カメラ機材・アクセサリー
PowerShot G12修理行き
春くらいから気付いてはいたのですが、これ以上増える気配は無さそうなのと保証期間まで後1ヶ月程度に迫ったので修理に出しました。
現象はこんな感じです。

背景が黒や濃紺だと分かりやすいですが、光点が1つ写り込みます。
現象はこんな感じです。

背景が黒や濃紺だと分かりやすいですが、光点が1つ写り込みます。
クーリングパーツ
実験機というかサブサブマシンのような物
6月に2台分のマシンを入れ替えた為、結構パーツが余りました。
今までの実験機があまりにも低性能だったため、まだ処分していなかった余り物でパワーアップしてみました。
クーラーが足りなかったので追加しています。
今までの実験機があまりにも低性能だったため、まだ処分していなかった余り物でパワーアップしてみました。
クーラーが足りなかったので追加しています。
MSI Afterburner
MSI Afterburner 2.2.4

Afterburner 2.2.4 Ready for Download
MSI公式Afterburnerダウンロードページ
Afterburnerの2.2.4が公開されました。
上記または2.2.0 β5以降のアップデートチェックからダウンロード出来ます。
新規ビデオチップへの対応と、NVIDIAのKeplerシリーズでの電圧制御を変更したようです。
Sandy Bridge-E・Rampage IV Formula
Rampage IV Formula BIOS 2105
先日の記事では様子見と書いておきながら、好奇心には勝てず結局アップデートしてしまいました。
手順は前回書いたとおり、下記リンクが参考になります。
[X79] 2002以降へのBIOS更新方法について|テックウインド株式会社
私のR4Fでの流れを簡単に書いておきます。
1.Rampage-IV-Formula-ASUS-2003.zip内にあるRampage-IV-Formula-CAP-Converter.ROMをUSBメモリにコピーしておく
2.EZ Flash 2を起動し、Rampage-IV-Formula-CAP-Converter.ROMを指定してアップデートする
3.通常アップデート作業が終了後勝手に再起動し、DOS画面のような状態でコンバート作業が始まるので見守る
4.3の作業が終了後、勝手に電源が切れBIOS FLASHBACK機能でもう片方のBIOSにコピーが始まるので見守る(この作業はR4E・R4Fでのみ行われます)
5.数分後作業が終わると勝手に再起動してきます
ようは2の作業を指定した後はほっとけば勝手に終わるという事です。
時間的には結構かかるので、じっと見てると辛いかもしれません。
UEFI初期値のAHCIモードで起動するとRAID0ドライブが壊れる事があるので、私はSSD・HDDのSATAケーブルを引っこ抜いた状態でコンバート作業を開始し、サブマシンでネットを見ながら放置していました。
コンバート作業が終わるとBIOS1・2共に2003になっています。
BIOS2はそのままでBIOS1を最新版2105にしてみました。
2003までの起動画面です。

2105ではこうなりました。

起動高速化に関係しているのかは分かりませんが、非常に質素な感じになりました。
ざっとUEFIの項目を見てみましたが、1404からは結構設定項目が変わっています。

DCU Streamer PrefetcherとDCU IP Prefetcherの項目が増えています。
両方ともL1絡みの項目のようで、基本的にEnabledのままで性能向上してくれるようです。

PCH内蔵USB2.0の細かな設定が出来るようになりました。

ついにPower On By PS/2 Mouseの項目が無くなりました。
振り返ればLGA775のP5Eですら既にPS/2ポートは1ポートしか無く、R.O.G.シリーズでもZ77のM5GとM5FではPS/2ポート自体が付いていません。
キーボードの場合はPS/2ならではの利点がありますが、マウスの場合はこれといって無い状況だと思われるので貴重なPS/2ポートをマウスに使う時代は終わったと言う事でしょうか。

新設項目です。
UEFIでもネットワークが使えるという事でしょうか?。
ちょっと利点が思いつきません。

起動が高速化したと言われる2105の一番大きな変更部分です。
多数の追加項目があります。
特にFast BootのUSB Supportの部分で起動速度が大きく変わるようです。
私のようにフルイニシャライズにしておくと、今までよりちょっと早いかな、程度で普通にDELキーでUEFIを起動させる事が出来ます。
が、ここをハーフイニシャライズとかにすると、環境によってはUEFIを起動させる事すら困難な速度でBIOS画面が過ぎるようです。
ちなみに早くなるのはBIOSが起動後(ディスプレイに信号が来た後)の部分であり、コールドスタート時に電源を入れた後ディスプレイ信号が出始めるまでの速度は変わっていません。
このディスプレイ信号が出るまでの時間が一番長く苦痛なため、私個人の感想ではあまり早くなった気はしませんでした。
一番期待していたスリープ復帰時の100℃問題は解決しませんでした。
というかなんとなく頻度が上がったような…。
ちなみに1404の時に確認が取れましたが、CPUクロックを4.5GHz設定(BCLK 125MHz×倍率36、ターボモードオフ)でもこの100℃問題は出ます。
1週間程度しか試していませんがBCLK 100MHzの4.3GHz設定では全く出なかった為、CPU Strapでの125MHz設定が原因の可能性が高いです。
その他の安定性も若干下がったかもしれません。
電圧は1404の時と全く同じにしていますが、DIGI+ Power Controlの項目を弄っていた時に1回デスクトップでのアイドル中にBoSDを経験しました。
1404では起きた事はなかったのでちょっと注意が必要かもしれません。
OC目的だとあまりお勧めのバージョンではないかもしれません。
しかし致命的欠陥という程酷い状況でもないので、新しもの好きなら突撃しても大丈夫かなとは思います。
手順は前回書いたとおり、下記リンクが参考になります。
[X79] 2002以降へのBIOS更新方法について|テックウインド株式会社
私のR4Fでの流れを簡単に書いておきます。
1.Rampage-IV-Formula-ASUS-2003.zip内にあるRampage-IV-Formula-CAP-Converter.ROMをUSBメモリにコピーしておく
2.EZ Flash 2を起動し、Rampage-IV-Formula-CAP-Converter.ROMを指定してアップデートする
3.通常アップデート作業が終了後勝手に再起動し、DOS画面のような状態でコンバート作業が始まるので見守る
4.3の作業が終了後、勝手に電源が切れBIOS FLASHBACK機能でもう片方のBIOSにコピーが始まるので見守る(この作業はR4E・R4Fでのみ行われます)
5.数分後作業が終わると勝手に再起動してきます
ようは2の作業を指定した後はほっとけば勝手に終わるという事です。
時間的には結構かかるので、じっと見てると辛いかもしれません。
UEFI初期値のAHCIモードで起動するとRAID0ドライブが壊れる事があるので、私はSSD・HDDのSATAケーブルを引っこ抜いた状態でコンバート作業を開始し、サブマシンでネットを見ながら放置していました。
コンバート作業が終わるとBIOS1・2共に2003になっています。
BIOS2はそのままでBIOS1を最新版2105にしてみました。
2003までの起動画面です。

2105ではこうなりました。

起動高速化に関係しているのかは分かりませんが、非常に質素な感じになりました。
ざっとUEFIの項目を見てみましたが、1404からは結構設定項目が変わっています。

DCU Streamer PrefetcherとDCU IP Prefetcherの項目が増えています。
両方ともL1絡みの項目のようで、基本的にEnabledのままで性能向上してくれるようです。

PCH内蔵USB2.0の細かな設定が出来るようになりました。

ついにPower On By PS/2 Mouseの項目が無くなりました。
振り返ればLGA775のP5Eですら既にPS/2ポートは1ポートしか無く、R.O.G.シリーズでもZ77のM5GとM5FではPS/2ポート自体が付いていません。
キーボードの場合はPS/2ならではの利点がありますが、マウスの場合はこれといって無い状況だと思われるので貴重なPS/2ポートをマウスに使う時代は終わったと言う事でしょうか。

新設項目です。
UEFIでもネットワークが使えるという事でしょうか?。
ちょっと利点が思いつきません。

起動が高速化したと言われる2105の一番大きな変更部分です。
多数の追加項目があります。
特にFast BootのUSB Supportの部分で起動速度が大きく変わるようです。
私のようにフルイニシャライズにしておくと、今までよりちょっと早いかな、程度で普通にDELキーでUEFIを起動させる事が出来ます。
が、ここをハーフイニシャライズとかにすると、環境によってはUEFIを起動させる事すら困難な速度でBIOS画面が過ぎるようです。
ちなみに早くなるのはBIOSが起動後(ディスプレイに信号が来た後)の部分であり、コールドスタート時に電源を入れた後ディスプレイ信号が出始めるまでの速度は変わっていません。
このディスプレイ信号が出るまでの時間が一番長く苦痛なため、私個人の感想ではあまり早くなった気はしませんでした。
一番期待していたスリープ復帰時の100℃問題は解決しませんでした。
というかなんとなく頻度が上がったような…。
ちなみに1404の時に確認が取れましたが、CPUクロックを4.5GHz設定(BCLK 125MHz×倍率36、ターボモードオフ)でもこの100℃問題は出ます。
1週間程度しか試していませんがBCLK 100MHzの4.3GHz設定では全く出なかった為、CPU Strapでの125MHz設定が原因の可能性が高いです。
その他の安定性も若干下がったかもしれません。
電圧は1404の時と全く同じにしていますが、DIGI+ Power Controlの項目を弄っていた時に1回デスクトップでのアイドル中にBoSDを経験しました。
1404では起きた事はなかったのでちょっと注意が必要かもしれません。
OC目的だとあまりお勧めのバージョンではないかもしれません。
しかし致命的欠陥という程酷い状況でもないので、新しもの好きなら突撃しても大丈夫かなとは思います。
GV-N670OC-2GD
GV-N670OC-2GD購入

Kepler発表時にはミドルクラス系のダイ面積とメモリバスに懐疑的だったのですが、結局これが現在の本流という事のようなので購入してみました。
いつものようにコスパ重視の貧乏性なのでGTX680ではなくGTX670です。
4万を切っているLEADTEKのWinFast GTX680 2GB GDDR5も気にはなったのですが
・製品写真で僅かに見える基板部分から、基板がオリジナルっぽい
・ググっても基板の詳細写真は出てこない
・値段や今までの実績から考えて廉価基板の可能性あり
・廉価基板とリファレンスクーラーの組み合わせはちょっと勘弁
廉価基板と決まった訳ではないですが、4万も出して不明な基板の製品を購入する気はしないので候補外としました。
オリジナルファン搭載のGTX670候補としてASUSのGTX670-DC2-2GD5やMSIのN670GTX Twin Frozr IV PE OCも考えましたが
・8ピン+6ピンの補助電源端子により、リファレンスのGTX680より電力面の余裕がある
・しょぼいGTX670用基板ではなく同社製GTX680のGV-N680OC-2GDと同一基板を使用している
この基板はリファレンス用GTX680基板をベースにGIGABYTEオリジナルのUltra Durable VGAを採用し、電源回路もリファレンスGTX680基板の4+2フェーズから5+2フェーズに強化されている
・GTX680用基板なのでメモリが表面のみに実装され、またそのメモリの冷却の為にヒートシンクが熱伝導シートで接面している
これらの特徴が気に入ったので、今回はGIGABYTEのGV-N670OC-2GDにしてみました。
なお同じGIGABYTEでもGV-N670WF2-2GDは基板がGTX670のリファレンス基板です。
上記の特徴は全て当てはまらずに1ランク下の製品になるので、気をつけた方が良いでしょう。

箱裏面です。

内容物です。
カード本体の他には、補助電源変換ケーブル2本とドライバCD・クイックガイドしか入っていません。
非常にシンプルです。


カードの表裏です。
私はいきなりバラす気は無いので、もっと詳しく見たい方はtechPowerUp!のGV-N670OC-2GDレビューページへどうぞ。
ちなみに同じtechPowerUp!にGTX680リファレンスカードのレビューもありますが、基板を見比べると冒頭で書いたこの製品の特徴が分かると思います。

余裕の8+6ピン補助電源端子です。
時々8ピン補助電源端子を毛嫌いする人を見かけますが、6ピンが8ピンになっただけで実消費電力が上がる訳ではないのでもうちょっと理知的な思考を身につけて欲しいと思います。
マザーファッカーにならない為、他にOC時の安定性なども考えると補助電源部分は余裕を持った作りが好ましいものです。

2階建て構造になってる部分が電源制御チップのようです。
techPowerUp!によるとI2C非対応のようですが、Keplerは電圧の動的制御をするんですよね…。
正直仕組みがよく分からんです。

このカードにはバックプレートは付いていませんが、代わりに歪み防止用のステーが付いています。

Triangle Coolと言われるヒートシンクの盛り上がり部です。

このように背面端子はもちろんの事、PCI-Eスロット端子やSLI端子にも全てカバーが付いています。

DVI端子の一つはアナログ不可のDVI-Dになっています。
HDMIとDisplayPort端子はミニではなく標準タイプなので扱いやすいと思います。
このカードにはバックプレートはないので、R4FのPCI-Ex16_1に挿すと取り外し時のドライバー差し込みでショートしそうで気になります。

試しにレーンシミュレーターで見てみると、PCI-Ex16_2にX-Fi Ti FCSを挿してもPCI-Ex16_3はx16モードで使えるようです。


PCI-Ex16_3に挿し、X-Fi Ti FCSを上に上げてみました。
補助電源ケーブルの長さがギリギリっぽくなったのでNH-D14のファン前面を思いっきり横切っていますが、まぁCPUの温度的には余裕があるので大丈夫でしょう。
長さ的にはご覧の通り、ATXマザーの幅よりちょっと長いくらいです。
480Lightningより余裕で短いので、E-ATXなケースだとスカスカです。

しっかりx16 Nativeで動作しています。
やっぱりX79の自由度は最高です。
GV-N670OC-2GD
GV-N670OC-2GDを弄ってみる
GV-N670OC-2GDを色々弄った雑感を書いてみます。
PCI-E 3.0動作について
KeplerのGK104はPCI-E 3.0対応ですが、CPU側のIntelとしての3.0正式対応はIvy Bridgeからということもあり、Sandy Bridge-EだとGeForceドライバのデフォルトでは2.0動作になってしまいます。
PCI-E 3.0に(非公式でも)対応というのは私がSandy Bridge-Eを選択した理由の一つでもあるので、正常にPCI-E 3.0で動作するのか確認してみました。
4Gamer.net ― NVIDIA,X79環境でGTX 680&670のPCIe 3.0動作を有効化する「無保証パッチ」公開
当たり前ですが先にR4FのUEFIでGEN3設定にしておきます。
分かりやすい説明とリンクがあるので、上記ページを参考にパッチを実行しPCI-E 3.0動作させてみました。

すんなり3.0で動作しました。
まだ数日しか動かしていませんが今のところ全く不安定な挙動もないので、i7-3820(SR0LD・M1ステッピング)+Rampage IV Formula(BIOS 2105)ではKeplerのPCI-E 3.0動作OKとみていいと思います。
BIOSについて
GV-N670OC-2GD ダウンロードページ(BIOS)
このBIOS説明によると、最新のF12はVersion:80.04.31.00.09となっています。
上記のGPU-Z等のSSを見ても分かるように、初期状態のBIOSはVersion:80.04.31.00.58です。
分かり辛いのでGIGABYTEのBIOS UPDATEツールのVGA@BIOSを起動させてみました。

どうも既にF12になってる気がします。
らちが明かないので、techPowerUp!から現在の最新版のNVFlash 5.127を落としてきてDOS起動にて現在のBIOSを吸い出しました。
ちなみにGPU-Zでは吸い出し不可です。(バージョン0.6.5から吸い出し可能になりました)
吸い出したBIOSファイルとダウンロードしたF12のBIOSファイルでハッシュ比較をしたところ、見事に一致しました。
つまりGIGABYTEのダウンロードページに書いてある詳細説明が間違っています。
F12のバージョンは80.04.31.00.58です。
という訳で、購入時から最新BIOSになっていたので更新の必要はありませんでした。
※2012/10/05
いつの間にかバージョンF12の詳細の誤植が直っているようです。
ファン動作について
ファンの動作音をどう感じるかは、環境や個人差によって大きく異なるのであくまで主観的な意見です。
まず10%刻みでAfterburnerで弄ってみました。
・~40%(1920rpm) : 他のファンの音に紛れて聞こえません。
・50%(2730rpm) : 低い感じでファーと聞こえるようになります。
・60%(3420rpm) : 若干中音が混じってくる感じで、当然音量は上がっています。人によってはこの辺から耐えられないと言い出しかねません。私は平気なレベルです。
・70%(3990rpm) : 更に音量が上がり高音が混じってきます。私でも五月蠅いかなと感じるレベルです。
・80%~(4440rpm) : 五月蠅いです。これで常用するのは私でも無理かなと。
私は多分普通の人よりファンの騒音に寛容な方だと思いますが、それでも80%以上はちょっと勘弁という感じです。
意外に高負荷なFF14 Benchを回してファンの回転数を見てみました。

標準のファン制御だと68℃時点で45%なので、ハイエンドクラスのGPUにしてはかなり静かです。
アイドル時は23%まで下がるのは確認しています。
ちなみにWindowsが起動していない状態、例えばUEFI中などでは多分50%位の状態でファンが回っています。
(%を表示する方法はないので音で判断しています。)
なのでWindowsのアイドル中と違って、UEFIやWindows起動処理中はファンの音が聞こえます。
私はこの程度であれば全く問題ありませんが、神経質な人にとっては気になる仕様かもしれません。
まぁ噂のMSIダスト リムーバル テクノロジーに比べればこのくらいなんでもないでしょう。
正直、この50%の音量に耐えられない人ならハイエンドクラスのGPUは止めた方が良いです。
PCI-E 3.0動作について
KeplerのGK104はPCI-E 3.0対応ですが、CPU側のIntelとしての3.0正式対応はIvy Bridgeからということもあり、Sandy Bridge-EだとGeForceドライバのデフォルトでは2.0動作になってしまいます。
PCI-E 3.0に(非公式でも)対応というのは私がSandy Bridge-Eを選択した理由の一つでもあるので、正常にPCI-E 3.0で動作するのか確認してみました。
4Gamer.net ― NVIDIA,X79環境でGTX 680&670のPCIe 3.0動作を有効化する「無保証パッチ」公開
当たり前ですが先にR4FのUEFIでGEN3設定にしておきます。
分かりやすい説明とリンクがあるので、上記ページを参考にパッチを実行しPCI-E 3.0動作させてみました。

すんなり3.0で動作しました。
まだ数日しか動かしていませんが今のところ全く不安定な挙動もないので、i7-3820(SR0LD・M1ステッピング)+Rampage IV Formula(BIOS 2105)ではKeplerのPCI-E 3.0動作OKとみていいと思います。
BIOSについて
GV-N670OC-2GD ダウンロードページ(BIOS)
このBIOS説明によると、最新のF12はVersion:80.04.31.00.09となっています。
上記のGPU-Z等のSSを見ても分かるように、初期状態のBIOSはVersion:80.04.31.00.58です。
分かり辛いのでGIGABYTEのBIOS UPDATEツールのVGA@BIOSを起動させてみました。

どうも既にF12になってる気がします。
らちが明かないので、techPowerUp!から現在の最新版のNVFlash 5.127を落としてきてDOS起動にて現在のBIOSを吸い出しました。
ちなみにGPU-Zでは吸い出し不可です。(バージョン0.6.5から吸い出し可能になりました)
吸い出したBIOSファイルとダウンロードしたF12のBIOSファイルでハッシュ比較をしたところ、見事に一致しました。
つまりGIGABYTEのダウンロードページに書いてある詳細説明が間違っています。
F12のバージョンは80.04.31.00.58です。
という訳で、購入時から最新BIOSになっていたので更新の必要はありませんでした。
※2012/10/05
いつの間にかバージョンF12の詳細の誤植が直っているようです。
ファン動作について
ファンの動作音をどう感じるかは、環境や個人差によって大きく異なるのであくまで主観的な意見です。
まず10%刻みでAfterburnerで弄ってみました。
・~40%(1920rpm) : 他のファンの音に紛れて聞こえません。
・50%(2730rpm) : 低い感じでファーと聞こえるようになります。
・60%(3420rpm) : 若干中音が混じってくる感じで、当然音量は上がっています。人によってはこの辺から耐えられないと言い出しかねません。私は平気なレベルです。
・70%(3990rpm) : 更に音量が上がり高音が混じってきます。私でも五月蠅いかなと感じるレベルです。
・80%~(4440rpm) : 五月蠅いです。これで常用するのは私でも無理かなと。
私は多分普通の人よりファンの騒音に寛容な方だと思いますが、それでも80%以上はちょっと勘弁という感じです。
意外に高負荷なFF14 Benchを回してファンの回転数を見てみました。

標準のファン制御だと68℃時点で45%なので、ハイエンドクラスのGPUにしてはかなり静かです。
アイドル時は23%まで下がるのは確認しています。
ちなみにWindowsが起動していない状態、例えばUEFI中などでは多分50%位の状態でファンが回っています。
(%を表示する方法はないので音で判断しています。)
なのでWindowsのアイドル中と違って、UEFIやWindows起動処理中はファンの音が聞こえます。
私はこの程度であれば全く問題ありませんが、神経質な人にとっては気になる仕様かもしれません。
まぁ噂のMSIダスト リムーバル テクノロジーに比べればこのくらいなんでもないでしょう。
正直、この50%の音量に耐えられない人ならハイエンドクラスのGPUは止めた方が良いです。
GV-N670OC-2GD
GV-N670OC-2GDのOC
Keplerになってから今までのビデオカードのOC方法とは変わってしまいましたが、手探りで色々弄ってみました。
4Gamer.net ― 「GeForce GTX 680」レビュー(後編)。NVIDIA版Turbo Boostになる「GPU Boost」とは何か
基礎知識としてこのページが非常に役立ちました。
以前見た時は適当に流し読みでしたが、今回は実機が手元にあるので理解しやすかったです。
まずはGV-N670OC-2GDとしての定格クロックでの動きです。

ベースクロックは980MHz、ブーストクロックは1059MHz(公式では1058MHz)になっています。
この状態でFF14 Benchを実行した時のクロックの動きです。

ブーストクロックが1176MHzまで上がっています。
仕様上のブーストクロック1058MHzとは100MHz以上の差があります。
このブーストクロックですが、GV-N670OC-2GDでは
・コア温度が70℃を超える
・Power Consumptionが上限値(デフォルトでは100%)を超える
この2つの複合条件でブーストされるクロックは下がっていきます。
問題は、このクロックのブースト値を下げていくルーチンはオフにする事は出来ないという事です。
KeplerはFermiまでのようにクロック決め打ちは出来ずオフセット設定しか出来ないので、このブーストクロックの動きを理解しないと狙い通りのクロックにする事は出来ません。
まぁでも実は結構単純な話かもしれません。
Power Limitは出来るだけ大きく設定し、適度なプラスオフセットクロックを設定した後ひたすら70℃を超えないようにファン操作すれば理論上の最大ブーストクロックで動き続ける事になります。
とりあえずのお試し設定としてこんな感じにしてみました。

・Core Voltageは弄っていません。
というか、この項目は弄っても意味が無いです。
弄ると確定した瞬間は反映されるのですが、P-Stateが変更時に標準値に上書きされます。
なので例えば+25mVとかにしても、最大ブースト時の電圧は1.175Vのままです。
ASUSのGTX670-DC2-2GD5やMSIのN670GTX Twin Frozr IV PE OCは電圧操作も売り文句に入っていたと思いますが、本当に上書きされずにオフセット設定出来るんでしょうか。
もし出来るならこの自由度の低いKeplerのOCにおいて貴重な製品になると思います。
・Power Limitは最大の112%です。
この値、実はカードによって100%の値がバラバラなので、どこまで%を伸ばせるかもカードによって違うようです。
VGA Bios Collection: Gigabyte GTX 670 2048 MB | techPowerUp
この情報が正しいのなら、GV-N670OC-2GDは標準(100%)は200W、112%で224Wという事になるかと思います。
だとすると折角の8+6ピン補助電源が宝の持ち腐れ状態に…最大150%でいいのに。
・Core Clockのオフセット値は+100MHzです。
GPU-Zではベースクロック1080MHz、ブーストクロック1159MHzと表示されます。
・Memory Clockのオフセット値は+400MHzです。
実際のデータレートでは+800MHzの6800MHz位になるはずです。
GK104の弱点はメモリ回りなので、メモリクロックを上げるのは意味がある行為だと思っています。
・ファン設定はAfterburnerでの制御設定にしてみました。
ほどほどの音量で出来るだけ70℃を越えないように、という感じの設定です。
ただし80℃とかは避けたいので、70℃を超えると手加減しないようにしています。
この設定でFF14 Benchを動かしてみると、こんな状態で推移します。

ブーストクロックは最大1276MHzまで上昇します。
このSSではまだ69℃で堪えているので下がっていませんが、ベンチ完走までには70℃に到達してしまいました。
70℃になると確か1267MHzに落ちていたはずです。
この辺のバランスは難しく、絶対70℃を超えないようにしようとするとファンが爆音状態になりかねません。
逆に静音にこだわると速攻70℃を超え、ブーストクロックがどんどん下がっていくのでOCの意味が薄れてしまいます。
いかに冷やせるかがKepler OCでのキモだという事になりそうです。
Power Consumptionですが、こちらは滅多な事で112%に到達する事はありません。
私が試した限りだと、Afterburnerに付いてくる”しばきツール”・Kombustorで見事に112%到達をしてくれた位です。
Power Limitは設定出来る最大値にしておけば、後はあまり気にする必要も無いと思います。
※2012/10/06
次の記事でOC時のベンチまで載せておきながら今更違うクロックですが、まぁ数日間使ってみての結果という事で。
最初は気付かなかったのですが、GK104のコアクロックはどうも13MHz刻みで上下させるのがキリが良いようです。
(実際には13+小数点以下のクロックで変動していくので、14MHzずれる位置があります)
ベンチ専用設定

コアのオフセットは+104で最大ブースト時1280MHzです。
+117の1293MHzでは3DMark11やFF14ベンチは通りますが、一部ベンチで反応停止エラーが出てしまいます。
メモリのオフセットが+900のデータレート7804MHzです。
実験中Afterburnerでのメモリ最大設定値+1000まで上げてみましたが、残念ながらベンチ中にドライバの反応停止エラーが出ました。
+900では今のところ全てのベンチで問題ありません。
常用設定

コアは+78の最大ブースト時1254MHzです。
1280MHzだとベンチでは何をやっても問題無かったのですが、ゲームの実プレイ(Crysis)時、リアルタイムレンダリングのデモシーンに移行するタイミングで落ちる事がありました(何故か操作中は問題無く安定してるのですが)。
1段階下げの1267MHzでも大丈夫でしたが、念のためもう1段階下げの1254MHzにしています。
メモリは+800のデータレート7604MHzです。
ベンチで問題のない+900から余裕をみて100MHz(実クロック50MHz)下げています。
相変わらずあまり引きが良くないので、コアクロックはいまいち伸びず残念でした。
ただメモリは予想外に伸びて、256bitバスで微妙なGK104の弱点を緩和してくれています。
まぁこれは購入前の目論見通り、一番真面目にメモリを冷やしているGTX670であるGV-N670OC-2GDだからこそ達成出来るクロックではないでしょうか。
※2013/01
GV-N670OC-2GDのBIOSを改造してみる(KGB - Kepler BIOS Editor/Unlocker)
Kepler BIOS Editorの登場によって常用のクロックも変わりました。
詳しくは上記リンク先で。
今回のKeplerでは自動で動的にクロックを制御される為、オリジナルファンモデルの重要性が増しています。
より大きな電力を投入出来、より冷えるクーラーが付いているという事が重要になってきます。
リファレンスクーラーで冷えないGTX680より、オリジナル基板とファンで構成されたGTX670の方がブーストクロックの伸びと安定が良いなんて事も多々あるでしょう。
GTX670とGTX680の性能差では、クロックの逆転具合によっては性能も逆転する事もありそうです。
4Gamer.net ― 「GeForce GTX 680」レビュー(後編)。NVIDIA版Turbo Boostになる「GPU Boost」とは何か
基礎知識としてこのページが非常に役立ちました。
以前見た時は適当に流し読みでしたが、今回は実機が手元にあるので理解しやすかったです。
まずはGV-N670OC-2GDとしての定格クロックでの動きです。

ベースクロックは980MHz、ブーストクロックは1059MHz(公式では1058MHz)になっています。
この状態でFF14 Benchを実行した時のクロックの動きです。

ブーストクロックが1176MHzまで上がっています。
仕様上のブーストクロック1058MHzとは100MHz以上の差があります。
このブーストクロックですが、GV-N670OC-2GDでは
・コア温度が70℃を超える
・Power Consumptionが上限値(デフォルトでは100%)を超える
この2つの複合条件でブーストされるクロックは下がっていきます。
問題は、このクロックのブースト値を下げていくルーチンはオフにする事は出来ないという事です。
KeplerはFermiまでのようにクロック決め打ちは出来ずオフセット設定しか出来ないので、このブーストクロックの動きを理解しないと狙い通りのクロックにする事は出来ません。
まぁでも実は結構単純な話かもしれません。
Power Limitは出来るだけ大きく設定し、適度なプラスオフセットクロックを設定した後ひたすら70℃を超えないようにファン操作すれば理論上の最大ブーストクロックで動き続ける事になります。
とりあえずのお試し設定としてこんな感じにしてみました。

・Core Voltageは弄っていません。
というか、この項目は弄っても意味が無いです。
弄ると確定した瞬間は反映されるのですが、P-Stateが変更時に標準値に上書きされます。
なので例えば+25mVとかにしても、最大ブースト時の電圧は1.175Vのままです。
ASUSのGTX670-DC2-2GD5やMSIのN670GTX Twin Frozr IV PE OCは電圧操作も売り文句に入っていたと思いますが、本当に上書きされずにオフセット設定出来るんでしょうか。
もし出来るならこの自由度の低いKeplerのOCにおいて貴重な製品になると思います。
・Power Limitは最大の112%です。
この値、実はカードによって100%の値がバラバラなので、どこまで%を伸ばせるかもカードによって違うようです。
VGA Bios Collection: Gigabyte GTX 670 2048 MB | techPowerUp
この情報が正しいのなら、GV-N670OC-2GDは標準(100%)は200W、112%で224Wという事になるかと思います。
だとすると折角の8+6ピン補助電源が宝の持ち腐れ状態に…最大150%でいいのに。
・Core Clockのオフセット値は+100MHzです。
GPU-Zではベースクロック1080MHz、ブーストクロック1159MHzと表示されます。
・Memory Clockのオフセット値は+400MHzです。
実際のデータレートでは+800MHzの6800MHz位になるはずです。
GK104の弱点はメモリ回りなので、メモリクロックを上げるのは意味がある行為だと思っています。
・ファン設定はAfterburnerでの制御設定にしてみました。
ほどほどの音量で出来るだけ70℃を越えないように、という感じの設定です。
ただし80℃とかは避けたいので、70℃を超えると手加減しないようにしています。
この設定でFF14 Benchを動かしてみると、こんな状態で推移します。

ブーストクロックは最大1276MHzまで上昇します。
このSSではまだ69℃で堪えているので下がっていませんが、ベンチ完走までには70℃に到達してしまいました。
70℃になると確か1267MHzに落ちていたはずです。
この辺のバランスは難しく、絶対70℃を超えないようにしようとするとファンが爆音状態になりかねません。
逆に静音にこだわると速攻70℃を超え、ブーストクロックがどんどん下がっていくのでOCの意味が薄れてしまいます。
いかに冷やせるかがKepler OCでのキモだという事になりそうです。
Power Consumptionですが、こちらは滅多な事で112%に到達する事はありません。
私が試した限りだと、Afterburnerに付いてくる”しばきツール”・Kombustorで見事に112%到達をしてくれた位です。
Power Limitは設定出来る最大値にしておけば、後はあまり気にする必要も無いと思います。
※2012/10/06
次の記事でOC時のベンチまで載せておきながら今更違うクロックですが、まぁ数日間使ってみての結果という事で。
最初は気付かなかったのですが、GK104のコアクロックはどうも13MHz刻みで上下させるのがキリが良いようです。
(実際には13+小数点以下のクロックで変動していくので、14MHzずれる位置があります)
ベンチ専用設定

コアのオフセットは+104で最大ブースト時1280MHzです。
+117の1293MHzでは3DMark11やFF14ベンチは通りますが、一部ベンチで反応停止エラーが出てしまいます。
メモリのオフセットが+900のデータレート7804MHzです。
実験中Afterburnerでのメモリ最大設定値+1000まで上げてみましたが、残念ながらベンチ中にドライバの反応停止エラーが出ました。
+900では今のところ全てのベンチで問題ありません。
常用設定

コアは+78の最大ブースト時1254MHzです。
1280MHzだとベンチでは何をやっても問題無かったのですが、ゲームの実プレイ(Crysis)時、リアルタイムレンダリングのデモシーンに移行するタイミングで落ちる事がありました(何故か操作中は問題無く安定してるのですが)。
1段階下げの1267MHzでも大丈夫でしたが、念のためもう1段階下げの1254MHzにしています。
メモリは+800のデータレート7604MHzです。
ベンチで問題のない+900から余裕をみて100MHz(実クロック50MHz)下げています。
相変わらずあまり引きが良くないので、コアクロックはいまいち伸びず残念でした。
ただメモリは予想外に伸びて、256bitバスで微妙なGK104の弱点を緩和してくれています。
まぁこれは購入前の目論見通り、一番真面目にメモリを冷やしているGTX670であるGV-N670OC-2GDだからこそ達成出来るクロックではないでしょうか。
※2013/01
GV-N670OC-2GDのBIOSを改造してみる(KGB - Kepler BIOS Editor/Unlocker)
Kepler BIOS Editorの登場によって常用のクロックも変わりました。
詳しくは上記リンク先で。
今回のKeplerでは自動で動的にクロックを制御される為、オリジナルファンモデルの重要性が増しています。
より大きな電力を投入出来、より冷えるクーラーが付いているという事が重要になってきます。
リファレンスクーラーで冷えないGTX680より、オリジナル基板とファンで構成されたGTX670の方がブーストクロックの伸びと安定が良いなんて事も多々あるでしょう。
GTX670とGTX680の性能差では、クロックの逆転具合によっては性能も逆転する事もありそうです。