HWiNFO
HWiNFO + HWiNFO Monitor
CPU系のモニタリングツール・ガジェットとして今まではHWMonitor+HWMonitor Meterを使っていましたが、色々細かい不満点があったので違うツールに変えてみました。
HWiNFO, HWiNFO32 & HWiNFO64 - Hardware Information and Analysis Tools
HWiNFO
32bit版と64bit版がありますが、Windows7 x64ではどちらでも動きます。

多分このプログラム本来の機能、ハードウェア情報の画面です。
昔あったEVERESTのような感じです。

System Summaryの画面です。
CPU-Z+αのような感じです。

今回私が使う機能、モニタリング画面です。
このSSのタイトルバーを見れば分かりますが、62個のステータスを表示してない設定でこの状態です。
起動時のメイン画面で

このようにSensors-onlyをチェックし、configureで

Auto Start、Minimize Main Windows on Startup、Minimize Sensors on Startupの3つをチェックしておく事で、Windows起動と同時にセンサー機能が起動し自動的にタスクトレイに最小化された状態になります。
HWiNFO Monitor

HWiNFO用のガジェットです。
HWiNFO公式サイトのAdd-onsからダウンロード出来ます。
一目で分かる人もいると思いますが、私も常用しているRivatuner GPU Monitorとそっくりです。
作者は違うようですが、どうも正式に許可を貰って同じ見た目・設定操作にしてあるようです。
ちなみに上記SSのCore i7アイコンは標準では入っていません。
C:\Users\ログインユーザー名\AppData\Local\Microsoft\Windows Sidebar\Gadgets\HWiNFOMonitor.gadget\iconsフォルダ内のどれかと差し替える事で好きな画像を表示させる事が出来ます。
32×32、43×32、43×33ピクセルのpngファイルは表示出来るのを確認しています。
前に使っていたHWMonitor+HWMonitor Meterと比べて、主にこんな違いがあります。
・更新頻度が比較的高い
HWMonitorには商用のPROが存在するので、フリー版はどうしてもおざなりになるようです。
・センサーステータスの数が比較にならない位多い
HWMonitorはには商用のPROが存在するので、フリー版を充実させられないのでしょう。
HWiNFOにはそういう足枷は無いので、非常に多くの項目をモニタリング可能です。
HWMonitor+HWMonitor Meterでは出来なかった、OCしたCPUの現在クロック表示が可能です。
・全項目モニタリング状態は重たい
非常に多くの項目をモニタリング出来るのはいいんですが、全項目をモニタリングしていると重たい状態です。
私のマシンでもセンサーチェックに行くたびにCPUクロックが全開の4.75GHzになり、その状態で占有率13%とかを記録してしまいます。
このままでは常用モニタリングツールとしては失格なので、センサー画面のConfigureで要らない項目をモニタリングしないようにして削りました。
結果アイドル時には最低クロックの1.5GHzのままでCPU占有率0.3%程度まで抑える事が出来ました。
・MSI AfterburnerのOSDに表示可能
正確にはAfterburnerで使われているRivaTuner Statistics Server(RTSS)でのOSD表示に項目を追加可能という事です。
本家のRivaTunerや派生系のEVGA PrecisionのRTSSでも同じようにOSD表示可能なようです。

私の設定ではこの4行目がHWiNFOから送られてきた情報になります。
・ガジェットのHWiNFO Monitorの設定が楽
上記HWiNFO Monitorの所にも書いてあるように、RivaTuner GPU Monitorと同じ作りです。
HWMonitor Meterのようにピクセル単位での細かい表示設定は出来ませんが、逆にその分設定は楽です。
HWMonitor Meterは縦のピクセル限界が狭くて表示可能部分に押し込めるのが結構面倒でしたが、このガジェットはかなり自由です。WUXGA(縦1200ピクセル)の縦突き抜け表示が可能でした。
設定情報はC:\Users\ログインユーザー名\AppData\Local\HWiNFOMonitorフォルダに記録されるので、HWMonitor Meterよりバックアップ・リストアが楽です。
・nProに阻害されない
HWMonitorはnProが動き出すとCPU温度表示が97℃固定など狂わされてしまいます。
今後はどうなるかはまだ分かりませんが、今のところHWiNFOはnProが動き出しても狂いません。
ただ動かしておくだけのHWMonitorと違って、HWiNFOは色々設定しないとモニタリングツールとしては使えないので取っつきは悪いかもしれません。
しかしきちんと設定し終えると、HWMonitor+HWMonitor Meterの不満点が全て解消されたと思えるほどいい出来だと思います。
AfterburnerのOSD表示に追加出来るとか、慣れ親しんでるRivaTuner GPU Monitorと同じ作りのガジェットがあるとか、まさに私向けのポイントを抑えまくっています。
もっと早くチェックしておくべきだったと後悔するほど気に入っています。
HWiNFO, HWiNFO32 & HWiNFO64 - Hardware Information and Analysis Tools
HWiNFO
32bit版と64bit版がありますが、Windows7 x64ではどちらでも動きます。

多分このプログラム本来の機能、ハードウェア情報の画面です。
昔あったEVERESTのような感じです。

System Summaryの画面です。
CPU-Z+αのような感じです。

今回私が使う機能、モニタリング画面です。
このSSのタイトルバーを見れば分かりますが、62個のステータスを表示してない設定でこの状態です。
起動時のメイン画面で

このようにSensors-onlyをチェックし、configureで

Auto Start、Minimize Main Windows on Startup、Minimize Sensors on Startupの3つをチェックしておく事で、Windows起動と同時にセンサー機能が起動し自動的にタスクトレイに最小化された状態になります。
HWiNFO Monitor

HWiNFO用のガジェットです。
HWiNFO公式サイトのAdd-onsからダウンロード出来ます。
一目で分かる人もいると思いますが、私も常用しているRivatuner GPU Monitorとそっくりです。
作者は違うようですが、どうも正式に許可を貰って同じ見た目・設定操作にしてあるようです。
ちなみに上記SSのCore i7アイコンは標準では入っていません。
C:\Users\ログインユーザー名\AppData\Local\Microsoft\Windows Sidebar\Gadgets\HWiNFOMonitor.gadget\iconsフォルダ内のどれかと差し替える事で好きな画像を表示させる事が出来ます。
32×32、43×32、43×33ピクセルのpngファイルは表示出来るのを確認しています。
前に使っていたHWMonitor+HWMonitor Meterと比べて、主にこんな違いがあります。
・更新頻度が比較的高い
HWMonitorには商用のPROが存在するので、フリー版はどうしてもおざなりになるようです。
・センサーステータスの数が比較にならない位多い
HWMonitorはには商用のPROが存在するので、フリー版を充実させられないのでしょう。
HWiNFOにはそういう足枷は無いので、非常に多くの項目をモニタリング可能です。
HWMonitor+HWMonitor Meterでは出来なかった、OCしたCPUの現在クロック表示が可能です。
・全項目モニタリング状態は重たい
非常に多くの項目をモニタリング出来るのはいいんですが、全項目をモニタリングしていると重たい状態です。
私のマシンでもセンサーチェックに行くたびにCPUクロックが全開の4.75GHzになり、その状態で占有率13%とかを記録してしまいます。
このままでは常用モニタリングツールとしては失格なので、センサー画面のConfigureで要らない項目をモニタリングしないようにして削りました。
結果アイドル時には最低クロックの1.5GHzのままでCPU占有率0.3%程度まで抑える事が出来ました。
・MSI AfterburnerのOSDに表示可能
正確にはAfterburnerで使われているRivaTuner Statistics Server(RTSS)でのOSD表示に項目を追加可能という事です。
本家のRivaTunerや派生系のEVGA PrecisionのRTSSでも同じようにOSD表示可能なようです。

私の設定ではこの4行目がHWiNFOから送られてきた情報になります。
・ガジェットのHWiNFO Monitorの設定が楽
上記HWiNFO Monitorの所にも書いてあるように、RivaTuner GPU Monitorと同じ作りです。
HWMonitor Meterのようにピクセル単位での細かい表示設定は出来ませんが、逆にその分設定は楽です。
HWMonitor Meterは縦のピクセル限界が狭くて表示可能部分に押し込めるのが結構面倒でしたが、このガジェットはかなり自由です。WUXGA(縦1200ピクセル)の縦突き抜け表示が可能でした。
設定情報はC:\Users\ログインユーザー名\AppData\Local\HWiNFOMonitorフォルダに記録されるので、HWMonitor Meterよりバックアップ・リストアが楽です。
・nProに阻害されない
HWMonitorはnProが動き出すとCPU温度表示が97℃固定など狂わされてしまいます。
今後はどうなるかはまだ分かりませんが、今のところHWiNFOはnProが動き出しても狂いません。
ただ動かしておくだけのHWMonitorと違って、HWiNFOは色々設定しないとモニタリングツールとしては使えないので取っつきは悪いかもしれません。
しかしきちんと設定し終えると、HWMonitor+HWMonitor Meterの不満点が全て解消されたと思えるほどいい出来だと思います。
AfterburnerのOSD表示に追加出来るとか、慣れ親しんでるRivaTuner GPU Monitorと同じ作りのガジェットがあるとか、まさに私向けのポイントを抑えまくっています。
もっと早くチェックしておくべきだったと後悔するほど気に入っています。
その他PCハードウェア
CMPSU-850AXJP購入
そろそろメインマシンの電源を更新したかったので、ド定番なCORSAIRの80PLUS GOLD電源CMPSU-850AXJP(AX850)を購入してみました。
本当は同じCORSAIRの80PLUS PLATINUM電源AX860に注目していたのですが、予想外に高い価格だったため今回は断念しました。

噂には聞いていましたが、非常に大きな箱です。

これまた有名な話ですが、リンクスの保証シールが外装ビニールの外側に貼ってあります。
うかつにビニールを破くと保証シールまで真っ二つになったり、ビニールと一緒にゴミ箱に捨てられたりしそうです。

内箱を出してみると、なんとシールで封印されていました。


箱がデカイ理由は電源本体を囲む分厚い緩衝材が原因のようです。

AX850本体です。
フルモジュラー電源なので、本体からケーブルが1本も生えていません。
某SilverStone電源と違ってちゃんとメインスイッチがあるのは私には重要です。

付属ケーブルはこの袋の中にぎっしり詰まっています。

全部のケーブルを並べたところです。
組み込みですが、本体はフルモジュラー仕様な事もあり非常に楽に取り付け出来ます。
ただ付属のケーブルは、意外に固いというか最初に付いている癖が抜けず取り回しはあまり良くありません。
あとSATA用電源ケーブルのコネクタの向きが、下電源専用になっているのが困りました。
CORSAIRのケースが全て下電源なので、上電源な古いケースの事は考慮されていないようです。
まぁ確かに私のBX-03B-B-B/WOPSは古く裏配線も出来ないケースですが、E-ATX対応ケースな為大型ビデオカードが入らない等の間抜けな事態はあるはずもなく、作業性も非常に良い為中々換えるタイミングが無いのです。
SATA用電源ケーブルの両端に本体への接続モジュラーが付いていれば、上下どちらに電源を設置しても問題ないのですが…。
使用してみると、ハイブリッド・サイレントファンコントロール機能を謳っているだけあって非常に静かです。
うちの個体はコイル鳴きなども一切ありません。
音で気付いた物は、コールドスタート時小さくカチンとスイッチのような音が聞こえる位です。
前の電源XIGMATEK NRP-MC751が発売された当時は80PLUSの細かい規格は無かった為、この電源は「80PLUS」のみの称号になっています。
多分現在の規格で言うと80PLUS STANDARDか80PLUS BRONZEでしょう。
80PLUS GOLDなAX850になったので、両方の実消費電力をサンワサプライのワットモニター(TAP-TST8)
で計測してみました。
・アイドル
MC751 148W
AX850 135W
・OCCT AVX LINPACK
MC751 316W
AX850 294W
・OCCT GPU
MC751 436W
AX850 399W
・FF14 Benchmark
MC751 443W
AX850 407W
・3DMark11
MC751 435W
AX850 398W
アイドルでも13W、負荷時は最大37Wも差が出ました。
さすが80PLUS GOLD電源です。
古い電源を使っている場合、設定を色々弄って省電力を狙うよりさくっと高効率な電源に交換する方が確実な効果がありますね。
本当は同じCORSAIRの80PLUS PLATINUM電源AX860に注目していたのですが、予想外に高い価格だったため今回は断念しました。

噂には聞いていましたが、非常に大きな箱です。

これまた有名な話ですが、リンクスの保証シールが外装ビニールの外側に貼ってあります。
うかつにビニールを破くと保証シールまで真っ二つになったり、ビニールと一緒にゴミ箱に捨てられたりしそうです。

内箱を出してみると、なんとシールで封印されていました。


箱がデカイ理由は電源本体を囲む分厚い緩衝材が原因のようです。

AX850本体です。
フルモジュラー電源なので、本体からケーブルが1本も生えていません。
某SilverStone電源と違ってちゃんとメインスイッチがあるのは私には重要です。

付属ケーブルはこの袋の中にぎっしり詰まっています。

全部のケーブルを並べたところです。
組み込みですが、本体はフルモジュラー仕様な事もあり非常に楽に取り付け出来ます。
ただ付属のケーブルは、意外に固いというか最初に付いている癖が抜けず取り回しはあまり良くありません。
あとSATA用電源ケーブルのコネクタの向きが、下電源専用になっているのが困りました。
CORSAIRのケースが全て下電源なので、上電源な古いケースの事は考慮されていないようです。
まぁ確かに私のBX-03B-B-B/WOPSは古く裏配線も出来ないケースですが、E-ATX対応ケースな為大型ビデオカードが入らない等の間抜けな事態はあるはずもなく、作業性も非常に良い為中々換えるタイミングが無いのです。
SATA用電源ケーブルの両端に本体への接続モジュラーが付いていれば、上下どちらに電源を設置しても問題ないのですが…。
使用してみると、ハイブリッド・サイレントファンコントロール機能を謳っているだけあって非常に静かです。
うちの個体はコイル鳴きなども一切ありません。
音で気付いた物は、コールドスタート時小さくカチンとスイッチのような音が聞こえる位です。
前の電源XIGMATEK NRP-MC751が発売された当時は80PLUSの細かい規格は無かった為、この電源は「80PLUS」のみの称号になっています。
多分現在の規格で言うと80PLUS STANDARDか80PLUS BRONZEでしょう。
80PLUS GOLDなAX850になったので、両方の実消費電力をサンワサプライのワットモニター(TAP-TST8)
・アイドル
MC751 148W
AX850 135W
・OCCT AVX LINPACK
MC751 316W
AX850 294W
・OCCT GPU
MC751 436W
AX850 399W
・FF14 Benchmark
MC751 443W
AX850 407W
・3DMark11
MC751 435W
AX850 398W
アイドルでも13W、負荷時は最大37Wも差が出ました。
さすが80PLUS GOLD電源です。
古い電源を使っている場合、設定を色々弄って省電力を狙うよりさくっと高効率な電源に交換する方が確実な効果がありますね。
GV-N670OC-2GD
GV-N670OC-2GDのBIOSを改造してみる(KGB - Kepler BIOS Editor/Unlocker)
しばらくググっていなかったので気付くのが遅れましたが、昨年末にとうとうKepler BIOS Editorが出てきたようです。
KGB - Kepler BIOS Editor/Unlocker
XtremeSystemsというサイトの掲示板で展開されています。
現在バージョンは0.6です。
コマンドプロンプト専用プログラムで、設定はテキストファイル形式のkgb.cfgを弄る事で行います。
※この記事を書いた後すぐに0.61にアップデートされたようです。
上記リンク先に行けばその時点の最新版が入手出来ます。
使い方は上記掲示板にも書かれていますが
「kgb BIOSファイル名」と入力すると指定したBIOSファイルの情報を表示します。
「kgb BIOSファイル名 unlock」と入力するとkgb.cfgで設定してある内容に基づき指定したBIOSファイルの中身を書き換えます。
バックアップは取ってくれないので、オリジナルBIOSファイルは別名保存しておいた方が良いでしょう。
早速GV-N670OC-2GDのBIOSを弄ってみました。

無改造状態のBIOS情報です。
ファン制御は20%~100%、パワーターゲット(Power Limitの100%値)は200W・最大値は112%の225W、最大ブーストクロックは1267.5MHz、電圧は1.15Vというのが読み取れます。
正直最大ブーストクロック値はよく分かりません。
定格設定の時にここまで上がった事は無かったはずで、GPU-Zとかで表示される値ももっと下です。
まぁGPUクロックはAfterburnerでオフセット設定すればどうにでもなるので、下手に弄らない事にしました。

kgb.cfgのデフォルト状態です。

今回こんな感じに弄りました。
・Ver 0.6からPreserve_Original_Checksumという設定項目が増えています。
Google翻訳によるとチェックサム値が変更されないように、BIOSの未使用領域を使ってつじつま合わせをするオプションのようです。
新しいスタイルのUEFI BIOSで必要かもしれません とありますが、ビデオカードのFast Boot対応とやらが関係しているのかもしれません。
まぁ今のところはあまり気にせず0のまま、つまりチェックサム再計算でいいと思います。
・ファン設定は無改造と同じ20%~100%です。
まぁどうせAfterburnerで弄りますが。
・パワーターゲットの最大値は150%です。
GV-N670OC-2GDは補助電源端子が8+6ピンでハードウェア的には最大300Wまで入力可能です。
基準値(Power Limit 100%値)が200Wなので、最大150%にすることで8+6ピンの能力を最大限に生かす事が出来ます。
・最大ブーストクロックは弄りません。
Afterburnerでオフセット設定をすればこの値より上のクロックでも動くので、BIOS上で弄る必要はないと判断しています。
・電圧は基準値を1.175vに変更しました。
変動単位は0.0125V毎です。
ちなみに定格状態では基準値は1.15Vで、ブースト時には1.175Vに自動昇圧されます。
このブースト時の自動昇圧(0.025V)は弄れないので、今回の変更をするとブースト時には1.2Vになります。
あと、基準値・ブースト時共に1.2125Vより上には出来ないようです。
つまり基準値を1.2Vにしても、ブースト時は1.2125Vまでしか上がりません。
基準値を1.2125Vにするとブースト時も同じ電圧のままになります。
kgb.cfgのデフォルト値1.1875Vでは、ブースト時に0.025V上がって設定限界の1.2125Vになるような設定になっています。

unlockオプションを指定して書き換えます。

書き換え後のBIOS情報を見ると、ちゃんと変更された値になっています。
チェックサム値も変更されているのが確認出来ます。
この改造したBIOSファイルをGV-N670OC-2GDに書き込んでみました。
DOS起動のNVFLASHで書き込みましたが、書き込み・ベリファイ共に問題無く、リセットを掛けて普通に改造BIOSで起動しました。
OCCT GPUテスト中の各種ステータスはこんな感じです。

ちゃんとGPU電圧が1.2Vになっています。
Power Limitは150%まで設定可能になっています。
モニタリングのPowerも123%で、GV-N670OC-2GDのデフォルトPower Limit 112%を超えて稼働している事が分かります。
ちなみにPower Limitが上がったため、今まですぐに上限に達しダウンクロックして使い物にならなかったOCCT GPUテストがまともに出来るようになりました。
GPU電圧も1.2Vまで上げたため、ブーストクロック1280MHzで常用可能になりました。
ブーストクロックの制御も若干変わって、70℃を超えた時1段階下げの1267MHzにしか落ちなくなりました。
(以前は1202MHz程度まで落ちる事があった)
その代わりというか、実はメモリクロックが+800ではエラーが出ていた事が判明してしまいました。
+700でもエラーが数個出たので、思い切って+500まで下げたところノーエラーになりました。
+800でも全てのベンチ・ゲーム・エンコでエラーは出ていませんでしたが、さすがOCCT GPUテストは厳しいようです…。
ベンチはブーストクロック1306MHz・メモリ+900MHzのデータレート7806MHzで回せるようになりました。
3DMark11

NVIDIA GeForce GTX 670 video card benchmark result - Intel Core i7-3820 Processor,ASUSTeK COMPUTER INC. RAMPAGE IV FORMULA score: P10616 3DMarks
ようやく10600オーバーになりました。
FINAL FANTASY XIV OFFICIAL BENCHMARK(HIGH)

こちらもとうとう8000台にのりました。
ちなみに私の個体では、最高電圧の1.2125Vにしても1319MHzではベンチが通らず1306MHzまでのようです。
無駄に電圧を上げていてもGPU温度が上がるだけなので、バランスを考え1.2Vにしています。
なおPower Limitは150%の状態で色々やってみましたが、電圧1.2125Vでの実験中に130%になったのが最高記録です。
省電力になったと言われるKeplerのGTX670でも限界までOCするとこれだけ消費してしまうので、OCを考えている方は補助電源端子が8+6ピン以上のカードを選ぶべきでしょうね。
おまけ
実機を持っていなくてもBIOSファイルとKGB.exeがあれば設定が覗けるので、色々落として中を見てみました。
MSI N680GTX Lightning

ファンは30%~100%、パワーターゲットは225Wで最大300Wまで設定出来るようです。
補助電源は8+8ピンで最高375Wまで入力出来るカードですが、若干控えめな設定にしてあるようです。
MSI N680GTX Lightning(LN2)

MSIの公式ページから落とせるLN2用BIOSは日和って面白くなかったので、いつものようにtechPowerUpのVideo Bios Collectionから拾ってきたブツです。
噂の初回版がこのBIOSと同一だったのかは私は所持していないので分からないのですが、上限に張り付いたGPU電圧や基準300W・最大値900Wのパワーターゲットなどキレた設定になっています。
MSI N670GTX Twin Frozr IV PE OC

補助電源は6+6ピンで普通のGTX670なので、パワーターゲットは175Wで最大200Wです。
ファン制御が30~100%ですが、ここの最大値を弄るとMSIダスト リムーバル テクノロジーの回転数も変化するのか興味深いところです。持ってる人は是非…。
ASUS GTX670-DC2T-2GD5

公式から落とせるのがTOPのみだったのでこれを調べてみました。
このカードも補助電源は6+6ピンですが、パワーターゲット173.25W・最大202.703Wとえらく中途半端です。
トップクラスの静音性が売りなDC2だけあり、ファン制御が10~100%になっています。
GALAXY GF PGTX670-OC/2GD5 DUAL FAN(多分)

公式にはBIOSは無いのでtechPowerUpから拾ってきたものです。
補助電源が8+6ピンのカードらしく、デフォルトでパワーターゲット200W・最大250Wになっています。
(改造済のBIOSがtechPowerUpにアップされていた、という可能性もありますが)
騒音の評判を気にしたのか、ファン制御は30~75%と控えめです。
KGB - Kepler BIOS Editor/Unlocker
XtremeSystemsというサイトの掲示板で展開されています。
現在バージョンは0.6です。
コマンドプロンプト専用プログラムで、設定はテキストファイル形式のkgb.cfgを弄る事で行います。
※この記事を書いた後すぐに0.61にアップデートされたようです。
上記リンク先に行けばその時点の最新版が入手出来ます。
使い方は上記掲示板にも書かれていますが
「kgb BIOSファイル名」と入力すると指定したBIOSファイルの情報を表示します。
「kgb BIOSファイル名 unlock」と入力するとkgb.cfgで設定してある内容に基づき指定したBIOSファイルの中身を書き換えます。
バックアップは取ってくれないので、オリジナルBIOSファイルは別名保存しておいた方が良いでしょう。
早速GV-N670OC-2GDのBIOSを弄ってみました。

無改造状態のBIOS情報です。
ファン制御は20%~100%、パワーターゲット(Power Limitの100%値)は200W・最大値は112%の225W、最大ブーストクロックは1267.5MHz、電圧は1.15Vというのが読み取れます。
正直最大ブーストクロック値はよく分かりません。
定格設定の時にここまで上がった事は無かったはずで、GPU-Zとかで表示される値ももっと下です。
まぁGPUクロックはAfterburnerでオフセット設定すればどうにでもなるので、下手に弄らない事にしました。

kgb.cfgのデフォルト状態です。

今回こんな感じに弄りました。
・Ver 0.6からPreserve_Original_Checksumという設定項目が増えています。
Google翻訳によるとチェックサム値が変更されないように、BIOSの未使用領域を使ってつじつま合わせをするオプションのようです。
新しいスタイルのUEFI BIOSで必要かもしれません とありますが、ビデオカードのFast Boot対応とやらが関係しているのかもしれません。
まぁ今のところはあまり気にせず0のまま、つまりチェックサム再計算でいいと思います。
・ファン設定は無改造と同じ20%~100%です。
まぁどうせAfterburnerで弄りますが。
・パワーターゲットの最大値は150%です。
GV-N670OC-2GDは補助電源端子が8+6ピンでハードウェア的には最大300Wまで入力可能です。
基準値(Power Limit 100%値)が200Wなので、最大150%にすることで8+6ピンの能力を最大限に生かす事が出来ます。
・最大ブーストクロックは弄りません。
Afterburnerでオフセット設定をすればこの値より上のクロックでも動くので、BIOS上で弄る必要はないと判断しています。
・電圧は基準値を1.175vに変更しました。
変動単位は0.0125V毎です。
ちなみに定格状態では基準値は1.15Vで、ブースト時には1.175Vに自動昇圧されます。
このブースト時の自動昇圧(0.025V)は弄れないので、今回の変更をするとブースト時には1.2Vになります。
あと、基準値・ブースト時共に1.2125Vより上には出来ないようです。
つまり基準値を1.2Vにしても、ブースト時は1.2125Vまでしか上がりません。
基準値を1.2125Vにするとブースト時も同じ電圧のままになります。
kgb.cfgのデフォルト値1.1875Vでは、ブースト時に0.025V上がって設定限界の1.2125Vになるような設定になっています。

unlockオプションを指定して書き換えます。

書き換え後のBIOS情報を見ると、ちゃんと変更された値になっています。
チェックサム値も変更されているのが確認出来ます。
この改造したBIOSファイルをGV-N670OC-2GDに書き込んでみました。
DOS起動のNVFLASHで書き込みましたが、書き込み・ベリファイ共に問題無く、リセットを掛けて普通に改造BIOSで起動しました。
OCCT GPUテスト中の各種ステータスはこんな感じです。

ちゃんとGPU電圧が1.2Vになっています。
Power Limitは150%まで設定可能になっています。
モニタリングのPowerも123%で、GV-N670OC-2GDのデフォルトPower Limit 112%を超えて稼働している事が分かります。
ちなみにPower Limitが上がったため、今まですぐに上限に達しダウンクロックして使い物にならなかったOCCT GPUテストがまともに出来るようになりました。
GPU電圧も1.2Vまで上げたため、ブーストクロック1280MHzで常用可能になりました。
ブーストクロックの制御も若干変わって、70℃を超えた時1段階下げの1267MHzにしか落ちなくなりました。
(以前は1202MHz程度まで落ちる事があった)
その代わりというか、実はメモリクロックが+800ではエラーが出ていた事が判明してしまいました。
+700でもエラーが数個出たので、思い切って+500まで下げたところノーエラーになりました。
+800でも全てのベンチ・ゲーム・エンコでエラーは出ていませんでしたが、さすがOCCT GPUテストは厳しいようです…。
ベンチはブーストクロック1306MHz・メモリ+900MHzのデータレート7806MHzで回せるようになりました。
3DMark11

NVIDIA GeForce GTX 670 video card benchmark result - Intel Core i7-3820 Processor,ASUSTeK COMPUTER INC. RAMPAGE IV FORMULA score: P10616 3DMarks
ようやく10600オーバーになりました。
FINAL FANTASY XIV OFFICIAL BENCHMARK(HIGH)

こちらもとうとう8000台にのりました。
ちなみに私の個体では、最高電圧の1.2125Vにしても1319MHzではベンチが通らず1306MHzまでのようです。
無駄に電圧を上げていてもGPU温度が上がるだけなので、バランスを考え1.2Vにしています。
なおPower Limitは150%の状態で色々やってみましたが、電圧1.2125Vでの実験中に130%になったのが最高記録です。
省電力になったと言われるKeplerのGTX670でも限界までOCするとこれだけ消費してしまうので、OCを考えている方は補助電源端子が8+6ピン以上のカードを選ぶべきでしょうね。
おまけ
実機を持っていなくてもBIOSファイルとKGB.exeがあれば設定が覗けるので、色々落として中を見てみました。
MSI N680GTX Lightning

ファンは30%~100%、パワーターゲットは225Wで最大300Wまで設定出来るようです。
補助電源は8+8ピンで最高375Wまで入力出来るカードですが、若干控えめな設定にしてあるようです。
MSI N680GTX Lightning(LN2)

MSIの公式ページから落とせるLN2用BIOSは日和って面白くなかったので、いつものようにtechPowerUpのVideo Bios Collectionから拾ってきたブツです。
噂の初回版がこのBIOSと同一だったのかは私は所持していないので分からないのですが、上限に張り付いたGPU電圧や基準300W・最大値900Wのパワーターゲットなどキレた設定になっています。
MSI N670GTX Twin Frozr IV PE OC

補助電源は6+6ピンで普通のGTX670なので、パワーターゲットは175Wで最大200Wです。
ファン制御が30~100%ですが、ここの最大値を弄るとMSIダスト リムーバル テクノロジーの回転数も変化するのか興味深いところです。持ってる人は是非…。
ASUS GTX670-DC2T-2GD5

公式から落とせるのがTOPのみだったのでこれを調べてみました。
このカードも補助電源は6+6ピンですが、パワーターゲット173.25W・最大202.703Wとえらく中途半端です。
トップクラスの静音性が売りなDC2だけあり、ファン制御が10~100%になっています。
GALAXY GF PGTX670-OC/2GD5 DUAL FAN(多分)

公式にはBIOSは無いのでtechPowerUpから拾ってきたものです。
補助電源が8+6ピンのカードらしく、デフォルトでパワーターゲット200W・最大250Wになっています。
(改造済のBIOSがtechPowerUpにアップされていた、という可能性もありますが)
騒音の評判を気にしたのか、ファン制御は30~75%と控えめです。
Sandy Bridge-E・Rampage IV Formula
Rampage IV Formula BIOS 3404

Rampage IV FormulaのBIOS 3404が出ていたので更新してみました。
実は3204、3301にも更新していたので、簡単に3つ分の雑感を書いてみます。
3204
メモリ設定が若干厳しくなった…かもしれません。
今までBCLK 125MHz時はUEFIでAi Overclock TunerはManualにして、CAS# Latency~COMMAND Mode・REF Cycle Timeのみ手動設定あとはAutoという感じで設定していました。
3204ではこの設定だと、Windows7の起動時にスタートアップでコケるプログラムが出てきました。
Ai Overclock TunerをX.M.P.にしてProfile #1のDDR3-2133設定を読み込ませ、その後上記と同じ部分は手動設定で弄る状態にしてみたところ安定しました。
3301
このバージョンにして最初に気付くのは、起動時のR.O.G.ロゴが微妙に変わった事です。

ちなみに3204まではこうでした。(この写真は2105の時のもの)

全体的に更に小さくなり、特にR.O.G.ロゴの横幅が圧縮されているのが不格好です。
元に戻して欲しいところです…。
UEFIでの設定は特に変わった点はありません。
3204と全く同じ設定で問題無く動いていました。

OCCT4.3.2 AVX LINPACKも問題無しです。
室温21℃だと最高68℃で済んでいます。
3404
R.O.G.ロゴが直るかと期待していましたが、相変わらず縦横比が狂ったままです。
UEFI設定は基本3204と同じでX.M.P.のProfileを#2、つまり若干タイミングがきつくなるDDR3-1866で試してみました。
BCLK 125MHzなので実クロックはDDR3-2000MHzの状態で動かしていますが、とりあえずは問題無さそうです。

室温が22℃と3301の時より1℃高かったのですが、きっちりコア温度も1℃上がっていました。
CPU Strap 125MHz時のスリープ復帰問題ですが、未だに直りません。
超適当なテストですが、スリープ→復帰連続5回テストをやってみたところ
・CPU Strap 125MHz…3回目で復帰失敗
・CPU Strap 100MHz…5回問題無し
でした。
なお今回の復帰失敗状況は
復帰はしたもののHWiNFOのCPU温度センサーが全コア0℃になった
↓
そこで再起動を掛けてみたところリセット時に失敗、ハングアップ
↓
その後数回電源を強制断・電源投入・ハングアップを繰り返した
↓
全BIOS設定が吹っ飛んだ状態で起動
どんどん悪化しているような気がします。
ちなみにHWMonitorだと全コア100℃・HWiNFOだと全コア0℃というのは、多分同じ異常状態かと思われます。
今回のこの3つのバージョンも変更点は「Improve system stability.」です。
頻繁に修正してくれるのはいいんですが、具体的な変更点が全く書かれていないため慎重派だといつまで経っても更新出来なさそうです。
ちなみに3204と3301はzipファイルの中にBRenamer.exe(BIOSファイルリネームプログラム)とReadme.txtが同梱されていて、ReadmeによるとBIOSアップデートはUSB BIOS Flashbackでやりなさいと書かれています。
つまりそれなりの変更点があったと思われますが…まぁ「Improve system stability.」の一言で終了のようです。
MSI Afterburner
MSI Afterburner 2.3.1

Download Afterburner 2.3.1(Guru3D)
Afterburnerの2.3.1が公開されました。
上記または2.2.0 β5以降のアップデートチェックからダウンロード出来ます。
今回もMSI公式Afterburnerダウンロードページの更新が遅れていますが、じきに更新されダウンロード可能になるかと思われます。
詳しい変更点は上記Guru3Dのページに書いてあります。
既にインストールしていますが、とりあえず私の環境では何の問題も無く動いています。
NVIDIA Inspector
NVIDIA Inspector 1.9.6.9

NVIDIA Inspectorが1.9.6.9に更新されました。
旧バージョンからの自動更新、もしくは作者のページからzipファイルで落とせます。
本日公開されたGeForce Driver R3.13への対応やバグ潰しのようです。
それより気になったのがBIOSバージョンの[INVALID]表示です。
KGBによる改造BIOSだという事をNVIDIA Inspectorが認識している状態だと思うんですが、NVIDIA Inspectorが認識出来ると言う事は当然GeForce Driverも認識可能という事です。
今後これが何らかの制限に繋がらなければいいんですけどね…。