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Sandy Bridge-E・Rampage IV Formula

今更の6コア (Core i7-3930K)

近所のPCショップの中古コーナーでCore i7-3930Kを特価販売していたのを見つけたので購入してみました。
数ヶ月前から1個販売していたのは知っていましたが、あまりにも売れなかったため処分したかったのでしょう。
ほぼその店の買い取り値段で販売していたため、万一ゴミ耐性だった場合すぐ売りに行けば損失は少ないだろうという算段です。
まぁこんな片田舎でLGA2011を選ぶような変人好き者はほとんどいないという事ですね。

i7_3930K_001.jpg
在庫スペース確保のためか、残念ながら箱はなくバルク状態でした。
C2ステッピング (S-Spec SR0KY) である事を確認してから購入しました。



早速i7-3820と交換してみました。
CPUクーラーは変わらずR1 ULTIMATE、マザーも変わらずRampage IV Formulaです。
コスタリカ産なのでちょっと期待してしまいました…が、相変わらずの運の悪さで結構な外れ個体でした。
まぁ中古なので外れか耐性落ちしてるのかは分かりませんが。

何度もBSoDを食らいましたが、i7-3820よりかなり各種電圧を上げる事によりなんとか目標の4.5GHz常用設定が出来ました。

このPrime95 (28.5) のカスタム設定で1時間を通してみました。
Prime95カスタム設定_001

i7_3930K_Prime95_001.jpg
4.5GHzを通すにはご覧の通りコア電圧は最大1.42Vも掛けるはめになり、室温24.5℃でコア#0が最高84℃とかなりギリギリの状態です。
ちなみに部屋のヒーターが止まっている状態で、開始時は室温23℃だったのが1時間後には24.5℃になっていたという事も書いておきます…。

4.6GHzだと電圧を1.45Vまで上げても温度がどうのこうのの前に10分保たずにBSoDを吐くので、もうこの個体のクロック限界と判断し4.5GHzで常用することにしました。



おきまりのCINEBENCH R15をやってみました。

交換前のi7-3820@4.75GHzではこんな感じでした。
CINEBENCH_3820_001.jpg


i7-3930K@4.5GHzだとこうなります。
CINEBENCH_3930K_001.jpg
まぁ全く同じ世代のCPUなので、単純にシングルスレッドはクロックの高いi7-3820@4.75GHzの方が上で、マルチスレッドはコア数の多いi7-3930K@4.5GHzの方が上になるという当たり前の結果になりました。


エンコード速度も測ってみました。
ベンチではなく実際の速度です。
ソフトはTMPGEnc Video Mastering Works 5 (Ver. 5.5.2.107) です。
なお現状ではこのTVMW5は同時1出力のエンコードだとCPUが遊びまくるため、私は2本出力に設定しています。
2本同時エンコードだとi7-3820@4.75GHzでもi7-3930K@4.5GHzでもそこそこな感じで100%使用になったりします (張り付きにはなりません) 。
ソースは23分前後の物を2ファイルです。

TVMW5_3820_001.jpg
i7-3820@4.75GHzの結果です。
上記の通り2本同時出力設定のため、このエンコードは53分11秒で両方とも終わったという事です。


TVMW5_3930K_001.jpg
i7-3930K@4.5GHzの結果です。
39分29秒で2個のエンコードが完了しました。
クロックは250MHz下がってもコア数が2増えた事により、約1.35倍の速度でエンコード出来ました。



外れ気味な個体なので売りに行くかちょっと迷いましたが、なんとか4.5GHzは安定させられたようなので使ってみようかと思います。
なお実使用でのゲームの速度は体感的には全く変わりません。
正確にはクロックが下がっているので4コアまでしか使わないようなゲームでは僅かに遅くなってるはずですが、まぁ体感に出る違いは無いと言う事です。

Sandy Bridge-EのためR4FでのBIOSは4208のままで問題無く動きます。
そのためIvy Bridge-E対応BIOSからの謎のターボ動作に悩まされる事はありません。
Windows7の電源プランの設定もバランス系のままでシングルスレッドベンチできっちり1.2GHz~4.5GHzに可変してくれます。
折角のデュアルBIOSなR4Fなので試しに最終BIOSの5001でも設定してみましたが、電源プランの設定がバランスだとやはりシングルスレッドでは4.5GHzには上がりませんでした。
ただし4.2GHzという中途半端なターボ状態になったので、全くターボ領域に入らなかった4コアなi7-3820とは制御が違う感じも受けました。
色々弄ってみましたが、結局Ivy Bridge-E対応BIOSでは省電力とシングルスレッドMAXパワーの両立は不可能のようなので4208が入っているBIOSに切り替えました。

※追記※
Windowsの電源オプションの隠し設定を弄る事で、省電力とシングルスレッドMAXパワーの両立が可能になりました。
詳しくは下の記事を参照して下さい。

気まぐれ自作er日記 Ivy Bridge-E対応BIOSでの謎ターボブースト動作対策


このi7-3930K@4.5GHzではベースクロックは100MHzのままでCPU Strap機能を使用していないため、コールドブート時の謎の2回初期化は無くなり起動時間が8秒ほど速くなりました。
あとCPU Strapを使わない状態だとCPU電圧にオフセット設定が使えるため、アイドル時の消費電力は常時1.34Vほど掛かっていたi7-3820@4.75GHzより15Wほど下がり135Wになりました。
ただその代わりフルロード時の消費電力は凄まじく、Prime95時には452Wとかを記録しています
確かi7-3820@4.75GHzでは300W前後だったためちょっと上がりすぎの気もしますが、このi7-3930K@4.5GHzの方が設定電圧も結構上がっているのでその辺も加味されての数値なのかもしれません。

いずれにせよ最近流行の省電力PCとは真逆の方向性であるため、LGA2011系は変人好き者用システムとしてメジャーになる事はないでしょうねぇ…。


SSD

Crucial CT250MX200SSD1 (MX200 250GB)

サブマシン用に使用していたPlextor PX-256M6Sが購入後1年も保たずに突然死してしまいました。
もうちょっと早い時期だったならM550の特価に間に合ったのですが、通販頼りの田舎ではもう安価に入手は不可能なのでCrucialの新型MX200の250GBを購入してみました。
なおこのMX200 250GBは先日まで17,000円オーバーだったようですが、M550の処分が終わったためか急激に値段が下がっており、下位のBX100や旧型下位のMX100の256GBクラスとは2,000円強しか値段が変わらないので他メーカーの上位版SSDと比べてもなかなかお買い得ではないかと思います。



CT250MX200SSD1_001.jpg
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