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Windows 10

メインマシンをWindows10に入れ替え

過去にWindows10をディスった記事を書いておきながら、結局メインマシンを入れ替えてみました。
MSのやり方はどうにも気に食いませんが、普段使いのアプリやゲームの事を考えると現実的にLinux系への移行は不可能なので…。
まぁ正直20年以上MSのOSを使っているので、Linuxを一から勉強するのは面倒臭過ぎるというのもあります。

今のところ個人的なWin10での利点はDirectX12のみなので、安定した環境を崩したくない録画機2台はWin7続行です。
嫁のメインマシンはそのうち入れ替えると思います。
X220は以前1回入れ替えたのですが、いまいち調子が悪かったためバックアップから戻してしまいました。
なお無料アップグレード期間が残り1ヶ月を切っていますが、我が家のマシンは去年中に全てTrue Imageでバックアップ後アップグレードして認証済みにはしてあります。

念のため書いておきますが、アップグレード認証だけしておいて元のWin7や8.1に戻したい方は必ずイメージバックアップを取ってからやりましょう。
アップグレード後1ヶ月は戻せる機能が付いていますが、こんな当てにならない機能を信用してはいけません。



Win7 → Win10の自動アップグレード機能など到底信用出来ないので、素直にクリーンインストールしました。
ISOファイルは今回MSのメディア作成ツールで作成したもので、中身は2016年4月バージョンだったと思います。

・X79のチップセットドライバが自動であたらない
Intelから落とした10.1.2.10、ASUSから落とした10.1.2.8いずれもインストール後再起動しても入れ替わりません。
ただし手動で検索すると入れ替わります。
おかげでこのSSのC600/X79かXeonと表示されてる行全てを手動更新する必要がありました。

Win10_001.jpg
初っぱなから一気にやる気を削がれるクソっぷりです。
二度とやりたくない作業だったので、ここで1回イメージバックアップを取ってしまったほどです。

・ドライバの強制自動インストールにイライラ
自動インストール自体は便利な機能だと思います。
ただし強制されるのがいけません。
今回はGeforce Driverが強制的にインストールされる状態で、好きなバージョンに入れ替えようとアンインストールすると再起動後勝手にまたインストールされます。
私はビデオドライバは上書きインストールしない主義なのですが、見事に潰されました。
仕方がないのでイラッとしつつ上書きインストールでバージョンを変更しました。

・ビルトインアカウント (常時特権状態) が潰された事によるイライラ
ビルトインアカウントというか、別の言い方ではUACの完全無効化とも言うようですが…。
Win7時代から制限された状態で使用していた方には関係無いかもしれませんが、いざ使えなくなると不便この上ないです。
正確にはビルトインアカウントを使う・もしくは管理者権限状態でレジストリ操作することにより常に特権状態でいられるのですが、UWPが全て使用不可になり設定画面を出すだけで一々注意メッセージが出るという超鬱陶しい状態になります
制限された状態だと、特に今回のような環境設定中はシステムフォルダやProgramFilesフォルダ等を直接弄る時に一々メッセージが出たり、時にはファイラーをわざわざ特権起動させる必要があったりで非常に面倒臭いです。
Win7の時は常時特権で使用していたのでこのようなくだらない制限は無かったのですが、本当にクソ仕様ですね。

・強制WindowsUpdateの制御
Win10 Proのみですが、強制WindowsUpadateをある程度制御出来る方法があるので設定しました。
グループポリシー (gpedit.msc) を起動し、以下のように設定します。

Win10_002.jpg

Win10_003.jpg

この状態で自動での更新チェックをさせると (つまり更新プロフラムのチェックボタンを押さないでほっとく状態) 勝手にダウンロードもインストールもされずに通知だけ出るようになります。
その状態でここから落とせるwushowhide.diagcabでインストールしたくない更新プログラムを指定出来ます。
指定後またほっとくとアップデート通知から除外され、その後ダウンロードを開始させる事により特定の更新プログラムをインストールしないでも済むようになります。
2chからの情報ですが、これが無かったらとてもWin10にする気になれなかったかもしれません。

・シャットダウン音の追加
Win10の各種効果音の設定をしようとすると最初に気付くのが設定出来るイベントが減ってるという事です。
特にシャットダウン音が無くなっているのは正気を疑うレベルです。
とりあえずググったところ、マイクロソフト コミュニティのこのスレッドがヒットしました。
起動音を鳴らすことはできますか? - マイクロソフト コミュニティ
このスレのContar氏の書き込みが正解です。
これまたWin10 Pro専用で、グループポリシーを使用します。
私も設定しシャットダウン音を鳴らせるのを確認しました。
ちなみに私は高速スタートアップは無効にしています。
なお氏が書いてあるように他で引っかかるレジストリ変更方法は無意味のようです。

・MSCOMCTL.OCXのエラー
愛用しているツールを片っ端から起動確認していたところ、MP3GainがMSCOMCTL.OCXのエラーメッセージを吐き起動しませんでした。
ググったところ下記のサイトがヒットしました。
MSCOMCTL.OCXが見つかりませんエラーの対応方法 | 気ままにライフ
書いてあるようにMSCOMCTL.OCXを登録すると無事MP3Gainが起動しました。



・SteamとOriginの復旧
私はシステムドライブのバックアップを定期的に取る事もあり、基本的に大きなソフトはCドライブにインストールしないようにしています。
当然SteamとOriginも本体・ゲームフォルダ共に別ドライブに入れてあります。
今回OSのみの入れ替えなのでこれらの実データは全て残っている状態でしたが、起動出来るように復旧をかけてみました。

結果的にはSteam・Origin共にクライアントは元と同じフォルダを指定して上書きインストールで復旧出来ました。
ゲーム自体は最初に起動しようとした時に再インストールするような動きになりますが、実際には多分レジストリ関連の登録等だけでインストール済みの実データの上書きまではしません。
ただうろ覚えですがCrysis3はインストーラーをダウンロードし直していたかもしれません。
Crysis2はQMODというmodをインストールしていたのですが、問題無くその状態で起動しました。
手持ちゲームで特殊な事をしたのは以下の2本です。

・Just Cause 2が起動しない
起動させたところ、暗転後OPムービーが流れずデスクトップに戻ってしまいます。
色々調べたところ、これはSteamクライアントからJust Cause 2のプロパティ → ローカルファイル → ゲームキャッシュの整合性を確認で解決しました

・Skyrimで起動時にエラーダイアログが出る
Skyrimを起動しようとすると「プロシージャエントリーポイントCreateDXGIFactory2がダイナミックリンクライブラリC:\WINDOWS\SYSTEM32\d3d11.dll.から見つかりませんでした。」というエラーダイアログが出ます。
これは私が使っているENBのせいのようです。
このエラーが出た場合、SkyrimフォルダにあるENB用のdxgi.dllをC:\Windows\System32\dxgi.dllで上書きすれば解決します。
ちなみにSkyrimのmod環境の復旧は一番の大問題でしたが、Nexus Mod Managerを使っている私の場合2回目で綺麗に復旧出来ました。
Skyrimのmod環境はそれこそ千差万別なので確実な事は言えませんが、いずれにせよきちんとバックアップを取ってから色々テストすべきですね。


SteamとOriginの環境復旧はOS再インストール時の最大の懸念だったのですが、事前の予想よりかなり楽に復旧出来ました。
Steamクラウドなどのオンラインストレージは使用していないのでドキュメント下のセーブデータ等は自分でバックアップ・リストアする必要はありますが、色々modで弄ったゲームも基本的にはそのまま復旧してくれたので楽でいいです。



以上のように、実験環境ではなくメイン使用の環境での移行には多少トラブルもありましたが、Win10が正式に出てから11ヶ月を過ぎている事もあり色々調べる事でほぼ対処出来ました。
ただぶっちゃけWin10にしての利点があったかというと、現時点では特筆すべき利点は無いかな…という感じです。
今後増えるであろうDirectX12のゲームが出来るとか、コマンドプロンプトでキーボードショートカットが効くようになったとか、毎回調べて対処しないと異様に遅いWindowsUpdateが楽になるとか、そのくらいかもしれません。

Win10になって復活したと目玉にされてるスタートメニューですが、実験機でのテストで使いものにならない事は分かっていました。
スタートメニューの編集は右のタイル部分しか出来ないので、例えばスタートアップにこのツールを入れたいとかがいちいち手間が掛かります。
しかも「すべてのアプリ」を押しても切り替えに妙に時間が掛かる事もあり意味が分かりません。
もうスタートメニューに見切りを付けたのでこの状態です。

Win10_004.jpg

ちなみにスタートボタンの右クリックメニューだけはちょっと評価しています。
実際のプログラムランチャーとしては私はCLaunchを使用しています。
わざわざスタートボタンを押す必要がなくデスクトップのどこででも起動出来、設定によってはスタートアップフォルダ的な使い方、しかも特別権限起動可能・任意の遅延起動機能付きという素晴らしさです。

MSとしては自分たちの儲けのためにUWPを押していますが、UWPアプリの設定ファイルって手動でバックアップ・リストア出来るんでしょうか?。
今回のOS再インストールでも実感しましたが、設定ファイルやレジストリを自力でバックアップ・リストア出来る事が私にとっては最重要です。
設定を保存出来ないアプリなど要らないのでこうなりました。

Win10_005.jpg

現実にはマップはブラウザでのGoogleマップを使用するので、MS謹製UWPアプリなど1個も使っていません。
ちなみに上記のように設定しても、(多分各拡張子毎に1回は) 次のようなダイアログが出ます

Win10_006.jpg

このしつこ過ぎるUWP推しにはキレそうになります。
もうMSはOSだけ作ってればいいので、使いものにならないゴミアプリの押しつけは本当に勘弁してほしいところです。


雑感色々

ASUS PG279Qで画面ずれ?

Asus Support Please help me with my PG279Q



G-Sync有効時にAlt+Tabで画面の切り替えを行うと、画面の端に中央部のピクセルが描画されてしまうという不具合があるようです。
なお同じパネル+G-SyncのAcer XB271HU (日本未発売) でも同じ症状が出る模様です。
ASUSはファームウェアアップデートで対応する予定のようですが、液晶本体の預かり修理になるとの事です。

FS2735だとファームウェアアップデートは既に2回私自身で実行しましたが、PG279Qはあの価格でアップデート機能が付いてないんでしょうか?。
それともG-Syncモジュールのアップデートのため分解しないと出来ないんですかね?。
いずれにせよ、囲い込みのために本来必要無いはずのモジュールを高額で売り込み、ただでさえ高熱問題を起こしてるようなのに更に今回の問題を起こしてしまったG-Syncは本当に微妙な機能と言わざるを得ません。
$300前後と言われるこの余計なモジュール、得をするのはNVIDIAだけで液晶メーカーもユーザーも貧乏くじを引かされてるだけです。
ディスプレイ同期技術自体は有用な技術なので、NVIDIAはいい加減詐欺まがいな事は止めて標準規格のAdaptive-Syncに対応しろよと思います。


GTX 1070 AMP Edition

ZOTAC GeForce GTX 1070 AMP Edition 購入

NVIDIAには呆れ果てていたにも関わらず、結局GTX1070を購入してしまいました。
個人的に期待していたAMD RX480があの体たらくではとても購入する気にはなれないので…。

GTX 1070 AMP Edition

ZOTAC GeForce GTX 1070 AMP Editionのベンチマーク

前に使っていたGV-N670OC-2GD (GTX670) のSLIとのベンチマーク比較をしてみました。
なお定格のベンチは色々なメディア記事でも見ればいいという事で、常用OC状態で計測しています。
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