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X570でSATA接続したSSDの速度が遅い

何故かほとんど情報が出回っていませんが、X570のSATAにSSDを接続するとSSDの全力性能は出せません。
プチフリーズやSLCキャシュ切れ後の大幅速度低下などでなければSSD速度の体感差など普通感じられないので、私も購入後しばらく気付きませんでした。

まずは比較対象としてX79のR4F時代に計測した結果です。

CDM7_001.jpg
Ultra3D_2TB_006.jpg

昨年11月にSanDisk Ultra 3D SSD 2TBを購入したときに計測した結果です。



CT512M550SSD1_009.jpg
CT750MX300SSD1_005.jpg
Ultra3D_2TB_013.jpg

先日NVMe M.2のPG3VNFの購入前に計測した結果です。


上記X570の結果はSATAのドライバはMS標準ドライバでの結果です。
以前テストでWin7用のAMD SATAドライバを強引にインストールした時の結果も載せておきます。

CT512M550SSD1_010.jpg Ultra3D_2TB_014.jpg

この時はMX300の計測はしていません。
MS標準ドライバと比べ一部かなりの差が出る結果です。



上記結果から考察してみます。

・X570のSATAはIOPSが低い
一般的にSSDメーカーが提示するランダム性能はIOPSで、CrystalDiskMark 7.0.0では赤線を入れてあるRND4K Q32T16の項目で計測されます。
X79のR4FではIRSTドライバ使用時にはきちんと性能が出ていました。
ところがX570のC8Hでは上記SSのように、どのSSDでもドライバでもRND4K Q32T16のリードは240MB/s前後・ライトは190MB/s強しか出ません
X79時の計測結果のように、例えばリードは400MB/s前後出ると大体メーカー公称値に近いIOPSになります。
RyzenだとIOPSが出ない…ということはなく、NVMeなPG3VNFではリード2884MB/s・ライト3171MB/s出ていたのでSATA接続という部分に問題があると思われます。

ついでに、IOPS問題に隠れていますが実はシーケンシャル速度もちょっと落ちてる感じです。

・SSDとドライバによる相性
これはX570は直接関係なくAMDには全く責任がない話ですが、上記結果で一目瞭然のようにCrucial SSDはドライバによる変動が少なめ・SanDisk SSDはドライバによる変動がかなり大きいという結果です。
Crucial M550では全体的にAMDドライバの方が速度が出ている感じですが、SanDisk Ultra 3D SSDではシーケンシャルはAMDドライバ・ランダムはMS標準ドライバとはっきり分かれる状態です。

上記の様にSanDisk Ultra 3D SSD + AMDドライバでのRND4K Q1T1の酷さはかなりのものですが、密かにX79時のIRSTドライバ使用時と近い傾向で、いつからかは知りませんがUltra 3D SSDはMS標準ドライバ用に特化したチューニングがされている感じです。
そういう意味では、SanDisk (WDも含む) よりドライバを問わない汎用度の高いCrucialの方がファームのアルゴリズムは優れていると思います。

Ultra 3D SSD購入時にRND4K Q1T1のライトの遅さに呆れていたのですが、特定ドライバ特化型な感じのファームのせいもあったようです。
上記結果からもわかるように、X570 + MSドライバだとM550よりRND4K Q1T1の数値は上になっています。
まぁMSドライバを使用しても発売時 (2017年) 辺りの他サイトのベンチ結果のように130MB/s前後とかには全く届かないので、何らかの仕様劣化があったとは思いますが。



最初はC8HのBIOSに問題があるのかと疑いましたが、ある程度熟れているはずの1001でも1302でも変わらないので悩んでいました。
そんな時ふと見ていた5chのSanDisk SSDスレで似たような現象に悩んでいる人の書き込みで、これはX570のバグ仕様であると確信出来ました。

ちなみにC8HはSATAが8ポートありますが、M.2使用状態により排他になるとかはなく常に全ポート使用可能で、基本的にどのポートでも速度は変わらないと思います。
実際に上記ベンチは3つのSSDを1・3・4・5・8のいずれかに繋いで計測していますが、どこに繋いでもRND4K Q32T16は酷い状態でした。

発売後1年経ってもほとんど情報がないというのが不自然な気もしますが、X570というメインストリーム帯では高価なマザーを買う人間はNVMe接続のSSDを使うのが当たり前ということでしょうか…。
あるいは私自身も陥ってたように、そもそもカタログ上のIOPSは理論値であり通常使用時にはランダム = RND4K Q1T1の性能しか使われないため、体感差が全く無く気付かなかったという人が殆どだということかもしれません。

まぁ後は掲示板などで問題提起されても、一部の偏った考えの方たちが「NVMeを使わないお前が悪い」という論調にすり替えていく感じだった可能性もあります。
Ryzenスレなどを見ても信者とアンチでくだらない煽り合いをしているだけで、少しでもRyzen関係のネガティブな書き込みがあると事実であっても即アンチ扱いされまともな考察など全く見ることが出来ないのが非常に残念です。
掲示板やSNSなどでマウント合戦している昨今の風潮を見ると、頭のおかしい人と言うかネットでストレス発散する人に匿名ネット書き込みをさせるべきではないとつくづく感じます。



※追記
比較対象としてサブマシンのC6H (X370) + 2700Xで、システムドライブとして使用しているCrucial MX200の計測結果も載せておきます。

CT250MX200SSD1_007.jpg

ご覧の通り普通に速度が出ますね。
X570とは4K Q32T16の数値が明らかに違います。
4K Q1T1のライトは旧環境のP8Z68-V PRO/GEN3 (Z68) + 2500K時代と比べれば結構落ちてはいますが、その他はそれほど大きな差はない感じです。



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Comment
203
X370+サムスンの840 Pro 256GB(公称ランダムIOPSが4KQ32時に読み込み10万書き込み9万IOPS)でテストしたところ
読み込み9.7万/書き込み9万IOPSでほぼほぼスペック通りかつネットに転がってるIntel環境のベンチと似たり寄ったりのスコアだったので
X570だけが遅いのでしょうか…

204
私もサブマシンのC6Hで計測してみました。
X370では特に問題なさそうですね。
X470等の他のチップセットマザーは持っていないので不明ですが、Zen2のI/Oダイ流用のX570だけ出自が違うのでそのせいなのかもしれません。

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