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CROSSHAIR VIII HERO

CROSSHAIR VIII HERO (WI-FI) の雑感

C8H_004.jpg

3900Xについての言いたい事は大体書き終えたので、今回はCROSSHAIR VIII HEROの事を書いてみます。
購入後約2ヶ月使用してきての雑感です。

・ドライブの認識順序がおかしい
一つ目からあれですが、SATAドライブを5台以上使用する人は必ず遭遇する不具合なので注意が必要です。

C8H_040.jpg

まず組み立てた後電源を入れた時の画面です。
SSDを1~3・HDDを5~6に繋げた状態です。
これがUEFIだけの問題なら気にしなければいいんですが、なんとWindows上でもこの順番通りの認識順序になるのでインストール時やCrystalDiskInfoとかでの表示順序がおかしくなってしまいます



C8H_041.jpg

試しにBIOS 1001に落として、HDDのポートも変更してみたところです。
BIOSバージョンは全く関係ありませんでした。
1枚目の写真と合わせて大体の認識動作の予想が出来ました。
8つのSATAポートは、8 7 6 5 1 2 3 4の順番で認識するようです。



C8H_042.jpg

予想通りの順番で間違いありませんでした。



C8H_043.jpg

とりあえず各ドライブのドライブレターを考慮してこの順番にしました。
上でも書いたように、WindowsやCrystalDiskInfoではこの順序で認識します。
ドライブが4台までならポート1~4で普通に繋げられますが、追加ドライブをポート5~8に繋げた途端先頭に来るので注意が必要です。



・USB BIOS FlashBackでの注意
最近は他社も同じ機能を積んでいますが、この機能の本家はASUSです。
8年以上前に発売された私の前環境のマザーボード RAMPAGE IV FORMULAにも搭載されていました。
非常に便利な機能でBIOSアップデートの自由度を飛躍的に向上させます。
基本的にこの機能を積んでいないASUSマザーボードは購入対象にしないことにしています。

当然このC8Hにも搭載されていますが、今回1201と1001の比較のために使用していた時にトラブルがありました。
指定のUSBコネクタに挿してUSB BIOS FlashBackボタンを押しても始まらない事があったのです。
まさかの不良だと面倒だなと思いつつ色々弄ってみて解決出来ました。

C8H_044.jpg

このUSB power delivery in Soft Off state (S5)をEnabledにしておかないとUSB BIOS FlashBackが出来ません
もうちょっと具体的に説明すると、この項目をDisabledにすると電源オフ (S5) 時にUSBコネクタにUSBメモリを挿しても認識しません。
そのためUSB BIOS FlashBackボタンを押しても始まらないという訳です。
Enabledだと電源オフ (S5) 状態で指定USBコネクタにUSBメモリを挿すと認識動作をし (アクセスランプ付きUSBメモリだと分かりやすい) 、その後USB BIOS FlashBackボタンを押す事でBIOSアップデートが始まります。

R4FやC6Hにはこの設定項目は無かったと思うのでこのような問題は起きませんでした。
柄にもなく省電力を意識したのが間違いだったようです。



・Bus Clock 100MHz
サブマシンで使用しているC6Hでの細かい不満の一つにBus Clock 99.8MHz問題があります。
どうもSpread SpectrumをDisabledにすればきちんと100MHzになるようですが、その項目がUEFIにありませんでした。

C8H_045.jpg

C8HではExtreme Tweaker → Tweaker's Paradiseの先頭にSB Clock Spread Spectrumの項目があり、ここをDisabledにすることでBus Clockを100MHz表示にする事が可能です。
私のように気になる方にはC8Hはお勧めです。



・PCIEx16の動作
某ROGスレで気になる発言があったので検証してみました。
PCIEx16_1とPCIEx16_2ですが、(0,16)動作が出来るという発言です。
これが出来るならビデオカード下段装着がメインストリーム系でもペナルティ無しで可能になるので、私的にはHEDT系の必要性がほぼ無くなる事になります。

C8H_046.jpg

そんな美味い話はありませんでした。
ご覧の通りPCIEx16_1に何も挿さなくてもPCIEx16_2はx8モードになります。
言い換えるとPCIEx16_2の最大レーン数は8だという事です。
余談ですが、もしPCIEx16_2にx16モードでビデオカードを挿せても、このC8HではSB X-Fi Titanium FCSを挿す場所が無くなってしまうので新たな悩みが出来てしまうだけだったのかもしれません。



・チップセットファン
X570が一部の人間に嫌われている原因としてチップセットファンが標準装備という事があります。
昔Pnetium III辺りの時代だとわざわざ自分でマザーボードのチップセットヒートシンクを山洋のチップセットファンに付け替えていたような私ですが、確かにここ10年以上チップセットファンには縁がありませんでした。
1年以内にマザーを換えていた当時と違って今は長期間同じマザーを使用するようになった事もあり、ちょっと調べてみました。
チップセット温度とファンの回転数はどちらもHWiNFO読みです。

・温度によって速度は自動調整されており、ユーザーによる速度調整は出来ない
・チップセットが56℃台までは約400rpm以下だが57℃台になると1200rpmくらいまでぐっと上がる
・今のところ最大61.5℃で2770rpmを確認している
・私の環境ではファンの音が気になった事はない


多分ターゲット温度を60℃という感じで設定されているのではないかと感じます。
私には2770rpmでも全く気になりませんでしたが、まぁ60℃を越える状況というのは何かしらの負荷が掛かっている状態なので他のファンの回転数も上がっていますからね。

ちなみにファンの場所がビデオカードの真下なので、ずらした場所にファンが付いているマザーの信者が掲示板などで窒息と貶してたのをよく見かけました。
しかし私の環境ではビデオカードのストレステストなどをしても、今のところ62℃以上の温度は見た事がないので実用上の問題はありません。
そもそも蓋をしてしまうタイプのビデオカードは外排気のリファレンスタイプだけの話で、一般的な各メーカーオリジナルファンの内排気系ビデオカードでは隙間が空く作りになっているので心配する必要はありません
TechPowerUpのビデオカードレビューなどでPCI-E端子側からの写真を見れば分かります。

上記のように音や温度の問題は感じませんがやはり可動物は故障の温床になりがちなので、このファンがどれくらいの期間保つかは未知数として注意すべきかもしれません。



・VRM温度
最近のマザーボードの評価で電源部の出来が重視されているようです。
その一つの指標としてVRM温度があります。
サブマシンで使用しているC6HはX370としては結構上位の電源部でしたが、NH-D14装着の2700Xのフルロードで最高65℃程度まで上がっていました。

C8H_047.jpg

参考として3900X + C8HのHWiNFOのSSを載せておきます。
これはOCCT データセット(小) AVX2の設定で、現在のOCCTで一番CPU負荷が高いテストの最中です。
室温24.5℃でした。

実用時にはあり得ない超負荷なので3900Xが173Wも消費しておりクーラーがNH-D15Sでも86.5℃を記録している最中ですが、VRM温度はなんと36℃です。
というか、実は40℃を越えているのを見た事がありません
確かにVRM温度には有利な大型空冷クーラーを使用していますが、C6Hと比べてあまりにも発熱しないVRM部に驚愕しました。
電源部だけで言うとこれRyzen Threadripperの32コアまでは耐えられるレベルなんじゃないの? と考えてしまう位の強力な仕様です。



・ファン端子8個は便利
上記のHWiNFOのSSでも分かるようにファン端子8個を全て使用しています。
ASUSのファン制御はR3Fの頃からかなり良くなってきた感じで、Z97辺りのFan Xpert 3からはUEFIでも更に細かい制御が出来るようになりました。
C8HでもUEFIからチップセットファン以外の8個のファン端子は全て自由に弄れます。
UEFIでの設定中でもリアルタイムで回転数を変化させられるので、異音が出たファンの特定などでも効果を発揮します。
ちなみにNH-D15Sに追加したNF-A12x25 PWMは本当にいい出来で、CPUファンだけを100%回転させても軸音や鳴きなどはなくモーター音も殆ど感じない素晴らしいファンです。
大きな風量の割に耳障りな高音部が一切無い風音だけなので、特に神経質な方以外100%まで使用可能だと思います。



・ARMOURY CRATE
Z370の辺りからASUSマザーのUEFIに「Download & Install ARMOURY CRATE app」の項目があります。
これはASUSマザー用のソフトを自動インストールする機能のようですが、デフォルトだとEnabledになっていてWindows起動後にポップアップダイアログが表示されるようです。
個人的にはこの項目は即Disabledを推奨します。
なおLED制御ソフトのASUS AURAは単体でインストール可能なので、私も単体版をインストールしています。

Aura Sync software, plus wallpaper
上記リンクからダウンロード可能です。
3バージョン置いてありますが、私はBIOS 1001使用で1.07.71をインストールして問題なく使用出来ています。
BIOS 1201にアップデートするとなにやらASUS AURA絡みのアップデート表示もされるので、1.07.79は最新BIOS用の可能性もあるので避けました。



・APUの事は考えていないマザー
厳密にはAPUを搭載して稼働する事は可能ですが、背面インターフェースを見て分かる通り内蔵ビデオ出力は出来ません。
ちなみにC6Hでも内蔵ビデオ出力端子は省かれていました。
伝統的にCROSSHAIRシリーズを使う人はディスクリートGPUを使用するとASUSに定義されているようです。



いつもの習慣でROGの一般モデルであるHEROを選択しましたが、基本的には安定性もあり多機能で良いマザーです。
記事先頭で書いたのドライブ認識順序だけは直して欲しいところですが…。
一応目立つ不具合はこのドライブ順序だけだと思います。

購入時記事のコメントでも言われた通りC8Hは「無駄に高いマザー」と言われてしまう部分もあるかもしれません。
ASUSのX570はATX物は一通り調べましたが、実際問題ROG Strix X570-E GamingはC8Hとあまり変わらないレベルの仕様になっています。
USB BIOS FlashBackが付いてなくSATAポートが基板上向きというあまりにも安っぽいTUF GAMINGシリーズはさすがに遠慮したいですが、今回のSTRIXシリーズは悪くないと思います。
それでも細かい部分の不満点は積み重なっていくので、C8Hを選択した事に全く後悔はありません。
上記以外でもQ-Connectorが付いていたり、背面インターフェース部にClear CMOSボタンが付いていたりと色々使いやすくなっています。
特にClear CMOSボタンはメモリを弄る人には必須レベルと感じました。

個人的には機能的な不満点はただ1つ、R4FにはあったデュアルBIOS機能が無い事です。
まぁこれは今のASUSマザーだとAMD用マザーでは存在しないAPEX用の機能になってしまっているようですが。
AMD用BIOSはAGESAバージョン毎の変化が大きいので、安定して使用出来ているBIOS環境に即戻れる状態で新BIOSを試したいんですけどね。

軽く調べてみた感じX570だとGIGABYTEのAURUS PROとMASTERとXTREMEにはデュアルBIOS機能が付いているようです。
ただ相変わらずのリビジョン商法で、rev1.1には1.0に付いていないThunderbolt用コネクタが付いていたりと旧リビジョンを買った人間を馬鹿にしてるかのようなやり方です。
PROは2万半ば、MASTERはC8Hとほぼ同じ4万半ば、EXTREMEに至っては約9万というX570としては超高価格でこのリビジョン商法をやられるとさすがにやってられない人が殆どだと思われます。
そもそも通販だとrev1.1を狙って買う方法は無さそうな気も…リビジョン商法というかマザーボードガチャというか。

昔はASUSにもAsrockにもデュアルBIOSマザーが存在していたのに残念です。



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