HDD
Western Digital WD Blue WD80EAZZ

メインマシンで使用中のWD80EFAXの調子が悪くなったので、代替え機としてWestern Digital WD Blue WD80EAZZを購入しました。

製品箱表面です。

製品箱裏面です。

箱の中には保証書とプチプチにくるまれたHDD本体が入っています。

HDD本体です。
普通の空気HDDなので特に変わった形はしていません。

HDD裏面です。
本稼働前にフルテストなどをするため、まずは実験機のRampage IV Formulaに接続してみました。

CrystalDiskInfoです。
CMR HDDなので対応機能にTRIMはありません。
事前にこのHDDを調べていた時に、最近のモデルにしては珍しくIntelliParkを停止出来るとなっていたので試してみました。
いつものように使用ソフトはWDIDLE3 for Windowsです。

実験機なので細かいドライブがゴチャゴチャ付いていますが、PhysicaIDrive 4が今回のWD80EAZZです。
デフォルトでは8秒でIntelliParkが効くようになっています。

/dコマンドで停止させ、/rコマンドで確認した所です。
この後一旦電源オフにした後起動させると完了です。
無駄なヘッド退避を止めたところでフルテストをしました。

いつものDLGDlAG for Windowsを使用しましたが、実はこれはもう更新終了との事でとりあえずは最終版の1.37を使っています。
今はまだCMR HDDには普通に使えていますが、いつか使えなくなってしまうんでしょうか…。

EXTENDED TESTとFULL ERASEを実行した結果です。
3分50秒の差があるので、WD REDのWD80EFAXよりディスクの回転安定性は劣るのかもしれません。
テストは無事完了したので、メインマシンに接続しました。

CrystalDiskMarkです。
一般的なテストサイズ1GBです。
5640rpmという中途半端な回転数のHDDですがWD80EFAXより速いです。


テストサイズが最低の16BMと最大の64GBでの結果です。

USB HDD化したWD80EFAXから必要分のデータを全コピーしました。
USB 3.0接続なので両方のHDDの全力を出せていたと思いますが、約2.4TBのコピーでベリファイも掛けた所9時間位掛かってしまいました。
ちなみにこのエラー2つは、コピー中にWindows Defenderがウイルス判定をして除けてしまったためです。
昔SP+メーカーというソフトでXPの環境保全のために落としておいたファイルですが、マイクロソフトのサーバーから落としたファイルがウイルス判定されているのにはちょっと笑いました。

データ移行が終わった後のベンチです。
ちょうど1/3使用した状態ですが、それほど大きくは落ちていませんね。
簡単に雑感などを書いてみます。
・速度は普通
上記のベンチでも分かるように、ある意味普通の速度です。
同じ8TBのWD80EFAXから交換しても、体感差的には良くも悪くも変わりません。
WD80EFAXの前に使っていたWD30EFRXは小容量なこともありかなり体感速度が遅かったんですが、8TBクラスなら7200rpm HDDでなくても速度的な不満はなさそうです。
・温度
温度はメインマシンで32℃位という感じです。
緩くですがケースのフロントファンとHDDケージファンの風がある状態です。
なお実験機でフルテスト中、夜中にエアコンを切ったところ室温30℃で最高41℃まで上がっていました。
実験機でも一応ファンの風はある状態です。
・作動音
私の環境ではケースファンが複数あるためか、全く意識するような音は聞こえません。
ヘリウムHDDのST12000VN0008のような独特の起動音もないため、うちでは音に関する問題は無いです。
フルテストのEXTENDED TESTとFULL ERASEで時間差がちょっとあったので、WD RED系よりは回転安定性に欠けているのかもしれませんが、他には全く気になる点もないHDDです。
実はSMRのWD60EZAZは長期使用していたところ速度低下状態になってしまったので、やはりCMRの方が安定性が上なのは間違いありません。
あと上でも書いていますが、このWD80EAZZは邪魔なIntelliParkを止められるのもメリットの一つです。
SSDの価格帯下落に対しHDDは普通に円安の影響でちょっと上がってしまいましたが、8TB以上になるとSSDはあまり現実的な価格ではなくなる事もありまだまだHDDの必要性はあります。
そんな中8TBのCMR HDDで価格帯も比較的低めのWD80EAZZは、迷ったらこれにしろ的な定番HDDと言えると思います。
ちょっと余談ですが、いつの間にかAcronis True Image for Western Digitalが期間限定版にされているようなニュアンスが気になります。
WD 製品のソフトウェア、ファームウェア、およびドライバー
一応5年ライセンスと長めにはなっていますが、2023年12月31日までにインストールして使い始めないと使用出来ないという事でしょうか?。
このソフトが使える事もWD HDDの魅力の一つだったんですが、今後どうなるのかちょっと注意が必要のようです。
ここからはおまけです。
調子の悪くなったWD80EFAXというのはこの状態です。


先日ビデオカードを4080 GAMING OCに交換したのですが、その後妙にWindowsの動きがおかしくなり調べた所WD80EFAXのせいだと判明しました。
ご覧の通りディスクやヘッドのエラーは無くCRCエラーのみなので、ケーブル周りの問題だと思ったんですが…。
実はこのWD80EFAX、最初に使用していたサブ兼ファイルサーバーマシンでもCRCエラーを起こしていました。
その時はケーブルを挿し直したり交換したりで落ち着くまでにちょっと手間取りました。
メインマシンに移動した時は一発でエラーなしだったのでケーブルのせいかなと思っていました。
今回上記の様に4080 GAMING OCにビデオカード交換をした時、あまりの大きさのためHDDケージ周りも弄る羽目になりました。
当然この妙にCRCエラーの出やすいWD80EFAXには注意していたので、ケーブルの緩みがないかもチェックしました。
しかしちょっと触ってしまったのが仇となったようで、ご覧の通りです。
それからは一回外してコネクタ周りの清掃や接点復活剤を塗ったりと色々対策しましたが、一向にCRCエラーが収まりません。
諦めて今回のWD80EAZZ購入となった訳です。
データコピーのためUSB HDDケースに接続した時も最初はCRCエラーが出てしまったので、一回ケースをバラしケーブルを出来るだけ真っ直ぐ状態にして蓋を閉めない状態にするとなんとかエラー無し状態に出来ました。
この状態でとりあえず9時間掛けてコピーしました。
まぁここまでの顛末で分かると思いますが、私のWD80EFAXはコネクタ周りに接触不良の不具合がある状態です。
最初は相性の類かと思っていましたが、サブマシンでケーブル2本・メインマシンでも2本・USB HDDのケーブルもという感じで合計5本のケーブルで問題が起き、そのケーブルは全て他のHDDでエラー無しで使えています。
この接触不良は挿しが甘かったとかという問題ではなく、角度とかそういう類のものなのでちょっとでもケーブルに触れてしまうとエラーが出るようになったりします。
SATAを使い始めてから20年以上経っていますが、このようなトラブルは初めてでちょっと疲れました。
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