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REEVEN OKEANOS

OKEANOS(RC-1402) : Reeven

サブマシンのi5-2500K用として、ツインタワー型の空冷クーラーの中でも一際コストパフォーマンスの高いREEVENのOKEANOSを購入してみました。

先日設定の見直しで1年以上ぶりで4.5GHzに返り咲いたサブマシンのi5-2500Kですが、Prime95のカスタム設定では問題の無い温度なのにOCCT AVX LINPACKでは厳しい温度になっていた事が判明しました。
i7-3820 (AVX有効) やPentium G3258 (AVX・AVX2非対応) ではPrime95カスタム設定とOCCT AVX LINPACKでほとんど温度差は無かったのですが、少なくとも私の環境だとi5-2500Kでは10℃以上OCCTの方が熱くなります。
その割に耐久テストの厳しさはPrime95カスタム設定の方が上というのはよく分かりませんが…。

True Black 120では力不足という状況で どうせ買うならツインタワー、しかしサブマシン用なので出来るだけ予算を抑えたいと言う事で以下の3つの候補から選択しました。
・Thermaltake Frio Extreme Silent 14 Dual
・REEVEN OKEANOS
・RAIJINTEK NEMESIS

毎度の事ですが、瀬文茶氏のレビューを参考に選定しました。
上記を全て (正確にはFrioはSilent 14 Dualではない前型) を網羅してあるのは流石です。

冷却性能的には大きな差は無さそうなので、サブマシンのケース550Dへの干渉なども考え、メモリ側ファンが12cm・ファンが2個とも上下ずらし設置が可能・高さが163mmで収まる、というOKEANOSを今回は選択しました。



OKEANOS_001.jpg
製品箱です。
NH-D14やR1 Ultimateに比べるとかなりコンパクトです。


OKEANOS_002.jpg
初めから日本語も印刷されていますが、中国語が書かれていないのは結構珍しい気がします。
Made in ChinaではなくMade in Taiwanなのも結構珍しいと思います。


OKEANOS_003.jpg
公式ページではLGA775に対応しておりませんとわざわざ赤文字で書いてありますが、製品箱では思いっきりLGA775対応になっています。


OKEANOS_004.jpg
箱を開けてみるとこんな感じにギリギリで収まっていました。


OKEANOS_005.jpg
全内容物です。
ちなみにマニュアルには英語と日本語が書かれていますが、中国語は書かれていません。


OKEANOS_006.jpg
ヒートシンク本体です。
フィン部はニッケルメッキ処理はされていませんが、上部のヘアライン処理などもあり個人的には十分綺麗な製品だと思います。


OKEANOS_007.jpg
ヒートパイプは6本ですが、真ん中の2本だけ8mm太のタイプです。


OKEANOS_008.jpg
吸排気側が同じ形のヒートシンクです。
タワー部は前後の厚みが結構薄い印象です。


OKEANOS_009.jpg
ベース部はほんの少し中心がもっこりしているようです。
R1 Ultimateとは違いメッキ型ですが、綺麗に処理されています。
ベース部とヒートパイプはロウ付けされているのが分かります。


OKEANOS_010.jpg
ベース部は上から見るとこのように深い溝があります。
リテンションのブリッジ部がここに填まるため、ずれなく設置出来ます。


OKEANOS_011.jpg
OKEANOS_012.jpg
付属している12cmと14cmファンです。
どちらもリブ無しで最低約300rpm~のPWMファンです。
12cmファンは最高約1,800rpm・14cmファンは最高約1,700rpmですが、付属のSpeed Switch Adapterを使用すると1,200rpmと1,100rpmに抑えられるようです。


OKEANOS_013.jpg
バックプレートはNEMESISと違い金属製なので安っぽさはありません。
支柱になるピンには ずれ防止のポッチが付いています。
なお上記でも書きましたが、公式ページでは非対応と明記されているLGA775用の穴もちゃんとあり、写真には写っていませんがLGA775用のバックプレート用スペーサーも付属していました。


OKEANOS_014.jpg
シリコンワッシャーでこのように止めます。
このワッシャーはピンに対してきつめになっているので、この状態でバックプレートに対してきっちり固定されています。
どんな角度にしてもバックプレートから勝手にピンが抜けたりしないので、作業性はかなりいいです。


OKEANOS_015.jpg
支柱ピンを止めるナットです。
他の高級メーカーのように上からプラスドライバーで締められるような袋加工はされていませんが、裏側に緩み留め加工がされているのが好印象です。
ミニ六角レンチが付属しているので、別途用意する必要はありません。


OKEANOS_016.jpg
リテンション上部のパーツです。
剛性を上げるための厚さと折り曲げ加工がされています。


OKEANOS_017.jpg
リテンションをP8Z68-V PRO/GEN3に組み込んだところです。
True Black 120用のVenomous BTKよりは気持ちすんなり入りましたが、やはりマザーボードのヒートシンクとは接触している状態です。


OKEANOS_018.jpg
ヒートシンクを設置した状態です。
ブリッジ部のネジは締め込んだところかなり強力に設置され、手でヒートシンクを動かそうとしても全く動かないレベルに圧着されています。


OKEANOS_019.jpg
ファンを取り付けた状態です。
今回はマザーボードを550Dに装着したままの交換だったため、メモリのクリアランス写真は撮っていません。
まぁメモリ側のファンはNH-D14と同じく12cmファンで、更にSilver ArrowやFrio Extremeなどと違ってファンの位置を上下にずらす事が可能なので、相当大型なヒートシンク付きメモリでもない限り干渉を気にする必要はありません



OCCT_2500K_TrueBlack120.jpg
交換前のTrue Black 120でのOCCT AVX LINPACKです。
室温23℃です。
#2コアの87℃はギリギリで真夏はかなり厳しい感じです。
というか#0コアとの差が14℃ってかなり外れCPUの模様です…。
この後True Black 120を外しましたが、もちろんグリスの塗り具合は問題なさそうな感じでした。


OCCT_2500K_OKEANOS.jpg
OKEANOSでの結果です。
同じく室温23℃です。
問題の#2コアですが、なんと12℃も下がっています
True Black 120は確かにもう今では古いクーラーですが、当時ハイエンドだったこのクーラーに対して-12℃は素晴らしい性能だと思います。
ちなみに上記SSでも分かると思いますが、OKEANOSのファン速度は上限70% (12cmファンが約1,500rpm) に抑えてある状態での話です。

※追記
上記のTrue Black 120は購入後6年ほど経ったブツなので、経年劣化の疑いもありました。
OKEANOS購入により浮いたので再び実験機のE8500@3.8GHzに装着してみましたが、それまでE8500に付けていた購入後2年半のETS-T40-TAとの比較で-14℃な最高56℃までしか上がりませんでした。
よって上記の比較に使用したTrue Black 120は、現在でも特に性能的な劣化は無い状態だと思われます。



購入前は瀬文茶氏のレビューでヒートパイプと放熱フィンのロウ付けがされていない とあったので一抹の不安はありましたが、重要なヒートパイプとベース部のロウ付けはされており、実際に使用しても非常に強力な冷却性能を持っている事が分かりました。

付属のファンは12cm・14cm共に最高回転数は結構高めで100%で回すとかなりの騒音を出しますが、付属のSSAを挟んだりマザーボードからPWM制御をする事により抑える事が出来ます。
最低回転数が300rpm~と低めであり、私はSSA無しで直付けですがPWM制御をしてみた結果かなりリニアに制御出来るため自由度も高いです。
37~70%制御をした場合、私の個体では12cmファンが837~1569rpm、14cmファンが797~1418rpmといった感じです。
組み込んだ状態でしか回していないので軸音が全く無いとは言えませんが、とりあえず私の環境では不快なノイズもありません。

バックプレートを含むリテンション部の作りも優秀で、ナットに袋処理がされていないための見栄えが少し欠けているだけで他の不満点はありません。
ベース部の窪みときっちり填まるブリッジ部の作りを見ても、1万円を超えるThermalright SilverArrowシリーズより優秀なリテンションでしょう。

ヒートシンク本体はフィンのニッケルメッキはされていませんが、ヒートパイプはきちんとニッケルメッキ処理されており、フィンの最上段もヒートパイプの端が見えないような作りになっていて特に安っぽさは感じられません。

ここまでほぼ良い事ずくめですが、一つだけ大きな欠点があるので書いておきます。
このOKEANOS、とにかく真ん中の14cmファンが異常に取り付けにくいです。
マザーボードの第一スロットとの干渉を避けるためなのか、ファンクリップに取っ手がないのも一つの原因ではあります。
そのためケースに組み込んだままの状態で14cmファンを取り付けようと思うと特に右側 (ケース上部側) が異様に手間取ります。
今回のOKEANOS取り付け時間 (写真撮影時間含む) の半分以上がこの14cmファンの取り付け作業だったりします。
イライラして無理やり作業すると間違いなく手を切る事になるので注意が必要です。
私は2度ほど冷やっとしたので、ずらすために付け直した時は手袋装着+ラジオペンチ併用で作業しました。
OKEANOS ファンの取り付け方 : Reeven
わざわざ公式ページにファン取り付けの動画が載っていますが、正直手品を見ているような気分になります。

12cmファンの方は手前側に空間があったためかそれほど苦労せず取り付け出来ましたが、5インチベイに色々詰め込んで余裕がないケースの場合はやはり厳しいかもしれません。
ファンクリップは3セットとも全て同形状で取っ手無しなので、狭い空間でファン脱着する場合は覚悟した方がいいです。
ちなみに瀬文茶氏のレビューにあるように12cmファンはヒートシンクとずれた設置も出来てしまいますが、設置状態のままファンを持ってちょっと力を入れてやれば簡単に修正出来るので個人的にはあまり欠点とは感じませんでした。


このように目立つ欠点はとにかく14cmファンが取り付けにくいという部分だけです。
価格・冷却性能・リテンションの品質・2個のPWMファンの品質・ケースとメモリとマザーボードへの干渉問題など、他の要素は全て優秀だと思います。
個人的には1万円以下のツインタワー型としてはこれしかないというくらい気に入りましたが、ファンクリップが変更されない限り14cmファン取り付け問題は付いてまわるので、その覚悟が出来る方のみにお勧めしておきます。
あと私の購入した個体では多分LGA775対応ですが、公式ページの注意書きからしてもロットにより非対応に変更されてる可能性があるので、LGA775用で考えている方は注意が必要かと思われます。


  
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