスマホ充電OKとか謳っているマザーなら問題無いでしょう。
この手の製品はディレイとか同時押し数とかの問題が付きものですが、ゲームをやらないサブマシンなので使用してみた所特に不都合は感じませんでした。

メモリはKingstonのHyperX Genesis LoVoのKHX1600C9D3LK2/8GXです。

背の低いメモリはCPUクーラーを選ばないので好んで選んでいます。
DDR3-1600の4GB×2は激戦区なのでもっと安い物もありますが、今だとそれほど大きな金額差もないので信頼出来るブランドを選んだ方がいいでしょう。
例によってG.SKILLのARESも気になりましたが、前回と同じく値段で止めました。
上記の理由もありますが、なんと言ってもDDR3-1600で定格1.35Vという長時間稼働マシンに向いていそうな仕様が気になってこのメモリを選択してみました。
密かに今回掛かった金額をメインマシンにつぎ込んだ場合、CPUをi7-3930Kに出来ましたが…。
私のメインマシン使用目的とサブマシン使用頻度を考えると、i7-3930K+E6750よりi7-3820+i5-2500Kの方が間違いなく快適です。
まぁ自分の使用目的にあったマシンを予算内で自由に作れるのが自作の醍醐味なので、これでよしとします。
おまけ

携帯写真なので荒いですが、いとるた君と合流時です。
左のインプSTIがいとるた君、右のエボ9が私です。