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Catalyst Driver

Catalyst 11.4 Early Preview + おまけ

先日Catalyst 11.3が出ましたが、11.2とほとんど変わらないという話もあったので11.4 Early Previewを入れてみました。

Early Previewには「amd_catalyst_11.4_preview_win7_march7.exe」と「amd_catalyst_11.4_preview_win7_march23.exe」がありますが、現在AMD公式ページから落とせるのはmarch23のようです。
両方落としてありますが、今回入れたのはmarch23です。
CCC03.jpg

いくつかベンチをしてみた感じは
・3DMark06は殆ど変わりません。ゆめりあは若干落ちた気がします。
・3DMark11は100ほど上がって4800台になりました。
という感じです。

ゲームですが、うちで一番問題があったBF2 Allied Intent Xtended 2.0 MODをやってみました。
プレイを始めた所、「AIX Refinery 32人用」マップの大きなカクつきが無くなってます。
これはいい!…と思いましたが、すぐに別の問題に気付きました。
全体的に小さくカクついてる感じになっています…。
言葉では表現しにくいのですが、まるで30fps固定になっているかのような状態です。(AfterburnerのOSDではちゃんと60fpsになっています)
そしてこの状態は上記マップのみではなく、BF2 Allied Intent Xtended 2.0 MOD全てのマップで確認出来ました。

・11.2だと全体的にはヌルヌル、でも一部マップで激しいカクつき
・11.4EPだと全てのマップで激しいカクつきは無し、でも全体的に細かいカクつき感
プレイしやすさは11.4EPの方が上ですが、ヌルヌル感がなくなってしまったのでなんとも微妙な感じです。

Crysisとかは元々60fpsキープは出来ていなかったので、とくに目立ったフレーム落ち等は感じられませんでした。
ただBF2・Crysis共に特定部分のみで描画がチラチラする症状が出ています。
噂のGPU使用率99%病は11.2の時に1回起きただけで、11.4EPでは今の所うちでは出ていません。

おまけ:CCCのスケーリング問題
これは11.4EP固有の問題ではなく、今までずっと直らなかった症状です。

私の使っているモニターはEIZO S2411Wなので、モニター側に「アスペクト比固定拡大機能」が付いています。
なので普通であればGPU側でスケーリング処理は必要ないのですが、GPUスケーリングを無効にすると特定の解像度で不具合が出ます。
CCC04.jpg
S2411Wの機能で、いわゆる黒枠部分をグレー表示にしてあります。
ご覧の通り1440x900の表示をさせてるにもかかわらず、モニター側には1600x1200の信号が来ているため上下左右が黒枠になってしまうという状態です。
1280x800も似たような状態(信号は1280x960出力)になります。
他の解像度(1920x1080・1680x1050・1280x1024・1280x720等)は正常にその解像度で出力されるため、モニター側のアスペクト比固定拡大機能でピッタリ拡大もしくは上下か左右どちらかのみ黒枠状態になります。

CCC05.jpg
このように「GPUスケーリングを有効」にすると正常な大きさで表示されるので大きな問題ではありませんが、モニター側でのスケーリングよりボケているため気分的にすっきりしないです。
ちなみにGeForceだと上記の様な問題は出ず必ず指定した解像度で出力するのですが、こっちはGPUスケーリング処理によるアスペクト比固定機能が効かないというバグが不特定に出ます。
ようは現状だと「アスペクト比固定拡大機能」付きのモニターの場合GeForceの方が良く、この機能が無いモニターだとRADEONの方が使い勝手が良い状態だと言えると思います。

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N480GTX Lightning

N480GTX Lightning

ついポチってしまいました。
全く反省はしていません。
N480GTXL01.jpg

10ヶ月PowerColor HD5870 PCS+を使ってきましたが、BF2でのカクつきや弄り甲斐の無さに嫌気がさして、もはやフルロード時の消費電力などどうでもよくなってしまいました。
GeForceならやっぱりGTX580が良いのは当然ですが、正直そこまでの予算はありません。
次点のGTX570は調べてみるとリファレンスカードだと結構発熱するみたいですし、オリジナルファンで弄れるカードとなるとMSIのN570GTX Twin Frozr II OCとASUSのENGTX570 DCII/2DIS/1280MD5の2択です。

ただこの2つのカードも、N570GTXの方は6ピン×2・ENGTX570の方はAfterburnerでどこまで弄れるかの不安があり、そこで思い出したのがN480GTX Lightningの処分品です。
上記2つのGTX570カードより値段も安く、凝った作りも気に入っていたのでこれをポチりました。

N480GTXL02.jpg
箱はかなりの大きさですが、案の定結構隙間が大きい状態です。


N480GTXL03.jpg
カード本体です。カバーの黒い部分はヘアラインのアルミ、赤い部分はプラです。


N480GTXL04.jpg
背面です。バックプレートを装備したビデオカードを購入したのは初めてです。


N480GTXL05.jpg
4つのプロードライザです。最近他の凝ったカードで使われているプロードライザはNEC/TOKIN製ばかりですが、これは調べてみた所日本ケミコン製のようです。


N480GTXL06.jpg
3ヶ所の電圧を直接弄れるディップスイッチです。私はAfterburnerから弄るので使うことはないでしょう。


N480GTXL07.jpg
カード全体では16Phaseですが、その中のGPU用12Phase PWMの動作状態を示すLEDです。標準状態だと常に全開です。


N480GTXL08.jpg
驚異の8ピン×2+6ピン×1の補助電源コネクタです。GTX590より巨大な電力を供給出来るので、マザーファッカーにはならないと思います。


N480GTXL09.jpg
BIOS切り替えスイッチです。もう片方のBIOSはブッカケ用で若干セッティングが違うBIOSらしいです。


N480GTXL10.jpg
HD5870 PCS+との大きさ比較です。


N480GTXL11.jpg
偶然にもRampage III Formulaと配色が同じ赤黒なのでいい感じになりました。


N480GTXL12.jpg
長さは30cmを超えていますが、私の化石ケースはE-ATX対応なのでなんの問題もありません。

これだけ凝った作りのビデオカードはそうは無いはずで、満足度は非常に高いです。
先日後続となるN580GTX Lightningが発表されましたが、約7万の予価なのでこのN480GTX Lightningは半額以下の値段です。
速度的にも標準のGTX480とGTX570はほぼ同じで、ビデオメモリバスと容量はGTX480の方が上なのでLightningなら互角以上に立ち回れるのではないかと期待しています。



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N480GTX Lightning

N480GTX Lightning その2

N480GTX Lightningを多少弄ってみました。

まず常用クロックを決めるために、OCCTでチェックしました。
結果、私の個体はコア800MHz(+α)程度の模様です。
N580GTX Lightningの定格クロック832MHzだとエラーが出ました。

コア800MHzだとOCCT GPUテスト1時間をエラー0で通りました。
OCCT中は自動的にファン100%まで行き、室温25度でGPU温度は最高84度でした。
さすがTwin Frozr IIIでGTX480にしては低い方だとは思うんですが、正直あの轟音を1時間聞いてるともうOCCTをやる気が失せます。

ネットで同じN480GTX Lightningを購入した方達の報告を見ていると(ぶっかけ組は除きます)コア850MHz位が多いようなので、私のは少々外れ個体のようです。
電圧をもうちょっと上げれば850MHz常用はいけるかもしれませんが、私の750W電源だと逝きかねないのでとりあえずは800MHzで様子を見ようと思います。
尚メモリクロックは皆さん上がりにくいようですし、無理するとVRAMは壊れやすいので私も弄らないでおこうと思います。
元々Lightning自体がGTX480の定格メモリクロック3696MHzから4000MHzに上げてあるため、そうそう困ることも無いでしょう。

さて常用クロックが決まったので、定格クロックの750MHzと常用OC用のクロックの800MHzで軽くベンチを回してみました。
以下全てCPUはi7-950@4.2GHzのHT-ONでの結果です。

・FF14ベンチ
まずは苦手とされるFF14ベンチです。
Lowは時間の無駄なのでHighのみです。
N480GTX Lightningの定格クロック、コア750MHz・メモリ4000MHzの結果です。
FF14Bench i7 950 4.2GHz GTX480 C750

ちなみにHD5870 PCS+のコア925MHz・メモリ1250MHzの常用OC状態でこれでした。
FF14Bench i7 950 4.2GHz HD5870 C925 M1250
Lightningの定格クロックでHD5870のOC状態とほぼ同じ状態です。

Lightningを常用OCのコア800MHzにするとこうです。
FF14Bench i7 950 4.2GHz GTX480 C800
GeForceは苦手だったはずのFF14ベンチですが、いつの間にか順当な結果が出るようになっています。

・3DMark06
Lightningの定格コア750MHzの結果です。
3DMark06 i7 950 4.2GHz GTX480 C750

HD5870 PCS+のコア925MHz・メモリ1250MHzの常用OC状態です。
3DMark06 i7 950 4.2GHz HD5870 C925 M1250

Lightningの常用OCコア800MHzの結果です。
3DMark06 i7 950 4.2GHz GTX480 C800
HD5870が最も得意とするDirectX 9ですが、普通にGTX480の方が速いです。

・3DMark11
HD5870 PCS+の常用OCコア925MHz・メモリ1250MHzでP4882
Lightningの定格コア750MHzはP5730
Lightningの常用OCコア800MHzでP5978
です。
さすがにFermiが得意なDirectX 11のベンチだけあって、常用OC状態同士で1000以上の差がついてます。


上記3つのベンチ結果だと、常用OC同士で比べると全てHD5870 PCS+よりLightningが上回りました。
体感出来るほどの速度差ではないと思いますが、HD5870で出るBF2の謎のカクつきやチラつきも出なくなったので満足です。

後、今回の記事の先頭でOCCT時のファンの轟音について書いていますが、今回のベンチや実際のゲーム中だと全く問題無い音量でした。
最高でもコア70度程度・ファン速度65%前後なので、確かに音はしますが9cmファンと言う事もあり耳障りな高音域はありません。
GTX480のOC状態としては驚異的な扱いやすさだと思います。

久しぶりにGeForceに戻ってきたわけですが、やっぱり個人的にはこっちの方が好きですね。
問題は消費電力ですが、アイドル時は大して変わらないのでフルロード時は「気にしないこと」で対処することにしますw。

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N480GTX Lightning

N480GTX Lightning その3

N480GTX Lightningの特徴の1つでもあるAPS(アクティブフェーズスイッチング)機能を弄ってみました。

APSとは、多フェーズ電源を用いて負荷に応じて動的にフェーズ数を変えることで消費電力や発熱を抑えるMSI独自の機能のようです。
ただこの機能、標準状態では動いていません。
専用ソフトから手動で機能をオンにしてやる必要があります。

N480GTX Lightningの場合は下記のページからLightning Tweakerを落として使用することで制御出来るようになります。
http://www.msi.com/product/vga/N480GTX-Lightning.html#/?div=Utility

Lightning Tweaker01
起動させた状態です。
ここで「On」ボタンを押すと以下のようになり、APSが機能し始めます。
Lightning Tweaker02

最も負荷の軽い状態です。
N480GTXL13.jpg

動画再生時の負荷だとこんな感じです。
N480GTXL14.jpg

軽い3Dソフト(この撮影で使用したのはrthdribl1.2)の動作中はこうなります。
N480GTXL15.jpg

FF14ベンチ動作中だと全開になります。
N480GTXL16.jpg

実際に見ていると激しく切り替わっている時もあり、無意味に格好いいです。
R5870 LightningではAPSをオンにするとガクガクするという情報を見たことがありますが、N480GTX Lightningだとオンオフで特にフレームレートの変化は感じられませんでした。

ハード的にはAPSは中々面白い機能で、パワーが必要無い低負荷時の消費電力を少しでも減らしてくれる良い機能だと思います。
ただ上記の設定ソフト、Lightning Tweakerにちょっと問題があります。

・「Start TWEAKER when windows start」をYesにすると起動時に自動起動してくれますが(レジストリ登録での起動)、常に上記のようなウィンドウ表示状態で起動します。
ショートカットを作り、その中で「実行時の大きさ」を最小化にしても無視してウィンドウ表示で起動されます。
1回設定したらずっとカードがその設定を記憶してくれるならこれでも問題無いのですが、電源が切れるたびにAPS設定はオフにされる為、電源投入時(スリープ復帰も含む)は必ずこのソフトを起動しないとAPSは働きません。

・ぱっと見どこかの設定を弄ってから「Apply」ボタンを押す事により設定変更されるように感じますが、APS設定とスタートアップ設定にはApplyボタンは関係ありません。
実際に使ってみれば分かりますが、APS設定はOn・Offボタンを押した瞬間設定されます(カードのLEDで確認出来ます)。
ApplyボタンはPWM Clock設定のみで使われるようで、不用意に押すと
Lightning Tweaker03
このダイアログで脅されます。

APSは機能としてはいいものですが、スリープを含む一般使用で常用しようとすると現状結構面倒です。
APSのオンオフをカード側で記憶してくれるのが一番ですが、それが出来ないならせめてAPSをオンにした後自動的に終了もしくはタスクトレイに最小化してくれるソフトが欲しい所です。

※4/10追記
スリープ復帰時手動で毎回Lightning Tweakerを起動するのは面倒ですし、忘れることもあるのでなんとかならないかなと探してみた所良いツールがありました。
SuspendWatcher
元々はGavotte Ramdiskをスリープ・休止状態で使うための補助ツールなんですが、固定機能ではなく指定したexeやbatファイルを起動出来るという汎用性を持っています。
試してみた所問題無くスリープからの復帰時にLightning Tweakerを自動起動させることが出来ました。
これで通常の電源オンでもスリープからの復帰でも、ウィンドウモードで表示されてしまっているLightning TweakerのCloseボタンを1クリックする事でAPSオンの常用が出来るようにはなりました。

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N480GTX Lightning

N480GTX Lightning その4

N480GTX LightningはデュアルBIOSですが、折角なので使わないLN2用BIOSを潰して改造BIOSを入れてみました。

今回のBIOS改造において下記のページを参照しました。
紆余曲折: GTX 470/480 の低電圧/クロック化、ファンコントロールについて(BIOS書き換え)
紆余曲折: GTX 480 の電圧/クロック/ファンコントロールについて(低電圧駆動・BIOS書き換え)
管理者のらべ氏が非常に丁寧な解説をされています。
NiBiTorでのFermi Clocks・Voltageを弄る際の参考になりました。

NiBiTorは6.02、NVFlashは5.100.0.1を使用しています。

まずはBIOS抜き出しですが、N480GTX LightningのBIOSはGPU-Zでは正常に抜き出せません。
最新版0.5.3で抜き出したBIOSをNiBiTorで見ると赤ランプ警告が出ます。
NiBiTor_05.jpg
USBメモリからDOS起動し、NVFlashで抜き出すと緑ランプの正常BIOSが抜き出せます。
ちなみにこの2つはサイズも違うので、面倒ですがNVFlashでの抜き出しが必須です。

ノーマルBIOS・LN2用BIOS両方を抜き出した後、ノーマルBIOSをベースに改造します。
ノーマルBIOSの数値はこのようになっています。
NiBiTor_10.jpg

私のコンセプトとしては「3D時は消費電力は気にせず全力・2D時は出来るだけ省電力仕様が望ましい」なので、上記らべ氏の記事も参考にして以下のようにしてみました。
NiBiTor_11.jpg
赤枠で囲んだ所が今回変更した部分です。

Fermi Clocks部
ここはぱっと見非常に分かりにくいのですが、らべ氏の解析のおかげで変更すべき箇所が分かりました。

x軸の3がシェーダークロック、5がメモリクロック、コアクロックは常に3で指定したシェーダークロックの半分になります。
GT200までのようにコアクロックとシェーダークロックを非同期設定には出来ないようです。

y軸はP-Stateになります。
NiBiTorでいうP3は2D時の最低負荷時、P7はビデオアクセラレーション時、P12は不明、P15は3D時の高負荷時に使われます。
今まで使っていてP12で固定されることがないので不明としていますが、例えばGPU-Zを立ち上げると最初にP15状態になり、その後ダウンクロックで切り替わる過程では使用されています。
後2D時はP3固定というわけではなく、ネット閲覧時でも負荷がきついと自動的に一旦P15まで上がってしまうような処理になっています。

まずP3ですが、クロックは特に変えませんでした。
らべ氏はここもメモリクロックを落としていますが、あまり低速にすると上記に書いたように頻繁にP15まで上がってしまいそうなので標準値のままです。

P7はらべ氏と同じ数値です。
TV視聴で試してみましたが、特にこのクロックでコマ落ちはないようなのでOKとしています。

P12はP7と同じにしても良かったのですが、まだ何に使われるか分かっていないP-Stateなのでメモリクロックだけ落としておきました。

P15は弄っていません。常用値のコア800MHzにしても良かったのですが、このP-StateだけはAfterburnerからいつでも弄れるので標準クロックのままにしておきました。

Fermi Voltage部
この電圧制御部分ですが、実験過程においてらべ氏の結果と異なる事があったので書いておきます。

まずP3とP7の電圧です。
らべ氏は0.6V指定で成功した模様ですが、私のLightningだと0.6Vだとおかしな現象になります。
GPU-ZのVDDCでは0.6Vと出ますが、NVIDIA Inspectorでは0.825V表示です。
そしてAfterburnerのモニタリングでは0.818Vです。
NVIDIA InspectorとAfterburnerの誤差(Afterburnerの方が若干低く出る)はいつもの事なんですが、この2つとGPU-ZのVDDCは明らかに違っています。
MSIでの売り文句の一つにAfterburnerでの電圧表示も書いてあるので、この3つのうち一番使用出来るのはAfterburnerのモニタリング表示でしょう。

つまりGPU-ZのVDDC値のモニタリングは、あくまでBIOS側の要求値を拾ってきているだけで実際にその電圧になっているわけでは無い、と考えられます。
GeForceのBIOS改造において電圧を変更した時、GPU-Zの値はあまり参考にならないと思われます。

0.6VはLightningが受け付けてくれないようなので、試しに0.75V指定もやってみました。
しかし0.75V指定でも0.6V指定時と同じ状況だったので、Lightningの実質最低値は0.8255Vだと思われます。

このような違いが出るのは、それぞれのカードで使用されているvoltage regulatorが違うからでは無いかと思われます。
らべ氏のGTX480はリファレンスカードなのでCHL8266、私のN480GTX LightningはuP6225です。

P12は最初0.9V指定にしていました。
Afterburnerのモニタリングでも正常に値がセットされていましたが、TV視聴時最初P15になりその後P12に落ちた時ドライバ停止が来たので電圧不足が分かりました。
現在値の0.938V指定では今の所全く問題ありません。

P15はコアのOCをする関係上から弄っていません。
数値上は幅があるように見えますが、実際には1.07V固定になります。

Maximumの項目は変更しても良かったんですが、OC実験過程において1.15V以上の電圧はLightningのTwin Frozr IIIと言えどもかなり厳しく、これ以上掛ける事もなさそうなので弄りませんでした。

P-State毎のVoltageテーブルの割り当てが0・0・3・2と変則的なのには訳があります。
Setting2の値は設定通りに動かないとらべ氏の記事にあったからです、
P3・P7・P12は電圧を弄りたかった為Setting0と3を、変更の必要の無いP15にSetting2を割り当てました。
計算通り、弄っていないSetting2はP15に1.07Vを指定してくれました。

改造BIOSの結果
以上の結果出来上がった私のLightning用改造BIOSは以下のようになります。
尚、NiBiTorとNVIDIA InspectorでP-Stateの呼び名が変わるのはややこしいですが、BIOS改造出来る人なら脳内変換出来るでしょう。

P12(主に2D時用)
NVIDIA Inspector01

P8(主にビデオアクセラレーション時)
NVIDIA Inspector02

P3
NVIDIA Inspector03

P0(主に3D時)
NVIDIA Inspector04
このP0だけ補足しておくと、BIOS設定値はSS左下のDefault Clockです。
Afterburnerで起動時にコア800MHzにセットしているため、このようなSSになるという事です。

相変わらずワットチェッカーは持ってないのでどのくらい消費電力が減ったかは分かりませんが、とりあえずコンセプト通りの物は出来たと思います。

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ATI Tray Tools

ATI Tray Tools 1.7.9.1560

RayさんのSkyDrive

ATI Tray Toolsの1.7.9.1560が出ています。
現在私のマシンではRADEONを使っていないため何が変わったかの確認は出来ませんが、RADEON使いには必須(と私は思っています)のツールなので該当者はチェックしておくといいかもしれません。

MSI Afterburner

MSI Afterburner 2.2.0 Beta 2 差し替え版

MSI Afterburner 2.2.0 Beta 2 download from Guru3D.com

上記の通りURLやタイトルは同じなんですが、密かにファイルが差し替えられています。
リリース日付も「2011-04-19 09:29:07」になっています。

Afterburner14.jpg
ファイルの大きさも微妙に違います。

なにが変わったかは分かりませんが、バージョン変更してないので機能変更ではなくどこかのバグ潰し版ではないかと思われます。

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その他PCハードウェア

TAP-TST8 ワットモニター

ワットモニター_001
N480GTX LightningでAPSやら改造BIOSでアイドル電圧を下げたりしておきながら、実際の消費電力が減っているかが分からないのがモヤモヤしていたので買ってしまいました。
しかしこれは諸刃の剣でもあり、基本的に速度と快適性重視でパーツを選んでいるため数値を見てショックを受けること必至です。

製品自体は同じサンワのTST5やTST7から機能を削って小型化したような感じの物です。
ただ相変わらずピークホールド機能が無いので、計測中は凝視してないといけないのがちょっと面倒です。

とりあえず現状のセッティングでアイドル消費電力を計ってみると…約170W、いきなり来ましたw。
ある程度は想像していましたが、やはりショックです。
i7-950をコア1.26Vで4.2GHz設定の状況ですが、C1EとEISTはオンにしていてアイドル時は2.2GHzになっていてこれです。
試しにコア1.2Vで4.0GHz設定にしても約165Wで5W程度しか下がりません。
アイドルでもこの消費電力なのは、R3Fがオフセット電圧設定が出来ずアイドルでも常に指定電圧が固定で掛かっている事も原因の一つかもしれません。
後日書くつもりですが、先日出た新BIOSの0701でも0702でもオフセット設定は出来ない状態のままです…。

4.2GHz設定でTripcode Explorerを8スレッド動作させると約370Wになりました。
480Lightningは当然アイドル状態のままなので、ほぼCPUだけでこれだけ跳ね上がります。
ちなみに4.0GHz設定だと約320Wなので、アイドルは僅差でもフルロード時は結構差がつくようです。

気を取り直して今度はMSI Kombustorを動かしてみました。
実際動かしてみると分かりますが、HWMonitor MeterのCPU負荷を見ていても殆ど負荷が掛かっていないのでCPU分ではそれほど食わないかと思われます。

結果は…約470W
480Lightningさんはパワー全開にすると約300W近く食ってくれる模様です。
まぁコア800MHzにOCしてある状態ですし、こんなもんかもしれません。

折角なのでデフォBIOSとAPSによってどれだけアイドル時の消費電力が変わるかも計ってみました。
N480GTX Lightning
デフォルトBIOS P12:0.96V APSオフ 181W
デフォルトBIOS P12:0.96V APSオン 174W
改造BIOS    P12:0.82V APSオフ 175W
改造BIOS    P12:0.82V APSオン 170W
このような結果になりました。
購入してポン付けの状態からアイドル時は11Wほど削減出来ているようです。

最後にi7-950@4.2GHz + 480Lightning@800MHzの常用状態でFF14ベンチをしてみました。
かなり幅がある状態ですが、おおむね約420W~470Wの間に収まっている感じです。
ただ一瞬、瞬間最大515Wを目撃しました。
通常のゲームだとこれより下だと思われるのでそんなに問題にはなりませんが、CPU・GPU共に全開にされるだろうOCCTのPOWER SUPPLYだけはやる気しないです。

バカ食いで評判のBloomfield+GF100で、更にOCするとこんな感じという一つの参考例にはなったかなと思います。
GTX480がフルロード時に食うのは分かっていたことですしアイドル時はかなり低いはずなので、正直i7-950 OCのアイドル消費電力の高さの方が予想外で参りました。
次にCPUを換える時はメインストリーム帯にした方がいいんだろうかと考えてしまう結果ではありました。

i7-950・Rampage III Formula

Rampage III Formula BIOS 0702にアップデート + i7-950設定と消費電力

Rampage III Formulaの新BIOS 0702が出たので更新してみました。

というか、書いていませんでしたが先に0701にも更新していたんですが。
ずっと音沙汰無かったのにいきなり新BIOS 2連発というのがよく分かりません。

0701になってメモリの相性問題が改善されたという話があるようですが、私のCMX6GX3M3A2000C9は元々使えていたので特に変わった実感はありません。
4GBモジュールの一部相性が出ていた環境だと効果あるかも、という所でしょう。

公式での0701での更新内容は「Update Intel Raid Option ROM」です。
ちょうどHDDをRAID0で使用していますが、特に変わった実感は無くRAID設定も全く弄らずにそのまま引き継がれました。
実は前のP5E@MFの時1302→1403で「Update IMSM Option ROM」のアップデートがあり、更新後一月に1回位スリープ復帰時RAID0が壊れる現象が起きたので今回も多少の恐怖はあります。
しばらく様子見してみないと何とも言えない状況ではあります。

0702での更新内容は「Add Memory Recheck feature」です。
BIOS内での説明はこんな感じです。
R3F_0702_01.jpg
2chの書き込みを見るとメモリ認識に失敗したときに自動で再起動するだけのようで、特に通りやすくなるとかでは無いようです。
こんな意味の無さそうな機能よりコア電圧のオフセット設定を付けて欲しかったと思います。

例によってスリープ復帰後のCL認識が狂うのも変わっていません。

そして一番気になってたO.C.Profileですが…。
今回もまた互換性がありません。
0505→0701、0701→0702で毎回全部設定し直しです。

LGA775の時は私が使ってきたマザー全て(P5B Deluxe・P5K-E/WiFi-AP・P5E@MF・GA-EP45-UD3R)でバージョンが変わってもプロファイルは使い回せたので、R3Fのこの仕様は意味が分かりません。
一部設定が増えた項目があるならそこはデフォルト値になるようにしておけばいい訳で、大幅変更ならともかく今回のような小変更で互換性が無いのは個人的にはまるで納得出来ないです。

ワットモニターを導入したこともあり一部設定を変更したので、今後のBIOS変更時の為の備忘録として私の設定を書いておきます。
次回BIOS更新時はこれを見ながら設定します…。

i7-950@4.2GHz HT ON
R3F_4_2G_HT-ON.jpg
OCCT_LINPACK_004.jpg
現状で常用可能な最上位設定です。
温度的にギリギリの印象があるので、真夏にLINPACKは厳しいかもしれません。
アイドル171W、OCCT LINPACK中403W、Crysis WH中432W、BF2中326W位です。

i7-950@4.2GHz HT OFF
R3F_4_2G_HT-OFF.jpg
OCCT_LINPACK_003.jpg
HTをOFFにすると温度的にはかなり楽になります。
エアコンはあるのでこれなら真夏でも楽勝でしょう。
アイドル168W、OCCT LINPACK中346W、Crysis WH中425W、BF2中320W位です。

ゲームは場面によってかなり上下するかと思いますが、上記の比較は同じ場面で測定しているのでそこそこ信頼性はあるはずです。

消費電力計ってて気がつきましたが、HT ONとOFFだとOCCT LINPACKは50W以上の大きな差がつきます。
しかしアイドルとゲーム中は大して差が出ません。
私の場合だと8スレッドフルに使用するようなベンチを動かさない限り、HT ONでもOFFでも消費電力は僅差だということでしょう。

パワーを使えば使うだけ消費電力が上がるだけなので、理にはかなっています。
まぁLGA1366で納得出来ないのはアイドル時の消費電力だけですね。
全くパワーを使っていない時位はドカンと消費を下げて欲しかった所です。

ベンチをやるたびにBISOでHT ON・OFF設定を切り替えるのも面倒すぎるので、今まで通りHT ONのまま常用することにします。
Windows7はXP・Vistaと違ってHT ONで遅くなることは殆ど無いようですからね。

ベンチやエンコ等のマルチスレッドアプリを全く使わないという人ならHT OFFで数ワット減らすという考えもあると思いますが…i7使ってる意味が微妙になりそうです。

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