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その他PCハードウェア

Obsidian 550D購入

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550D(CC-9011015-WW) | コンピュータ関連製品の代理店事業 l 株式会社リンクスインターナショナル
Obsidian Series® 550D Mid-Tower Quiet Case(Corsairのメーカーページ)

サブマシン用のケースとしてhecの6A19をもう9年ほど使っていますが、装着出来るビデオカード長や内蔵出来るHDDの数など色々不満が多かったのでCorsairの定番ケースObsidian 550Dに換えてみました。
基本的な外観などは上記リンクスのページに豊富な写真があるので参考になると思います。



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全パーツを組み込んでみました。
前の6A19ではHDDケージが5台までしか収納出来ないとか、HDDを5台入れると拡張カードとの干渉問題が厳しいとか、そもそもHDDケージを使おうとするとGTX260すら入らなかったなど狭すぎでどうにもならなかったのですが、550Dではご覧の通りロングビデオカード+SSD1台+HDD4台もなんなく収まり良い感じです。

実は裏配線可能なケースというのは初めてですが、そこそこ綺麗に組めた気がします。


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裏配線部です。
一応頑張ってみましたが、私にはこれがほぼ限界の出来です。
電源はXIGMATEK NRP-MC751ですが、まぁ予想通りEPS12Vケーブル長が足りないのでAINEXのPX-004Aで延長しています。
またフロント下部のファンをP8Z68-V PRO/GEN3のPWR FAN2に接続する為にWA-096で延長しています。
あと写真上部左に見えるスピーカーは550Dには付いていません。
私が昔使っていたケースを捨てる際に引っぺがしておいたブツです。



日本での発売開始からもう2年も経ち今更新鮮味は薄いケースですが、定番ケースの一つといえるバランスの良さがあります。

・最大ビデオカード長は318mm、最大CPUクーラー高は180mm、最大電源長は180mm
代理店であるリンクスのページには書いていませんが、本家Corsairのページに書いてあります。
上記写真のように30cmオーバーな480Lightningもすっぽり収まります。
CPUクーラーは私のはThermalright TRue Black 120ですが、180mmまでOKなので例えば最新のSilverArrow IB-Eとかでも全く問題ありません。
ケースのせいでビデオカードやCPUクーラーが制限されるのは鬱陶しいので、余裕があるのは良い事です。

・見た目はシックな感じ
スチール部分はザラザラした艶消し塗装、フロントドアはヘアライン加工されたアルミ製です。
フロントドアの内側、フロントパネルのプラ部分は若干安っぽい印象だったり、脇の艶塗装部分は傷つきやすそうというのが気にはなりますが、私が今まで使ってきたケースの中では一番高級感があります。
内側まで全て黒に塗られているのは見た目的に格好良いですね。

・剛性感はそこそこ
昔のケースより明らかに重量は軽くなっているので、スチールの厚みは間違いなく薄くなっていると思います。
剛性感的にも昔のケースよりは落ちてる感じは受けます。
ただペラ過ぎかと言われると、個人的には許容範囲かなという感じです。
組み込んだ状態で寝かしてあるケースを起こすのに、トップパネル付近を掴んで起こしても特に歪んだりはしません。

・取り外し可能なサイレントカバーがフロント・サイド・トップにある
このケースのかなり特徴的な部分です。
私はとりあえずサブマシン用なので全部閉じた状態で使っていますが、その気になれば冷却重視のファン吸排気口だらけにも出来るというのが面白いです。

・リア以外の全てのファン口にフィルターが付き、ボトム部はスライド式・他はマグネット式
ボトム部のスライド式は下電源タイプのケースではほぼ標準装備だと思いますが、他のマグネット式というのはこのケースの特徴です。
脱着が楽なので掃除しやすそうです。
ただ物がMade in Chinaなので、私の個体はトップ部フィルターに小さい折り目が付いていました。

・サイドパネルが左右ともワンプッシュで開く
これもこのケースの大きな特徴であり、選考時の重要な決め手の一つです。
今時のケースのは知りませんが、10年以上前のケースだとスライド式サイドパネルはちょっとでも歪みが生ずると開け閉めが異様に固く、メンテナンス性が最悪でした。
その為10年ほど前から購入してきたケースは全てスライド式を避けていました。

ちょっと気になるのは代理店リンクスがCorsairケースの650D・600TMというワンタッチ開閉式を取り扱い終了してしまっている事です。
本家Corsairのページを見れば分かりますが、海外では普通に販売されているはずです。
個人的にスライド式にはトラウマに近い嫌悪感があるので、貴重なワンタッチ開閉式は出来るだけ長く販売して欲しいものです。

・リアの足ゴムは少し前に移動出来る
これは公式系のどこにも書いてないと思うのでロットにより違う可能性もあります。
550D_005.jpg
前にずらした後の写真です。
私の個体ではこのように等間隔で3つネジ穴がありました。
1.8cmほど前にずらせます。



ここからはちょっと気になる部分を書いてみます。
・マザーボード台座が深く窪んでいる
これが致命的で私はこのケースをメイン用としては使えません。
写真を見てもらえれば分かります。
550D_004.jpg
標準ATXなP8Z68-V PRO/GEN3でこんな感じになります。
この段差が深く、後2cmもマザーの横幅が大きかったら台座と接触してしまいます。
私は持っていないので確認出来ませんが、R4E(Rampage IV Extreme)はこのせいで使えないらしいです。
確かにP8Z68-V PRO/GEN3の横幅は24.4cm、R4Eの横幅は27.2cmなので無理っぽいですね。

このケースは正式にATXまでとなってるので不良とかではありませんが、裏配線用の穴を使わなければHDDケージまで30cm以上の空間があるだけに段差さえ無ければもっと汎用性が上がったかと思うと残念です。
私の現在のメイン用マザーはATXなR4Fなので普通に載りますが、今後どうなるか分からないのでメイン用ケースを汎用性の無いE-ATX完全非対応ケースにしたいとは思えません…。

・フロントドア開閉が固すぎる
フロントドアは左右どちらからでも開く両開き仕様ですが、その仕様の為か両手で開閉側の上下のはまっている部分を脱着させる必要があります。
この部分が緩いとフロントドア毎落ちてくる危険性が出てくるためかなり固く作られています。
ぶっちゃけ私は光学ドライブは外付けUSBで運用しているため、ドアを開閉する必要が無く固くても全く気になりませんが、頻繁に開け閉めする必要のある人は注意が必要かと思われます。
まぁ多少見栄えは悪くなりますが、フロントドアを外して運用する事も可能なので致命的な問題という程ではありません。

同じCorsairケースでも330Rのフロントドアギミックは良かったです。
(脱着部分の基本は緩めで、ヒンジにする方側に留め具を付けて外れなくしている)
次期型が出るなら330R方式にして欲しいところです。

・スピーカーが付いていない
最近のケースって付いてないんでしょうか。
実は前の6A19にも付いてなく、当時は最初不良品かと思ったものです。
個人的には電源を入れた時の儀式として、またエラー時の原因解明の手がかりの一つとしても必須品だと思っています。
鳴らしたくないなら配線しなければいいだけなので、好みで選べるように標準装備して欲しかったです。
とりあえずは6A19でも使っていた今は亡きケースの遺品を引っぺがして再利用しています。

・フロントUSBがUSB3.0仕様で2個のみ
Z77以降のIntel純正USB3.0が内蔵されているマザーを載せる分には問題ありません。
例えば今回載せたP8Z68-V PRO/GEN3はUSB起動出来るチップセット内蔵USBは2.0、でもASMediaオンボードチップによりUSB3.0も使えるよというマザーです。
USBメモリやUSB光学ドライブからの起動を考慮するならUSB2.0接続、Windows起動後にUSBメモリやUSB HDDを繋げたいならUSB3.0接続にしたくなります。
ようはAntecケースのようにUSB2.0・USB3.0の両方付いていると問題無いんですけどね。

いつの間にかASMediaオンボードチップのUSB3.0接続からも起動出来るようになっていました。
マザーによってはBIOS次第で可能なようです。
私の場合このサブマシンにはUSB2.0の7ポートハブを繋いでいるため、ケースにUSB2.0を引き出す必要性が無かったので普通にUSB3.0のマザーボードヘッダに接続しています。
ちなみにリンクスのページには書いてありませんが、USB3,0用マザーボードヘッダ←→USB2.0用マザーボードヘッダの変換ケーブル(このような物)は付属しているので別途用意する必要はありません。

・電源ランプとHDDアクセスランプが両方とも白色
えらい細かい話ですが…。
一見すると黒筐体・ヘアラインフロントドアと相まって非常にクールに見えますが、正直HDDアクセスランプが見にくいです。
まぁHDDアクセスランプが付いてないらしいFractal Designのケースよりはマシかもしれませんが、やっぱり赤系統の色の方がぱっと見で分かりやすいかと思います。
電源ランプは別に白色でも良いかなと思いますが、ちょっと明るすぎる気もするのでこれも定番の青系統の方が良かったかもしれません。

ランプに色を付けてみました。
550D_006.jpg
やってる事は大したことではなく、白色LEDとプロントパネルの間にカラーセロファンを挟んだだけです。
100均で購入したのでかかった金額は108円だけです。

HDDアクセスランプは赤セロファンを3枚重ね、電源ランプは青セロファンを2枚重ねです。
チープな対策の割には予想外にいい感じになりました。

メインマシン用に新調したVengeance C70と見栄えを揃えるためにHDDアクセスランプの赤色を強め、電源ランプは標準の白に戻しました。



このように若干の不満点もありますが、基本的にはとてもいいケースだと思います。
サイレントカバーを閉めたままのせいもありますが、音量的にも前の6A19より静かになりました。
不満点と言っても致命的なのはE-ATX完全非対応だけなので、そこが改善されたらメイン用としても欲しくなる出来ではあります。

とりあえずサイドパネルワンタッチ開閉式の火は消さないでもらいたいものです。


SSD

PX-256M6S購入

PX-256M6S | コンピュータ関連製品の代理店事業 l 株式会社リンクスインターナショナル
Plextor M6Sシリーズ | 株式会社アイティーシー
2.5インチモデル M6Sシリーズ|PLEXTOR|株式会社aiuto PCパーツ・周辺機器 総合代理店

嫁が自分のマシンも256GB SSDにしたいと言い出したので、PX-256M5Sを譲ることにして発売したばかりのこれを購入してみました。
ちなみに代理店がいつの間にか3社にもなっています。



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その他PCハードウェア

余った2.5インチHDDをUSB化してみる

先日のPX-256M6S購入によりSSDが1台余ったため、購入したもののあまり使っていなかったThinkPad X220もSSD化しました。
このX220に元々入っていたHDDを有効活用すべくオウルテックのOWL-EGP25S/U3(B)を購入してみました。

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ご覧の通り、USB3.0対応の2.5インチHDD/SSDケースです。
UASP対応のため、Windows8以降ではかなりの速度が出るようです。
ただWindows7ではMicrosoftのくだらない策略によりUASP非対応なので、そこそこの速度にとどまります。
こんな制限までしてタブレット専用の失敗OSに移行させたいのかと呆れるばかりですが、今回はHDDを載せるため元々200MB/sも出れば十分ということで気にしない事にします。


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全内容物です。


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ケースの蓋を開けたところです。


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このように2.5インチHDDやSSDをセットし、後は蓋を閉めるだけです。
箱で思いっきり謳い文句にしているように、確かにお手軽にセット出来ます。


OWL-EGP25S_U3(B)_005.jpg
このケースの特徴的な部分のケーブルです。
1本に纏まってる方をこのケースに接続し、2本に分かれている方をPCに挿します。
2本に分かれている方の黒いコネクタ(USB3.0コネクタ)は信号兼電源用、赤い方のコネクタは補助電源専用です。
ようは2本の方は基本的には黒いコネクタをPCに挿せばよく、電力的に不安定とか足りないとかいう場合には赤いコネクタも挿す事によって安定させるという事です。
個人的にはこのシステムの方が安定度が高くPC側のUSB端子の供給電力との相性も少なそうなので好みですが、ご覧の通りケーブル周りがえらくかさばってしまっているので人によっては拒否反応を示す方もいるかもしれません。
私の場合は基本的に持ち歩き用ではなく自宅内での使用なので、特に問題はありません。



X220に内蔵されていたSeagate ST320LT007をセットし、メインマシンに接続して速度を測ってみました。

OWL-EGP25S_U3(B)_CDM_001.jpg
R4FのUSB3.0(オンボードASMEDIAチップ)に接続した結果です。


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R4FのUSB2.0(X79チップセット内蔵)に接続した結果です。
やはりもうUSB2.0ではHDDですら全く性能を発揮出来ないレベルの遅さです。



この手の製品は軒並み実売2千円を切っているので、正直あまり期待していませんでしたが予想よりいい感じでした。
HDDだとSATA接続と変わらないような速度も出ているので、余ったHDDの有効活用として十分使えます。
ちなみにこのOWL-EGP25S/U3は9.5mm対応で今回内蔵したST320LT007は7mmのHDDですが、やはり蓋を閉めても上下に振ると少しカタカタする感じが伝わってきます。
持ち運んで色々使用したいという方は、7mm物を入れた場合スペーサーをかました方が安全かと思われます。


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