GTX660 TI-DC2-2GD5
GTX660 TI-DC2-2GD5を弄ってみる
自分用のビデオカードではないのに色々弄ってしまいました。
なお嫁マシンは私の前環境であるi7-950+Rampage III Formulaなので、PCI-E 3.0動作は試せません。
まずは標準状態での動きを見てみました。

ベースクロック915MHz、ブーストクロック980MHzというGTX660Tiの標準クロック仕様です。

試しにASUS用のGPUツール「GPU Tweak」を起動させてみたところ、製品名を認識しました。
軽く触ってみた感じでは、Afterburnerとそんなに変わらない程度に作り込んであります。
ただ、ファンの速度調整が階段状にしか速度変化させられない(Afterburnerはスロープ状)、モニタリングのガジェットが存在しない、という点でやはりまだAfterburnerには敵わない感じです。
ちなみに電圧制御ですが、上記SSを見ての通りMin.GPU Voltageのオフセット設定です。
Maxを設定出来ないと(現状の自動最大電圧1.175Vに追加出来ないと)まるで意味がないんですが…。
どうもKeplerはNVIDIAが昇圧を制限してるのかな、という印象があります。
自分で確認出来た訳ではないですが、MSIのN680GTX LightningやGALAXYのGF PGTX680-SOC/2GD5 WHITEなど一部のGTX680 OC版だけ1.175Vを超える電圧まで上がるようなので、なんか嫌らしい大人の事情があるようにも感じます。

3Dベンチを動かしてクロックの動きを見ると、最大ブースト時1071MHzまで上昇するようです。

BIOS制御のファンは69℃時39%(この後69℃のまま40%に上昇)のようです。
非常に静かで、正直他のケースファンやらCPUファンのせいで全く音が分からないレベルです。
DC2 TOPへ改造
ぶっちゃけハード的な違いはないので、GTX660 TI-DC2T-2GD5用のBIOSに入れ替えれば完了です。
NVFLASHのオプションを色々使った事がある人なら、全く悩む部分はありません。

ベースクロックが1059MHz、ブーストクロックが1137MHzになります。

GPU Tweakでの認識が「GTX660 TI-DC2 TOP」になります。

最大ブースト時1215MHzまで上昇します。

ファンの制御は標準クロックのGTX660 TI-DC2-2GD5と変わっていない感じです。
つまりクロックが高い分、DC2 TOP仕様の方が短時間で70℃の壁を突破してしまいます。
標準のDC2とはファン制御も最大電圧も変わる訳ではなく、単にクロック数値だけの違いにも感じます。
BIOS入れ替えがよく分からないなら、Afterburner等のツールでCore Clockオフセットを+144にすればベースクロックと最大ブーストクロックは同じになります。
ただし標準クロックより大幅にアップされる為、クロック耐性が悪い個体だと不具合が続出すると思います。
DC2 TOPの製品としての最大の売りは、このクロックを保障する、という事でしょう。
TOP仕様を更にOC
安定して各種ベンチマークが通るのはこの辺のクロックまでといった感じです

コアは+39の最大ブースト1254MHz、メモリは+600の7204MHzです。
私のGV-N670OC-2GDと比べると、コア・メモリ共に耐性が低いようです。
コアはASUSのDC2シリーズという事でもうちょっと伸びるかと予想していましたが、フェーズが多ければいいという訳でも無さそうで、単純にGPUチップの個体差の問題かもしれません。
メモリはヒートシンクがついておらず、裏面のメモリなど風すら当たらないような状況なので、現状でもある意味立派なクロックでしょう。
メモリチップ全部を冷却しているGV-N670OC-2GDより伸びたら逆にビックリします。
嫁マシンでギリギリまで性能を上げる必要も無いので、常用クロックはDC2 TOPの標準クロックにしました。
ファンの動作について
ファンの動作音をどう感じるかは、環境や個人差によって大きく異なるのであくまで主観的な意見です。
まず10%刻みでAfterburnerで弄ってみました。
・~60%(2220rpm) : 他のファンの音に紛れて聞こえません。
・70%(2610rpm) : 僅かに低い感じの音が聞こえる位です。
・80%(2910rpm) : ようやく普通にファンの音が聞こえてくる感じです。個人的にはこの程度であれば不快な感じはしません。
・90%(3120rpm) : それなりに音量が上がってきますが、音質が低音系なのでさほど不快感はありません。
・100%~(3390rpm) : 音量がかなり上がり、中音が混じってくるため五月蠅く感じます。
正直このDC2クーラーは非常に静かだと思いますが、その分風力が弱く冷えがいまいちな気もします。
私の感想ではフルロード時は80%まで上げても不快感は無さそうなので、Afterburnerなどでファン制御プロファイルを作って冷却を強化した方がいいかもしれません。
起動時にも特に回転数は上がらないので、BIOS時もWindows起動処理中も静かです。
思わぬお買い得品で入手出来たGTX660 TI-DC2-2GD5ですが、TOP化など前から試してみたかった実験を試す事が出来て満足です。
また噂に聞いてたDC2クーラーの静かさも体験でき、自分用のカードではないですがいい買い物が出来たようです。
後はKepler BIOS Editorのような物が出てくるのを祈るばかりです。
なお嫁マシンは私の前環境であるi7-950+Rampage III Formulaなので、PCI-E 3.0動作は試せません。
まずは標準状態での動きを見てみました。

ベースクロック915MHz、ブーストクロック980MHzというGTX660Tiの標準クロック仕様です。

試しにASUS用のGPUツール「GPU Tweak」を起動させてみたところ、製品名を認識しました。
軽く触ってみた感じでは、Afterburnerとそんなに変わらない程度に作り込んであります。
ただ、ファンの速度調整が階段状にしか速度変化させられない(Afterburnerはスロープ状)、モニタリングのガジェットが存在しない、という点でやはりまだAfterburnerには敵わない感じです。
ちなみに電圧制御ですが、上記SSを見ての通りMin.GPU Voltageのオフセット設定です。
Maxを設定出来ないと(現状の自動最大電圧1.175Vに追加出来ないと)まるで意味がないんですが…。
どうもKeplerはNVIDIAが昇圧を制限してるのかな、という印象があります。
自分で確認出来た訳ではないですが、MSIのN680GTX LightningやGALAXYのGF PGTX680-SOC/2GD5 WHITEなど一部のGTX680 OC版だけ1.175Vを超える電圧まで上がるようなので、なんか嫌らしい大人の事情があるようにも感じます。

3Dベンチを動かしてクロックの動きを見ると、最大ブースト時1071MHzまで上昇するようです。

BIOS制御のファンは69℃時39%(この後69℃のまま40%に上昇)のようです。
非常に静かで、正直他のケースファンやらCPUファンのせいで全く音が分からないレベルです。
DC2 TOPへ改造
ぶっちゃけハード的な違いはないので、GTX660 TI-DC2T-2GD5用のBIOSに入れ替えれば完了です。
NVFLASHのオプションを色々使った事がある人なら、全く悩む部分はありません。

ベースクロックが1059MHz、ブーストクロックが1137MHzになります。

GPU Tweakでの認識が「GTX660 TI-DC2 TOP」になります。

最大ブースト時1215MHzまで上昇します。

ファンの制御は標準クロックのGTX660 TI-DC2-2GD5と変わっていない感じです。
つまりクロックが高い分、DC2 TOP仕様の方が短時間で70℃の壁を突破してしまいます。
標準のDC2とはファン制御も最大電圧も変わる訳ではなく、単にクロック数値だけの違いにも感じます。
BIOS入れ替えがよく分からないなら、Afterburner等のツールでCore Clockオフセットを+144にすればベースクロックと最大ブーストクロックは同じになります。
ただし標準クロックより大幅にアップされる為、クロック耐性が悪い個体だと不具合が続出すると思います。
DC2 TOPの製品としての最大の売りは、このクロックを保障する、という事でしょう。
TOP仕様を更にOC
安定して各種ベンチマークが通るのはこの辺のクロックまでといった感じです

コアは+39の最大ブースト1254MHz、メモリは+600の7204MHzです。
私のGV-N670OC-2GDと比べると、コア・メモリ共に耐性が低いようです。
コアはASUSのDC2シリーズという事でもうちょっと伸びるかと予想していましたが、フェーズが多ければいいという訳でも無さそうで、単純にGPUチップの個体差の問題かもしれません。
メモリはヒートシンクがついておらず、裏面のメモリなど風すら当たらないような状況なので、現状でもある意味立派なクロックでしょう。
メモリチップ全部を冷却しているGV-N670OC-2GDより伸びたら逆にビックリします。
嫁マシンでギリギリまで性能を上げる必要も無いので、常用クロックはDC2 TOPの標準クロックにしました。
ファンの動作について
ファンの動作音をどう感じるかは、環境や個人差によって大きく異なるのであくまで主観的な意見です。
まず10%刻みでAfterburnerで弄ってみました。
・~60%(2220rpm) : 他のファンの音に紛れて聞こえません。
・70%(2610rpm) : 僅かに低い感じの音が聞こえる位です。
・80%(2910rpm) : ようやく普通にファンの音が聞こえてくる感じです。個人的にはこの程度であれば不快な感じはしません。
・90%(3120rpm) : それなりに音量が上がってきますが、音質が低音系なのでさほど不快感はありません。
・100%~(3390rpm) : 音量がかなり上がり、中音が混じってくるため五月蠅く感じます。
正直このDC2クーラーは非常に静かだと思いますが、その分風力が弱く冷えがいまいちな気もします。
私の感想ではフルロード時は80%まで上げても不快感は無さそうなので、Afterburnerなどでファン制御プロファイルを作って冷却を強化した方がいいかもしれません。
起動時にも特に回転数は上がらないので、BIOS時もWindows起動処理中も静かです。
思わぬお買い得品で入手出来たGTX660 TI-DC2-2GD5ですが、TOP化など前から試してみたかった実験を試す事が出来て満足です。
また噂に聞いてたDC2クーラーの静かさも体験でき、自分用のカードではないですがいい買い物が出来たようです。
後はKepler BIOS Editorのような物が出てくるのを祈るばかりです。
GTX660 TI-DC2-2GD5
何故かGTX660 TI-DC2-2GD5購入

先日買い物ついでに地元のPCパーツショップを覗いていた時に、中古コーナーで見つけたASUSのGTX660 TI-DC2-2GD5です。
普通ならGTX670以上しか候補にしませんし、そもそも自分用のGTX670は先日購入したばかりです。
最初はなにげなく「出てから1ヶ月ちょいのASUSのカードか…」という感じで流し見だったんですが、値段を見て目が止まりました。
2万を楽に切る金額だったのです。
たいして使われてもいないはずのカードがいきなり新品の約6割の金額だったので、嫁マシン用として捕獲してしまいました。
後で冷静に考えてみると、どうもこれGTX660の値段と間違って付けたんじゃないかという気がしています。

箱裏面です。
右下に書いてありますが、これ海外で新品で購入すると3年保障なんじゃないでしょうか。
保障にしても金額にしても、日本では何故かビデオカードだけが異常なボッタクリ状態なんですよね。

カード表面です。
DC2のファンカバー部はGIGABYTEのWINDFORCE 3Xのと違って艶消しです。
分解写真を見たい方はtechPowerUp!のレビューを参照して下さい。
レビューページのはDC2 TOPのですが、ハード的な違いはありません。

カード裏面です。
基板は艶消し黒のASUSオリジナル基板で、見た目も格好良いです。
上位GPUのDC2シリーズと違ってバックプレートは装備されていません。
個人的に気になるのはやっぱりこの剥き出しのメモリですね…。

カード表面側でもメモリにヒートシンクは付いていないので、このように確認出来たりします。
GK106なGTX660のレビューではSamsungメモリしか見た事がないんですが、このGTX660 TiはGK104らしくHYNIXのビデオメモリが使われています。

ASUS DC2シリーズ定番の電源コントローラーチップ DIGI+です。

2つの6ピン補助電源部は、接続時LEDが光ります。
ちなみに普通と爪の位置が反対だったりします。
いきなり中古として売られたというのはなにか問題でもあったのかなと思いましたが、普通に動きました。
最初の持ち主が何故売ったのか興味をそそられますが、知る由もありません。
なんにせよ、殆どの場合で480Lightningを超えてしまうカードが安価で入手出来たのでラッキーでした。