i5-2500K・P8Z68-V PRO/GEN3
i5-2500K+P8Z68-V PRO/GEN3組み立て

P8Z68-V PRO/GEN3のLGA1155ソケットです。
実はLGA1155は初めてだったりしますが、扱い的にはLGA775やLGA1366と大きな違いはありません。

True Black 120用の土台、Venomous BTKを組みます。
P8Z68-V PRO/GEN3のヒートシンクがギリギリです。

True Black 120を載せたところです。
今回は細かいクリアランス写真は撮っていませんが
・PCI-E_x1_1は普通に使えます。
ここにバックプレート付きのカードを挿す事は無いと思われるので、ファンクリップも干渉しないでしょう。
・上記写真のようにファンが付いていない状態ではメモリの抜き差しは全く支障ありません。
4スロット全てOKです。
・True Black 120に普通の25mm厚12cmファンを装着すると、一番LGAソケットに近いメモリスロットに僅かに被さります。
大型ヒートシンク付きメモリや、メモリクーラーを装着すると軽く干渉するかもしれません。
・True Black 120の留め具がP8Z68-V PRO/GEN3の青ヒートシンク(背面側)と軽く干渉しました。
青ヒートシンクを若干傾けて留め具をソケット側に押し込めば普通にネジ止め可能です。
OSインストールですが、今回は面倒だったので再インストール無しで動くようにしました。
私は変更されるデバイス系のドライバをアンインストールしてから入れ替えましたが、最悪でも起動ドライブを繋いでいるSATAドライバさえ新マザーで動く物にしておけばWindowsは起動してくるのでどうにでもなります。
弄ってみてのP8Z68-V PRO/GEN3の雑感です。
・背面USBポートに実験機用のUSBキーボード(ELECOM TK-U12FYLBK)を繋いだところ、妙な動きをしました。(OSが関係しないUEFIで確認)
UEFIで設定を選択すると即閉じてしまいます。
Enterが勝手に入力されているような状態です。
このキーボードは他のマザーでは問題が無く、P8Z68-V PRO/GEN3も本命の5121W+RC-U2MKでは全く問題がないので若干の相性があるようです。
※追記
R4Fでも同じ相性が出ました。
ASUS UEFIマザーにおける相性かもしれません。
ASUSマザーでも非UEFIマザーのP5E・R3FではTK-U12FYLBKは普通に使えます。
・P8Z68系のUEFIは起動が遅いと聞いていましたが、R4Fに比べればかなり速いです。
・みんなに要らない子扱いを受けているBluetooth機能ですが、私は今までPC用Bluetoothアダプタ等は持っていなかったので意外に便利です。
ドライバを入れて実験してみたところ、相性問題が出やすいと聞いていた携帯電話のG'zOne TYPE-Xが普通に繋がってファイル転送が可能でした。
速度は結構遅いですが、今まではTYPE-Xの外部接続端子キャップを開けて有線接続が必要だった為無線でのファイルのやりとりが可能になったのは大きいです。

・Z68チップセット(PCH)がかなり発熱します。
ASUSの文字が入ったヒートシンクを触るとよく分かります。
今回低電圧メモリでメモリ自体の発熱は小さいので、スポットクーラーをメモリではなくPCH冷却に回しました。
※2012/10
N480GTX Lightningを挿したのでスポットクーラーは外さざるをえなくなりましたが、PCHのヒートシンクはぬるいままです。
どうも480Lightningの内排気ファンの緩い風量で冷えているようです。
無風では厳しい温度になりますが、僅かでも風があれば問題無さそうです。
・R4FではUSB DVDドライブを接続してリセットしてもUSB DVDドライブは起動順番がSSD/HDDの後になりますが、P8Z68-V PRO/GEN3はUSB DVDドライブが先に来ます。
その為R4FのようにF8連打する必要がありません。
まぁこれはR3FでもUSB DVDドライブが先に来ていたので、R4FのUEFIの不具合かもしれません。
参考までに両方とも現在の最新BIOS、R4Fは1404・P8Z68-V PRO/GEN3は3402での話です。
・UEFIでのファンコン機能は他のメーカーに比べると優秀だとは思いますが、やはりR.O.G.シリーズに比べると結構見劣りがします。
6個のファンコネクタのうち、4個2系統で制御出来ます。
2個のPOWERFAN端子は常に100%出力です。調整は出来ません。
CPU用のファン端子2個(どちらも4ピン端子)はPWMファンでないと速度制御出来ません。
CASE用のファン端子2個(4ピン×1、3ピン×1)の方は、4ピン端子に3ピンのファンを付けても制御可能です。
最初に起動した時PT2を認識せず焦りましたが、挿し直したら動きました。
Z68はネイティブでPCIバスを持っていないのでブリッジチップ経由ですが、問題無く使えています。
PT2は1枚しか持っていないので2枚挿しだとどうなるかは分かりません。
ある意味至って普通のマザーですが、低電圧メモリなKHX1600C9D3LK2/8GXも正常に動くのでそれなりに安定したいいマザーでしょう。
2500KはOC記事でもない限りあまり話題もありませんが、普通にパワーもあり快適なCPUです。
とりあえずはゲームをする予定のないマシンなので内蔵ビデオを使用していますが、昔のIntelチップセット内蔵ビデオに比べるとかなり普通に使えます。
インターネットや動画鑑賞などでは全く問題ありません。
試しに3DMark06を動かしてみたところあまりの遅さに笑いましたが。
ネットや2ch閲覧兼ファイルサーバー用途でのサブマシンとしては非常に快適になりました。
Sleipnirのタブを20個以上常駐させていても全く重くなりません。(E6750では時折かなりの重さになった)
ゲームやエンコをする時以外はこのマシンで済んでしまう為、家計にも優しいマシンになった…かもしれません。
- 関連記事
-
- i5-2500Kの常用OC
- i5-2500K+P8Z68-V PRO/GEN3組み立て
- サブマシン入れ替え